WiMAXは、持ち運び可能な小型端末から「Wi-Fi」を飛ばし、スマホやPCなどでインターネットに接続出来るサービスです。
「Broad WiMAX」をお使いの方の中で、通信速度に不満を持ってる方もいるかもしれません。
そこで今回はBroad WiMAXでもっとインターネットを快適に楽しむために、以下の内容でお伝えしていくのでぜひ参考にしてくださいね。
- Broad WiMAXの通信速度は遅い?速い?
- Broad WiMAXの通信速度が遅くなる原因は?
- 通信速度の改善方法
- Broad WiMAXの通信が遅いときにできる対処法
- おすすめのネット回線
この記事の目次
①Broad WiMAXの通信速度は遅い?速い?
WiMAXは、Braod WiMAX以外にも「GMOとくとくBB・So-net・@nifty」なといったプロバイダ名が付いたWiMAXがあります。
そして、Broad WiMAXもその他どのプロバイダのWiMAXも通信速度や繋がりやすさといった通信品質は同じです。
なぜなら、WiMAXは全て「UQコミュニケーションズ」が提供しているインターネット通信サービスだからです。
Broad WiMAXは、UQコミュニケーションズのネット回線を使い、ブランド名を「Broad WiMAX」と名付けたWiMAXサービスの一つという事なのです。
Broad WiMAXのロゴには「powered by UQ WiMAX」と書かれています。
日本語で「UQ WiMAXによる動作」または「UQ WiMAX搭載」となり「UQ WiMAXの回線を使用しています」という事を表します。
これはその他のプロバイダのWiMAXでも同様です。
1.1 WiMAX回線の速度は速い
WiMAXの最新機種での下りの最大速度は「1.2Gbps」となっています。
1.2Gbpsで通信するには
- ハイスピードエリアプラスモード
- ハイパフォーマンスモードおよび4×4MIMOオン
両方に設定したうえで、対応のエリアであることが条件です。
有線のネット光回線の多くが最大速度「1Gbps」で提供されていることを考えると、無線でこの速度は大変速いことが分かります。
1.2Gbpsでの通信は条件が揃わないとできませんので、通常は「440Mbps」「220Mbps」が最大速度と考えておくと良いでしょう。
WiMAXは通常時の速度でも、ADSL(最大50Mbps)や固定回線のVDSL方式(100Mbps)と比べ数倍速いのです。
1.2最大速度が変わる理由は?
WiMAXは「使用する端末とエリア」などでも得られる最大速度は違います。
WiMAX端末ごとの最大速度 | |
440Mbpsで通信可能な端末
(一部の地域は220Mbps) |
■ポータブル端末
W05 W04 WX05 WX04 WX03 ■ホームルーター HOME01 L02 L01/L01s |
220Mbpsで通信可能な端末
(一部の地域では110Mbps) |
■ポータブル端末
WX02 WX01 W02 W01 |
370Mbpsで通信可能な端末
(ハイスピードエリアプラスモード時|一部地域のみ) |
■ポータブル端末
W03 |
通信速度は、最大440Mbpsの地域と220Mbpsの地域がありますが、440Mbpsで通信が可能なエリアは年々拡大しています。
WiMAXの通信基地局は全国に3万局以上あり、基地局に近いほうが速度が速く、基地局と離れれば離れるほど電波が弱くなり速度は遅くなります。
自分の住んでいる地域が対応エリアかどうかは、UQコミュニケーションズのサービスエリアマップで調べる事ができます。
さらに詳しい電波状況を知りたい場合は、基地局の位置を確認するのが有効です。
基地局の場所は公式には公表されていませんので、塔マップというサイトを参考にすると良いでしょう。
②WiMAXの通信速度が遅くなる原因は?
