ソフトバンク光で携帯電話のセット割に
「おうち割光セット」
があります。
これを申し込もうとすると、必須オプションの1つに
「電話サービス」
が含まれていることがわかります。
しかし、ソフトバンク光で使える電話サービスは、
- ホワイト光電話
- 光電話(N)
- BBフォン
の3つもあるため、どれを選べばいいのか迷ってしまうかと思われます。
そこで今回は、
- それぞれの電話サービスの違い
- ホワイト光電話ならではのメリット
など、分かりやすく解説していきます。
この記事の目次
①ホワイト光電話と光電話(N)とBBフォンの違い
まずは、ソフトバンク光で契約できる3つの電話サービスの違いについて簡単に説明します。
⑴提供元の違い
提供元で分けると、このようになります。
提供元 | 電話サービス |
ソフトバンク | ホワイト光電話、BBフォン |
NTT東西 | 光電話(N) |
「ソフトバンク光で契約するオプションなのに、NTT東西が提供するなんておかしい」
と思うかもしれません。
ですが、そもそもソフトバンク光は光コラボなので、元の提供はNTTです。
なので、光電話(N)もNTT提供なのは当たり前です。
たとえば、
- ドコモ光のドコモ光電話
- ビッグローブ光のビッグローブ光電話
なども同じように大元はNTT提供です。
なので、ソフトバンクが自社で提供しているホワイト光電話は、
他の回線にはない非常に珍しいタイプの電話サービス
なのです。
⑵月額料金の違い
各種電話サービスはソフトバンク光のオプションとして契約します。
それぞれの月額基本料金はこちらです。
基本料金/月 | |
ホワイト光電話 | 467円 |
光電話(N) | 500円 |
BBフォン | 無料 |
ホワイト光電話のほうが光電話(N)よりも33円だけ安いです。
ただし、ホワイト光電話の場合は
別途有料の必須機器である光BBユニットレンタル(467円/月)が必要
になるため、実際は高くつきます。
BBフォンは無料ですが、
- 同じく光BBユニットレンタル(467円/月)が必要
- 050IP電話なので他2つより品質も劣る
という点があります。
下記の記事で、「光BBユニットをレンタルすべき理由」を解説しています。
⑶電話番号の違い
ホワイト光電話と光電話(N)は、市外局番から始まる電話番号を使うことができます。
ただし、BBフォンは050から始まる電話番号になっています。
なので、アナログ電話やISDN電話、他社のひかり電話から番号ポータビリティで移転可能なのは、
- ホワイト光電話
- 光電話(N)
です。
番号ポータビリティについて
ホワイト光電話と光電話(N)が必ず番号ポータビリティ同番移行できるわけではありません。
まず、フレッツ光から転用する際は、
ひかり電話⇒光電話(N)
でしたら、何も手続きが要らずに同番移行が可能です。
しかし、
フレッツ光のひかり電話⇒ソフトバンク光のホワイト光電話への同番移行は
「電話番号がNTT発番であること」
が条件となります。
ひかり電話を使うときに新規取得した番号ではなく、アナログ電話やISDN電話から番号ポータビリティで移行した番号であるという意味。
NTT発番であれば、
アナログ戻し工事後にホワイト光電話へ番号ポータビリティが可能
となります。
アナログ電話またはISDN電話
↓↓
ひかり電話
↓↓
アナログ戻し
↓↓
ホワイト光電話
ちなみに、他光コラボ事業者から
- ソフトバンク光の光電話(N)または
- ホワイト光電話
へ乗り換える時も同じようにNTT発番であれば番号ポータビリティが可能となります。
まとめると、こうなります。
フレッツ光のひかり電話から光電話(N) | 転用するだけで自動的に同番移行となる |
フレッツ光のひかり電話からホワイト光電話 | NTT発番であれば番号ポータビリティ可能 |
フレッツ光以外の事業者の電話から光電話(N)またはホワイト光電話 | NTT発番であれば番号ポータビリティ可能 |
⑷必要機器の違い
それぞれの電話サービスを使うための必要機器があります。
電話サービス | 必要な機器 | レンタル料/月 |
光電話(N) | ホームゲートウェイ(N) | 無料※ |
ホワイト光電話、BBフォン | 光BBユニット | 467円 |
※一部有料の場合もあり
