auひかりは1Gbpsの超高速通信を売りにしていますね。
ですが、残念ながら1Gbpsで実際に通信を行うことは出来ません。
実際に使う時には、他のさまざまな機械を経由しないといけないからです。
この記事では、
- 実際に通信速度が遅いと感じている人のために遅くなっている原因
- 誰でも超簡単にできる5つの対策
をご紹介しています!
通信速度について色々教えるから、最後まで読めば自分に合った対策と回線がすぐに分かるよ。
「じっさいにauひかりを使っている人だけでなく、使うかどうか迷っている人」
にも参考なるので、ぜひ一度目を通してみてください!
5分でauひかりの速さと、遅くなった時の対応策がわかりますよ。
この記事の目次
①どれくらい通信速度があればストレスが無いの?
遅い、早いと感覚で話していてもしょうがないので、どれくらいの速度があれば、どのような感覚でネットを使えるのか考えてみましょう。まずは実際にいまこのサイトを作っている環境で通信速度を調べてみます。
回線のスピードは下のサイトから簡単にチェックできます。
※パソコンの方はコチラ↓↓
・BNPスピードテスト(フラッシュ対応版):http://www.musen-lan.com/speed/
※iPad、iPhone、Androidの方はコチラ↓↓
・BNPスピードテスト(画像読み込み版):http://www.musen-lan.com/speed/speed-img.html
チェック方法は、サイトに入って、測定開始ボタンを押すだけでOKです。
現在このサイトを作成している環境で、チェックしてみました。
推定転送速度のところだけ見ればOKです。実際に計ってみると16.76Mbpsでした。最近のauひかりはギガ対応プランなら、普通に300Mbpsとか出ちゃうんで、それに比べたらかなり遅い方ですね。
でも、正直これだけあれば全く困ることは無いんですよね。ユーチューブの高画質動画も止まることなく見れますし、普段ネットをしていてストレスを感じることは皆無です。
いま、手元にあるiPhoneでもチェックしてみましょう。
こちらは平均データ転送速度をチェックします。10.97Mbpsですね。同じ回線で同じWi-Fiを使っていても、パソコンと比べるとずいぶん下がります。ただ、これでも全く問題ない数値です。
ちなみに、Wi-Fiをオフにして、4G回線でiPhoneの通信速度を調べてみました。
若干落ちましたが、9.02Mbpsもありますね。Wi-Fiを使っている時とほとんど同じ!通信スピードだけでいったらWi-Fi無しでも全く困らない数値です。通信量が多くなると、速度制限がかかるプランなので、Wi-Fiを使いますが・・・
⑴通信速度は、どれくらいからが遅い?
通信が遅いかどうかの基準は、ひとそれぞれです。ですが、最近はみんなずいぶん通信速度に厳しい印象です・・・。
普通にインターネットや動画をみるだけなら最低ラインが5Mbpsといったところでしょう。10Mbpsあればノンストレスです。また、ユーチューブが推奨している通信速度は2Mbps以上です。意外に低くて大丈夫なんですね。
現に、いまiPhoneで100MBの動画をダウンロードしてみました。先ほど調べた結果では、今の私の環境でiPhoneの通信速度は10.97Mbpsでしたね。使ったアプリはクリップボックスです。ダウンロードにかかった時間は約15秒。全然、困りません。
2時間の高画質動画でも350MB~500MBくらいなので、長くても2~3分あればダウンロード出来てしまいます。早いにこしたことは無いですが、10Mbps出ていれば、普段使いで困るほどのことは無いわけです。
1.1auひかりのプランごとの速度目安
とは言っても、通信速度が速いに越したことないですし、月々の料金をあげてハイスペックなプランに入っているのに、速度が出ていないのは納得いかないですよね。
auひかりの場合、プランごとの目安は以下の通りです。
ギガ対応プラン(ギガ得、マンションギガなど…)の目安 | |
70Mbps以下 | 無線LANやパソコン、周辺機器、LANケーブルなどの調整で改善の余地あり |
