WiMAXで通信に使用するルーターは携帯電話ほどの種類はありませんが、いくつかの機種から選ぶことができます。
現在WiMAXの機種は主に
- NEC製
- ファーウェイ製
があります。
WiMAXの機種の中でW03を取上げてスペックを解説します。
これからWiMAXを契約する方や、お使いの機種を変更したい方に必見の内容になっています。
この記事の目次
①WiMAX機種W03のスペック全まとめ
W03のスペックを表にまとめました。
W03スペック一覧表 | |
発売日 | 2016年6月4日 |
メーカー | ファーウェイ |
通信速度 | 【ハイスピード】
下り最大: 220Mbps 上り最大: 15Mbps 【ハイスピードプラスエリア】 下り最大: 370Mbps 上り最大: 25Mbps |
同時接続台数 | 10台 |
重量 | 約127g |
サイズ | 約120×62×11.4mm |
電池容量 | 3,000mAh |
連続待受時間 | 約1,040時間 |
連続通信時間 | 【ハイスピード】
ハイパフォーマンス: 約9時間 ノーマル: 約10時間10分 バッテリーセーブ: 約12時間10分 【ハイスピードプラスエリア】 ハイパフォーマンス: 約5時間50分 ノーマル: 約7時間10分 バッテリーセーブ: 約11時間20分 |
インターフェイス | USB2.0 MicroB |
同封物 | microUSBケーブル |
1.1 W03の通信速度
W03の通信速度から詳しく見ていきましょう。
W03の通信速度 | |
【ハイスピードプラス】 | 下り最大:220Mbps
上り最大:15Mbps |
【ハイスピードプラスエリア】 | 下り最大:370Mbps
上り最大:25Mbps |
W03以前に販売された機種の最大速度は、下りで220Mbpsが限界でした。
W03では
- WiMAX2+:2.4GHz帯/5GHz帯
- au 4G LTE:800MHz帯(プラチナバンド)
異なる周波数帯の電波を束ねて使うことが出来る「キャリアアグリゲージョン」という技術で、下りの速度が最大370Mbpsになりました。
この通信速度は当時としてはかなり評判が良かったようです。
1.2バッテリーの持ち
W03 バッテリー情報 | |
電池容量 | 3,000mAh |
連続待受時間 | 約1,040時間 |
連続通信時間 | 【ハイスピード】
ハイパフォーマンス:約9時間 ノーマル:約10時間10分 バッテリーセーブ:約12時間10分 【ハイスピードプラスエリア】 ハイパフォーマンス:約5時間50分 ノーマル:約7時間10分 バッテリーセーブ:約11時間20分 |
電池の容量が大きく、連続待ち受け時間と連続通信時間もかなり長くなっています。
W03の電池スペックは、最新機種のモバイルルーターと比較しても劣りません。
同じファーウェイ製であれば、W03以降に発売された機種でバッテリーの稼働時間がW03を上回る機種はまだありません。
1.3同時接続台数
W03で同時にインタネットに接続できる端末の台数は、10台です。
モバイルルーターで、
- スマホ
- タブレット
- パソコン
- ゲーム機
等の機器を10台も繋げれば、家族が複数人いても十分でしょう。
1.4 W03の重量
W03の重量やサイズは、他の機種と比べても平均的です。
W03の重量とサイズ | |
重量 | 約127g |
サイズ | 約120×62×11.4mm |
②W03と最新機種(W06)のスペック差は?