ホームゲートウェイ(N)は、光電話(N)の契約者は基本的に無料でレンタルできます。
しかし、光BBユニットは467円/月かかってしまいます。
さらに「ホワイト光電話+光BBユニットレンタル」で
合計934円/月
にもなってしまうということになります。
なので、ホワイト光電話を使いたい人は、
必ず「おうち割光セット」を適用
させてください。
おうち割光セット適用者であれば、
- ホワイト光電話
- 光BBユニットレンタル
- Wi-Fiマルチパック
も含まれてセット料金500円/月で利用できます。
下記の記事で、「Wi-Fiマルチパックを契約すべき理由」を解説しています。
②ホワイト光電話のメリット
ホワイト光電話と一般的な電話を比較して機能的な不便は一切ありません。
ホワイト光電話も市外局番から始まる電話番号です。
通信品質も一般加入電話やNTTのひかり電話と変わらず、当然FAXも使えます。
それに加え、ホワイト光電話ならではのメリットがあるので詳しく説明していきます。
メリット⑴:おうち割光セットと組み合わせでお得になる
先に説明したとおり、ホワイト光電話を使うには
- ホワイト光電話の利用料467円/月
- 光BBユニットレンタル料467円/月
の合計934円/月もかかってしまいます。
しかし、ソフトバンク携帯電話とのセット割である
「おうち割光セット」
を適用させた場合は話が変わります。
おうち割光セットを適用させると、次の3つのオプションがオプションパックとして
500円/月
で契約できます。
おうち割光セットの必須オプション | オプションパック料金 |
ホワイト光電話 | 500円/月 |
光BBユニットレンタル | |
Wi-Fiマルチパック |
これで、ホワイト光電話だけではなく、
- 無線LAN
- IPv6高速ハイブリッド
も使えるようになります。
これらのオプションは、おうち割光セットを適用させない場合は
合計1,924円/月
もかかります。
なので、ソフトバンク光を使うなら、おうち割光セットを適用させたほうが絶対お得です。
逆におうち割光セットを適用させないならソフトバンク光は辞めるべきだと言えます。
ちなみに、おうち割光セットの適用条件のオプションは、ホワイト光電話ではなく、
- 光電話(N)+BBフォン もしくは
- BBフォンのみ
でもOKです。
ただ、おすすめはホワイト光電話です。
なぜなら、BBフォンはホワイト光電話の劣化版のようなものです。
光電話(N)は無料通話がないので、ホワイト光電話のほうがお得だからです。
※ホワイト光電話とBBフォンは併用できません
おうち割セットの、
- 割引額
- 適用に必要なオプションの詳細
については、下記の記事で解説しています。
メリット⑵:ソフトバンクへの通話無料
ホワイト光電話から全国のソフトバンク携帯電話・固定電話への通話料は無料です。
このように、特定の発信先が無料になる仕組みは光電話(N)にはありません。
ソフトバンクへの通話無料は、ホワイト光電話ならではのメリットです。
発信先 | 無料になる条件 |
全国のおうちのでんわ/ホワイト光電話/BBフォン/BBフォン(M)/BBフォン光/ケーブルライン/ひかりdeトークS | 特になし |
全国のソフトバンク携帯電話 | ホワイトコール24に加入 |
全国のソフトバンク携帯電話への発信が無料になるためには、
『ホワイトコール24』
への加入が必要です。
ホワイトコール24への申し込み費用や月額は無料です。
条件は、ソフトバンク携帯電話を利用していることとなります。
また、申し込み先はソフトバンクショップです。
③ホワイト光電話の工事費はいくらか
ホワイト光電話の工事費はこのようになります。
新規発番 | 番号ポータビリティ |
・交換機工事費1,000円 | ・交換機工事費1,000円
・番号ポータビリティ工事費2,000円 ・(NTTアナログ電話/ISDN電話から乗り換えの場合)回線休止工事費2,000円 |
合計1,000円 | 合計3,000~5,000円 |
④ホワイト光電話の3つのプランについて
ホワイト光電話には
- 基本プラン(467円/月)
- 基本プランα(943円/月)
- だれとでも定額(1,410円/月)
があります。
先ほど、
おうち割光セットで3つのオプションがオプションパック料金の500円で利用できる