100Mbps前後 | せっかくのギガ対応プランなので、できればこれくらいは出てほしい・・・。 無線LANやパソコン、周辺機器、LANケーブルなどの調整で改善の余地あり |
200Mbps前後 | 十分な速度 |
ホームタイプのギガ対応プランは、通信速度が速いです。なので、ギガ対応プランでは、求められる数値も高くなります。マンションタイプの場合は、速度が出にくくなります。同じ回線を使う人の数が多いので、どうしても混雑してしまいがちですから。
いずれのプランも最低ラインは70Mbpsです。正直な所、70Mbpsでも使い心地が悪いということは無いです。普通にネットをするだけなら10Mbpsでも困らないわけですから・・・
ただ、せっかくのギガ対応プランなので、これくらい出てほしいところですね。
100メガ対応プラン(マンションタイプV16など…)の目安 | |
10Mbps前後 | 無線LANやパソコン、もしくは同じ建物内での回線の混雑がの可能性が高い |
30Mbps前後 | まあまあだが、無線LANやパソコンの調整で改善の余地あり |
50Mbps前後 | 十分な速度 |
マンションタイプは、比較的速度が出にくい傾向があります。とくにギガ対応プランじゃないマンションタイプは、遅くなりがちです。ギガ対応じゃないマンションタイプのばあい、電柱から建物までは光ケーブルなのですが、建物内は電話ケーブルを使って部屋まで繋いでいます。
電話ケーブルは速度が出にくいので、マンションタイプは遅くなりがちです。なので、最低ラインは、使い心地に影響が出てくる10Mbps以下です。
100メガとか1ギガのように宣伝しているのは、「ベストエフォート型」の数値です。意味は、「最大で○○」ということですので、環境次第で全く変わるわけですね。
で、実際に使う環境で目安になるのが、上に書いた数値です。
⑵ auひかりは1Gbps(1000Mbps)じゃないの?
auひかりやフレッツ光は最高速度1Gbpsの回線です。ですが、今回のように実際に計ってみると、数値は全く違います。1Gbpsじゃなかったのかよ!と思う方もいるでしょう。なぜ実際の速度が遅くなってしまうのか、理由をお教えしますね。
インターネットは、地中や電柱に付いている電線の中の「光回線」や「ADSL回線」をつかって通信されます。auひかりが1Gbpsの通信が可能な光回線。つまり、この「電線の中に入っている線(光ファイバー)が1Gbpsの通信ができる」ってことです。
私たちがパソコンやスマホなどでネットを使う時には、
- ネット回線➝モデム➝ルーター➝PC・スマホetc…
というように、いくつもの機械を通して行われます。ネット回線自体が、1Gbpsの通信が出来ても、モデムやルーター、それを繋いでいるケーブルにその力が無ければ、速度は遅くなってしまうんですね。
機械やケーブルを通過するたびに、そいつらが出せるスピードまで、速度が落ちていきます。もともと力があっても、劣化やキズなどで速度がガタッとと落ちてしまうこともあります。
ちなみに、auひかりの場合は、
- ネット回線➝モデム➝ホームゲートウェイ➝ルーター➝PC・スマホetc…
という順で繋がっています。
⑶ 速度が心配でauひかりを迷っている人へ
auひかりにまだ契約していなくて、速度が気になって調べている方もいると思います。ネット上にはいろいろな評判があって、心配になってしまいますよね。
でも、ネット上の口コミや評判をあてにしてはいけません。どこに原因があって遅くなっているか分からずに書き込まれてるものばかりですからね。周辺機器やケーブル、パソコンなどに原因がある場合がほとんどです。
その証拠に、フレッツなど、人気のインターネット回線の評判を調べたら、どの回線でも、速度が遅いという評判がでてきます・・・。全部を気にしてたら、どこの回線も使えなくなっちゃいますからね。
3.1 auひかりの回線は間違いなく速い