W03は2016年に発売された機種ですが、まだ使っている人も多いでしょう。
WiMAXでは続々と新機種が登場しているので、最近の機種とW03のスペック差がどのくらいあるのか比較します。
WiMAXにはW03のような外に持ち運んで使えるモバイルルーター以外に、自宅据え置きタイプのホームルーター(HOME L02など)もあります。
今回は、W03がモバイルルーターなので、モバイルルーターの最新機種である「W06」と比べています。
2.1 W03の優れている点
W03と最新機種のW06を比較した時に、W03の方が優れている点はバッテリーの持ち時間です。
W03とW06のバッテリー比較表 | |
電池容量 | W03:3,000mAh
W06:3,000mAh |
連続待受時間 | W03:約1,040時間
W06:約800時間 |
連続通信時間
【ハイスピードプラス】 |
W03:約9時間
W06:約7時間10分 |
連続通信時間
【ハイスピードプラスエリア】 |
W03:約5時間50分
W06:約5時間 |
※連続通信時間はハイパフォーマンスモードで比較
W03とW06の電池容量は同じですが連続通信時間で見ると、W03のほうがバッテリーの持ちが1時間以上長くなっています。
最新機種のW06は、パワーが強くバッテリーの消耗が激しいことを表しています。
ただし、発売当初からW03を使っている場合は、スペック表ほどのバッテリーの持ちはもう期待できません。
バッテリーは使っていると劣化してくるので、数年で劣化を実感し始めます。
ポータブルルーターは外出先で使うことが多くなるので、バッテリーの持ちは重要なポイントです。
2.2 W03の劣る点
W03とW06を比較した時に、W03の方が劣る点は通信速度です。
W03とW06の最高速度比較表 | |
W03 | 【ハイスピード】
下り最大:220Mbps 上り最大:15Mbps 【ハイスピードプラスエリア】 下り最大:370Mbps 上り最大:25Mbps |
W06 | 【ハイスピード】
下り最大:558Mbps 上り最大:30Mbps 【ハイスピードプラスエリア】 下り最大:1.2Gbps 上り最大:75Mbps |
WiMAXで使用する電波は
- WiMAX
- WiMAX2+(ハイスピードモード)
- au 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)
3つあり、au 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)は自分でモードを切り替えて使います。
W03の下り最大220Mbpsは発売された当時は速いと評判でしたが、最新のW06と比べてしまうと遅いと言わざるを得ません。
最新機種のW06は
- ハイスピード⇒558Mbps
- ハイスピードプラスエリア⇒1.2Gbps
まで出せるようになりました。
W03と比べると2倍以上の差が出ています。
また通信の安定性を向上させる機能もW06には追加されたので、WiMAXの電波が入り場所でも比較的快適に使えるように改善しています。
通信を安定させる機能 | |
W03 |
W06 |
特に無し | 高性能ハイモードアンテナ
TXビームフォーミング |
それに対しW03はそのような機能は特に無いため、建物内は特に繋がりずらく速度が遅い場合があります。
③W03を使っている人の評判・口コミを見てみよう!
実際にW03を使っている人の口コミ評判をツイッターで見つけました。
3.1 良い口コミ・評判
ルーターをW03に替えたら、でんげんから切り離して間もなく六時間だけど、残りのバッテリーがまだ50パーセント切ってない。カタログ通り12時間行けそう。 pic.twitter.com/FbiYiAsawB
— Kazuki Kasahara (@KazukiKasahara) July 5, 2016
2年前に解約したW03を起動したらバッテリー半分以上残ってた。W06出たけどやっぱりW03は名機
— ヤムヤム (@pakupaku_yamui) January 29, 2019
スペック通り、実際にバッテリーの持ちが非常に良いみたいです。
W03は明らかに通信速度と受信範囲が向上してる。
W02 までのユーザーは変えない理由がほぼない。
探せば4千円くらいであるのでコスパ高いのも見逃せない。— 対魔忍オーク (@REYNOS_AS_5E3) April 24, 2017
nad11➡️W03へ ありがとう神様 通信速度が10倍になりました…
— 玲紗 (@TX_REISA) September 23, 2016
W03の通信速度が旧機種よりも向上したという口コミは、これらの他にも多く見つかりました。
ただ口コミが古いので当時としては優秀だったと取れます、最新機種であればもっと凄いはずです。
3.2 悪い口コミ・評判
次にW03のあまり良くない口コミです。
WiMAX、W03からWX05に機種変した。
街中のでも少しは早くなった。
問題は家に帰ってからかな。
W03は窓際に置かないと圏外なってたし。— aob (@aob212) November 11, 2018
この口コミ投稿者はW03の通信速度が遅かったと報告していて、家の中では窓際以外は圏外だったようです。
W03より新しい機種の