次に通信速度が遅くなる主な理由を解説します。
2.1回線の電波が弱いエリアでの利用
地域ごとのWiMAXの電波の強弱をピンポイントエリア判定で確認してみましょう。
ピンポイントエリア判定が「○」の場合は、電波が強く利用可能な地域です。
ピンポイントエリア判定が「△」の場合は、電波が弱めのエリアなので利用には注意が必要です。
WiMAXは、契約前に自分で電波状況を調べたうえで申込みをしないと失敗する可能性があります。
2.2 遮蔽物に弱い特性がある
Broad WiMAXで使われる電波の周波数帯は「2.5GHz」です。
これはスマホで使われている電波の「700~900MHz」に比べるとかなり高い周波数帯になります。
電波は障害物がなければ直進し障害物があると回り込む特性がありますが、低周波数帯になるほどこの特性が強く、高周波数帯になるほど弱くなります。
- 低周波数帯:障害物をよける事が出来る
- 高周波数帯:障害物に弱い
WiMAXは高周波数帯なので障害物を回り込むのが苦手です。
壁の厚い家や基地局との間に山やビルなどの障害物があると電波が弱まり、速度低下を引き起こす原因となります。
2.3速度制限にかかっている
通常より極端に通信速度が遅いと感じた時は、通信制限にかかっている可能性があります。
Broad WiMAXには
- 月の通信速度に制限のない:ギガ放題プラン
- 月に使用できるデータ量が7GBまで:ライトプラン
の2つがあり、これらプランごとに速度制限がかかる条件と制限時の速度が異なります。
【ギガ放題プラン】
月間の使用データ量に制限はない。
3日間の通信データ量が10GBを超えると、翌日18時から翌々日2時ごろまで概ね1Mbpsに速度が制限される。
【ライトプラン】
月間に使用できるデータの上限が7GBまで。
7GBを超えると月末まで128Kbpsに速度が制限される。
また、auスマホと同じ「au 4G LTE」を利用できる「ハイスピードエリアプラスモード」というものがあります。
このモードに切り替えた場合は、どちらのプランで契約をしていても通信量が月間7GB超えると月末まで128Kbpsに速度制限されます。
そのため「ハイスピードエリアプラスモード」は、通常のWiMAX+2が通信不能な場所で一時的に利用するだけにしましょう。
2.4古い機種を使っている
WiMAXの最大下り速度440Mbpsですが、これに対応していない古い機種もあります。
WX03以前の機種は、下り最大440Mbpsに対応していません。
- W03
- WX02
- W02
- WX01
- W01
などをお使いの方は、機種変更をすると良いでしょう。
③Broad WiMAXが遅い時の対処法
WiMAXの通信速度が遅い場合の対処法を、理由ごとに紹介します。
3.1遮蔽物を避ける
WiMAXの電波は遮蔽物に弱いので、家の中で使用する際もルーターの周りにはなるべく何も置かないようにしましょう。
またガラスは電波を透過しやすいため、壁側よりは窓側にルーターを置くとより電波をキャッチできる可能性が上がります。
電波が良く入る場所とネットを使いたい場所が離れていてWi-Fiが届きずらい場合は、中間地点にWi-Fi中継機を置くという方法もあります。
3.2 USBやLANケーブルで有線接続する
パソコン等とWiMAXの端末を有線で接続すれば速度をより速く安定させることが出来ます。
有線接続は「USBケーブル」か「LANケーブル」を使った方法があります。
LANケーブルで有線接続を行うには、クレードルという付属品を別途購入する必要があります。
クレードルを未購入の方は、WiMAX端末に付属のUSBケーブルを使うと良いでしょう。
3.3 最新機種を選ぶ
WiMAXの機種は、半年~1年ぐらいの間隔で新しいモデルが発表されます。
モデルチェンジの度に、
- 電波の繋がりやすさ
- バッテリーの持ち
- 通信速度
などの機能が向上しているので、機種により使用感がだいぶ変わってきます。
最新機種のW06は、ギガ超えの下り最大1.2Gbpsで通信が可能なので、新規で契約や機種変更をする際は迷わず最新機種を選びましょう。
3.4 クレードルを使う
クレードルは有線接続が出来るだけでなく、充電台としての機能と内蔵アンテナで無線の電波を改善する役割もあります。
そのため、Wi-Fiでの通信が主なスマホなどでも利用する価値があります。
クレードルに内蔵無線が搭載されていいる機種は、NEC製のWXシリーズです。
クレードルにWiMAXを端末を設置して使用すると、端末が立った状態をキープできるので電波がキャッチしやすくなります。
また、電源を取り入れながら使用することで、パワーを強くする事も可能です。
④それでも速度が改善しない場合は?