結論からいうと、auひかりが遅すぎて、別の回線を使ったほうが良いということは絶対にないです。先ほど話した通り、auひかりの回線は1Gbpsの速度が出る、一番速いものです。フレッツなど、他社の回線を使っても最高速度は1Gbpsと全く同じです。これ以上速い回線はどこを探しても無いです。
3.2 速度が気になるならプランをちゃんとチェックしよう
速度が気になるなら、契約プランを気にしないといけないです。ギガ対応プランにするのか、そうでないものにするのか。auひかりのホームタイプは今は、標準プランでもギガ対応になっているので、回線が遅すぎるということはありえません。
マンションタイプの場合、ギガ対応していないプランの可能性があります。ですがマンションの場合、マンション自体が事前に契約している光回線を使うしかないので、自分では選べません。
マンションに入っている光回線を使うか、持ち運び用のポケットWi-Fi(ワイマックスなど)を使うしか選択肢が無いです。auひかりで一番多いマンションタイプv16というプランは、ギガ対応していないので最大通信速度が100Mbpsです。それでも、ポケットWi-Fiよりも速度が遅いということは絶対にありえないので、auひかりをつかって大丈夫です。
ネット上ではやたらと通信速度に厳しい意見が多いですが、10Mbpsでもきちんとでていれば、ストレスを感じることはないですから!
⑷ NURO光以外はすべて1ギガで互角の速度
現在はNURO光の2ギガが最高で、それ以外はどこの回線も1Gbpsで横並びと言った状況です。
今はKDDIがインターネット事業にかなり力を入れているので、料金も他の回線に比べてかなり安いです。他社回線から乗り換えた場合、月々平均1,000円は支払いが減ります。
しかもauのスマホを使っているなら、「スマートバリュー」という最強プランがある。スマホ1台あたり、毎月2,000円割引ですからね。家族がauを使っていれば全員がその割引を受けられます。
正直、速度も料金も、今はauひかりが頭一つ抜けてます・・。利用者も爆増してますからね。弱点は、対応エリアが少ないということくらいです。
※対応エリアの確認はコチラ
KDDI auひかり対応エリア確認用ページへ
⑸ auひかりを使うなら、絶対にキャッシュバックを受け取ろう!
auひかりを検討している方は、一つ注意点があるので頭に入れて置いてください。
auひかりは、申込む場所次第で、現金キャッシュバックが貰えるかどうかが変わります。使い始めれば料金も速度も全く同じものなので、最初にキャッシュバックを貰っておかないとかなり勿体ないです。
家電量販店や、auショップはキャッシュバックが少ないので、もったいないです。ネット申込みが一番良いのですが、キャッシュバック金額の表示をごまかしているサイトが多いので注意が必要です。
とくに「最大10万円キャッシュバック!」みたいな広告に騙されちゃだめですよ!「最大○○円」は、実際に貰える金額が少ないことをバレないようにする表記ですから。条件を満たしていないともらえないわけです。
たくさん調べれば分かりますが、auひかり契約者全員が必ず貰えるキャッシュバックとして最高額なのは、NNコミュニケーションズという代理店です。
金額はひかり電話込みなら40,000円(現在52,000円)、ひかり電話なしでも33,000円(現在45,000円)です。
毎年KDDIから優良代理店として15期連続で表彰状を受け取っている所なので、かなり信頼度が高い申込み先です。
NNコミュニケーションズ auひかりキャンペーンサイト⑹ 速度を早くする方法(周辺機器の場合)
では、実際にauひかりを使っていて、理想の速度が出ていない時におこなえる処理をご紹介します。
auひかりの通信速度が遅い場合には、5つの場所が原因の可能性があります。この5つに問題ない場合は、auひかりの回線自体に問題があるので、電話で問い合わせて改善してもらうしかありません。
6.1ホームゲートウェイ(ギガ得ホームプランの場合のみ)
まず最初にチェックするところは「ホームゲートウェイ」です。省エネモードをOFFにしましょう。これだけで速度が上がります。