- WX05にはWiMAXハイパワー
- W06には高性能ハイモードアンテナ
があるので家の中でも繋がり具合は良くなっているはずです。
④「W03」を契約させる業者に騙されないで
W03は、3年ほど前に販売された機種なので、これからWiMAXを契約する方が選ぶルーターではありません。
ほぼすべてのスペックで、最新機種のほうが優れているからです。
Webで申し込めば、最新機種であっても無料で購入できるWiMAXプロバイダは多くあります。
しかし電話営業や家電量販店の業者の中には、高額のキャッシュバックでお得に見せておいて、契約できる機種はW03のみとしている場合があります。
このようなトリックで、古い機種を契約させる業者はおすすめできません。
もし、このような形で旧機種を契約してしまった方は「初期契約解約制度」を利用しましょう。
契約から8日以内であれば、違約金不要でキャンセルができます。
解約後、新たなプロバイダでより新しい機種のルーターを選んで契約し直しましょう。
⑤あなたにおすすめの機種はこれだ
では実際にWiMAXのルーターを利用者ごとのニーズに合わせて選ぶ方法を紹介します。
5.1 通信速度を重視する方にはW06の機種がおすすめ
最新機種のW06は、WiMAXルーターで初のギガビット超えの通信速度になっています。
ギガビットで通信をするには2つ条件があり、
- ハイスピードプラスエリアモード
- USB3.0ケーブルでUSB3.0対応のパソコンに繋ぐ
必要があります。
Wi-Fiでの無線通信だと867Mbpsが限界ですが、それでもW06以前のモバイルルーターよりダントツで早くなっています。
しかもWiMAXの電波がキャッチしやすくなる機能の高性能ハイモードアンテナや、Wi-Fiの繋がりを良くするTXビームフォーミングと、通信速度を確実に向上させる技術が詰まっています。
インターネット回線は速ければ速いほど快適に利用できるので、全機種中で一番速度が速いW06をおすすめします。
5.2 バッテリーの持ちを重視する方にはWX05の機種がおすすめ
最新機種のW06もバッテリーの持ちが悪いわけではありませんが、より良いのがNEC製のWX05です。
WiMAXはポータブルルーターを選ぶ方が多いので、外で使うケースが多くなります。
外出時にバッテリーの残量を心配したくない方はWX05にしましょう。
⑥WiMAXで機種変更するには?
現在W03を利用中の方がW06やWX05へ機種変更する一番お得な方法を紹介します。
- 契約中のWiMAXをいったん解約
- 再度新規でGMOとくとくBB WiMAXへ申し込む
このようにすれば無料で新しい機種が手に入り、料金が今までより安くなる可能性があります。
なぜGMOとくとくBB WiMAXが良いのかは、事項で解説します。
6.1 キャンペーンが豪華
GMOとくとくBB WiMAXをおすすめする一番の理由は、キャンペーンが豪華だからです。
GMOとくとくBB WiMAXキャンペーン内容 | |
月額料金 | 1~2カ月目:3,609円
3カ月目以降:4,263円 |
キャッシュバック | 32,050円 |
端末代金 | 無料 |
1・2か月目の月額料金に割引が受けられ、さらに高額のキャッシュバックも貰えます。
最新機種のW06やWX05を0円で購入することができるのも魅力です。
6.2 3年間の総支払額が最も安い
WiMAXを取扱うプロバイダはたくさんありますが、GMOとくとくBBが3年間の総支払額が最も安いプロバイダです。
それは先ほど紹介した
- 月額料金の割引き
- キャッシュバック
があるためです。
ほとんどのプロバイダのWiMAXは3年契約が基本なので、3年間の総支払額を比較した表がこちらです。
3年間の総支払額(安い順) |
|
1位:GMOとくとくBB WiMAX | 125,423円 |
2位:@nifty WiMAX | 132,490円 |
3位:Broad WiMAX | 136,187円 |
4位:So-net WiMAX | 137,699円 |
5位:BIGLOBE WiMAX | 136,187円 |
6位:UQ WiMAX | 155,060円 |
大手のプロバイダで比較した結果、GMOとくとくBB WiMAXが一番安く、UQ WiMAXが最も高くなっています。
6.3 auスマートバリューmineがお得
GMOとくとくBB WiMAXの契約者がauのスマホユーザーの場合は、セット割のauスマートバリューmineを受けることが出来るのでさらにお得です。
auスマホの料金が、毎月最大1,000円も値引かれます。
しかしauスマートバリューmineは、どのWiMAXプロバイダでも同様に適用できるわけではありません。
- 割引きなし⇒DTI WiMAXやカシモWiMAXなど
- 割引き適用で月額料金が上がる⇒Broad WiMAX
こちらでおすすめするGMOとくとくBB WiMAXならば、
- auスマートバリューmine適用可能
- 月額料金は変わらない
ため大変お得です。
GMOとくとくBB WiMAXはとっても良い条件で新機種などを契約できるので、ぜひキャンペーンサイトで内容を確認してくださいね。
より詳しいGMOとくとくBB WiMAXの情報は以下の記事にまとまっていますので、こちらも参考にしてください。