以上の対策をとってみても速度に変化が見られない場合は、ユーザーで出来ることはもうないので以下の事を試してみて下さい。
4.1 Broad WiMAXサポートセンターに連絡
Broad WiMAXのサポートセンターに連絡をすれば、通信速度改善のための何らかのアドバイスが貰えるかもしれません。
速度制限に引っかかっている可能性や、WiMAXで通信障害が起きているなどの情報が得られます。
Broad WiMAXサポートセンター | |
電話番号 | 050-5212-7322 |
受付時間 | 11:00~18:00
(月~土) |
4.2他回線に無料で乗り換える
Broad WiMAXの通信速度に納得いかない場合は「いつでも解約サポート」を利用することをおすすめします。
いつでも解約サポートとは、Broad WiMAXの違約金0円で別のモバイル通信や光回線へ乗り換えることができるサービスです。(旧名称:ご満足保証)
このサービスの使い方は、まず以下の専用フリーダイヤルへ電話をするかWebフォームから問い合わせをします。
リンクライフが提供するその他のインターネットサービスを契約し、Broad WiMAXを解約するといった流れになります。
いつでも解約サポート連絡先 | |
電話 | 0120-187-727
11:00~18:00(月~金) |
WEB | いつでも解約サポート(ご満足保証)問い合わせフォーム |
Broad WiMAXから違約金無料で乗り換えが可能な回線は、以下の14回線です。
- SoftBank光
- auひかり
- フレッツ光
- broad光
- Yahoo!BB
- ビッグローブ光
- コミュファ光
- ピカラ光
- NURO光
- MEGAEGG
- So-net光
- Broad LTE
- ONE MOBILE
- ネクストモバイル
この中で、おすすめの乗り換え先はネクストモバイルです。
4.3ネクストモバイルをおすすめの理由
WiMAXからの乗り換え先にネクストモバイルをあげた理由を紹介します。
ネクストモバイルは、同じくモバイル端末を使ったネットサービスですが、通信可能範囲がWiMAXより広く安定しているからです。
ネクストモバイルとWiMAXの速度を比較してみましょう。
ネクストモバイルとWiMAXの通信速度比較表 |
|
ネクストモバイル | 下り最大速度:150Mbps
上り最大速度:50Mbps |
WiMAX | 下り最大速度:440Mbps
上り最大速度:30Mbps |
ネクストモバイルよりWiMAXのほうが下りの速度が倍以上あります。
そのため、どちらも基地局に近く周りに障害物もないという条件ならば、WiMAXのほうが実効速度は速い可能性があります。
それでもネクストモバイルをおすすめする理由は、ソフトバンクの電波を使ったモバイル通信サービスなので、
- WiMAXより通信可能エリアが広い
- ソフトバンク4G LTEの低周波数帯の電波を使用
- 建物内や地下でも繋がりやすい
こういった理由から、ネクストモバイルのほうが速く安定した通信が出来る可能性があるからです。
⑤上手なネット回線の選び方
最後に、Broad WiMAXの契約を迷っている方のために、Broad WiMAXをおすすめの人とそうでない人でまとめました。
ネット回線選びの参考してくださいね。
5.1 Broad WiMAXをおすすめできる人
Broad WiMAXは周辺に遮蔽物がない場所では通信速度が速いので、ピンポイントエリア判定で「○」が出た場合にはおすすめです。
基地局が家の近くあることを確認できた場合は、より快適に使用できるでしょう。
また外でもネット環境を作れるのが最大の特徴なので、外出先でインターネットが必要という方が契約するのがベストです。
Broad WiMAXの申し込みを検討している方は、以下のキャンペーンサイトで申し込み方法などを確認してくださいね。
5.2 Broad WiMAXをおすすめできない方
WiMAXのピンポイントエリア判定で「△や○~△」と出た場合はおすすめできません。
また外ではインターネットをしない方はBroad WiMAXにする必要性はありません。
家の中のみで楽しみたい方は、有線の光回線にしたほうが速度でも安定性でも納得できるでしょう。
外では使わないが回線工事をしたくない方には、ソフトバンクの電波を使ったネクストモバイルもおすすめです。
- WiMAXと使用する回線が違う
- 利用エリアに入る可能性がある
- 対応エリアが広く
- 建物内でも電波が届きやすい
ネクストモバイルの通信可能エリアは、ソフトバンクのエリアマップで確認出来ます。
現在ソフトバンクのスマホを使っている方は、ネクストモバイルの通信可能エリアの確認は不要です。
ネクストモバイルで使う電波はソフトバンクの電波と同じだからです。
ネクストモバイル入会方法やキャンペーンの内容は、以下のキャンペーンサイトで確認してくださいね。