6.2LANケーブル(イーサネットケーブル)
ケーブルにも通信の速度の限界があります。ヤマダ電機やビッグカメラなどの家電量販店で売っているLANケーブル(イーサネットケーブルも同じもの)は、ほとんど1Gbpsの通信ができるものです。
ですが、古いものを使っている場合は、ケーブルの通信速度が遅い可能性があります。ケーブルに書いている表示で、判断することが出来ます。
「CAT5e」「CAT6」とかいているものは、1Gbpsの通信ができるので、OKです。「CAT5」と、それ以下の数字は100Mbps以下の通信しかできないので、ダメです。ケーブルがダメだった場合は、家電量販店や、ネットショップで購入しましょう。
6.3パソコン側LANポート(有線接続の場合)
有線接続をしている場合、パソコン側のLANポートが原因の可能性もあります。
パソコンの横に優先接続用の「差し口」があります。ここに「1000BASE-T」とかいていれば問題ないです。
だいたいはスタートボタン➝設定➝コンピュータ➝デバイスマネージャーのような形で辿り着きます。分からなかったら、検索の欄にデバイスマネージャーと打ち込めば出てきます。
書いていない場合はパソコンで調べることもできます。PCの[デバイス マネージャー]画面の[ネットワークアダプタ]を開けば情報が載っています。「1000BASE-T」や「Gigabit」と書いていれば問題ありません。
それ以外の表記の場合は、速度が遅くなっている原因の可能性があります。べつのパソコンを使えば速度が上がる可能性が高いです。
6.4ハブ・ルーター
古いハブやルーターを使っている場合は、高速通信に対応していない機械の可能性があります。
ハブやルーターの差し込み口をチェックして、表記をチェックしてみましょう。何も書いていない場合は、同じ機種をネットで検索してみるか、取扱説明書をみてください。
6.5無線LAN
無線LANが原因で通信速度が遅い可能性があります。ホームゲートウェイ内蔵の無線LANは、通信速度が最大450Mbpsの「IEEE802.11n」というタイプものです。IEEE802はぜんぶ一緒なので、省略して「11n」と言います。
これよりも古い、「11a」「11g」「11a」というタイプの無線LANだと、最高で54Mbpsくらいですから、相当速度が落ちます。古い機種を使っている場合は、無線LANを新しいものに変えましょう。
ホームゲートウェイ内蔵の無線LAN「11n」でも、最高が450Mbpsです。一般的に使われているものですが、そこまで高品質のものではないです。
よりハイスペックな「11ac」というタイプの無線LANなら800Mbps以上の高速通信が出来ます。auひかりではオプションで「11ac」の無線LANが、月額500円でレンタルできます。「11ac」は家電量販店やネットで購入しても5000円くらいで手に入るので、自分で買うのもアリです。
⑺ これでも早くならなかったら・・・
これらの作業をしても通信速度が上がらない場合は、ネット回線自体の問題か、使っているパソコンが悪いかのどちらかです。
原因がパソコンとは考えられない場合、KDDIのサポートセンターに問い合わせて、改善してもらうしかありません。
KDDIのサポートセンター:0077*-7084 (無料) 9:00~23:00 (年中無休)
②どうしても速度が改善しない場合は、乗換えを検討しよう
光回線はお住まいの地域や、自宅までの配線状況で、通信品質が変わってしまいます。
ある程度の対策をしても、速度が改善しない場合は、そのエリアの設備が整っていない可能性が高いです。
他のエリアでは快適な通信が出いてきても、その場所だけは速度が遅いということもあるので、最終的には回線の乗換えで改善するしかないこともあります。
auひかりはKDDIの独自回線を使っているので、乗換えの選択肢としてはフレッツ系の回線(光コラボ)になります。
光コラボで評判が良い回線については、下記の記事でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。