と説明しました。
ですが、
- 基本プランα
- だれとでも定額
にした場合は、当然500円では済まないため、下記のようになります。
ホワイト光電話 | 光BBユニットレンタル+Wi-Fiマルチパック+ホワイト光電話のセット料金(おうち割光セットを適用させた場合) |
基本プラン467円 | 500円 |
基本プランα940円 | 1,000円 |
だれとでも定額1,410円 | 1,500円 |
基本プランαは、5つのオプションと約3時間相当の無料通話が付いています。
だれとでも定額は、5つのオプションと10分以内なら国内通話はどこへかけても無料です。
各プランの違いを表にまとめるとこうなります。
基本プラン | 基本プランα | だれとでも定額 | |
月額料金 | 467円 | 943円 | 1,410円 |
おうち割光セットを適用した場合のセット料金 | 500円 | 1,000円 | 1,500円 |
月額料金にふくまれる通話料 | – | 480円(3時間相当)
(対象:国内固定電話、余った分は翌月繰り越し) |
国内通話
(10分/回以内、500回/月以内) |
標準搭載のオプション | – | ・番号表示サービス
・番号通知リクエストサービス ・キャッチ電話サービス ・着信転送サービス ・着信お断りサービス |
・番号表示サービス
・番号通知リクエストサービス ・キャッチ電話サービス ・着信転送サービス ・着信お断りサービス |
ホワイト光電話、BBフォン、BBフォン(M)、BBフォン光、ケーブルライン、ひかりdeトークSへの通話料 | 無料
(ホワイト光電話からの発信で、通話相手先がADSL通常タイプのBBフォンの場合は「050番号」のみ通話が無料) |
||
ソフトバンク携帯電話への通話料
(ホワイトコール24の申し込み要) |
無料
(ホワイトコール24に申し込まない場合は16円/分) |
無料
(10分/回以上、500回/月以上の場合は左記と同じ) |
|
国内固定電話(他社IP電話含む)への通話料 | 全国一律7.99円/3分 | ||
携帯電話(ソフトバンク以外)への通話料 | 16円/分 | ||
PHSへの通話料 | 16円/分 |
⑤ホワイト光電話のオプション一覧
ホワイト光電話も光電話(N)と同じように、いろいろなオプションを契約することが可能です。
オプション名 | 説明 | 料金/月 |
番号表示サービス | かけてきた相手の番号を表示するナンバーディスプレイ機能 | 400円 |
番号通知リクエストサービス | 非通知発信の相手に対し、メッセージで応答し着信を規制する | 200円 |
キャッチ電話サービス | 通話中にほかの人から電話がかかってきた際、電話機のフックボタンを押すと、元の通話を一旦保留にし、後からかけてきた相手と通話できる | 300円 |
着信転送サービス | かかってきた番号をあらかじめ登録した電話番号へ転送させる(転送方式は無条件転送のみ) | 500円 |
着信お断りサービス | 迷惑電話を受けた直後、特定の操作により同じ電話番号からの着信を拒否できる(相手が非通知でも登録できる) | 200円 |
実は、これらのオプションは「基本プランα」にすればすべて無料で標準搭載されます。
なので、基本プランで個別にオプションを付けるよりも、
基本プランαにしたほうがお得になる
ケースが多いです。
⑥ホワイト光電話のデメリット
ホワイト光電話のデメリットは次の3つです。
デメリット⑴:フレッツ光からの転用でも初期費用がかかる
光電話(N)であれば、フレッツ光でひかり電話を利用していた方が、
転用でソフトバンク光へ乗り換えれば工事費は一切かからない
ようになります。
つまり、初期費用は無料です。
しかし、ホワイト光電話にする場合は、たとえフレッツ光からの転用であっても
ホワイト光電話の工事費が必要
です。
新規発番は1,000円、番号ポータビリティは3,000円です。
デメリット⑵:フレッツ光からの転用でも同番号で使えない場合がある
フレッツ光からの転用の場合、フレッツ光のひかり電話はそのまま同番移行が可能です。
しかし、フレッツ光のひかり電話からホワイト光電話へ同番移行ができるのは、
NTTのアナログ電話やISDNでの発番した電話番号のみ
です。
フレッツ光のひかり電話で新規発番した番号はフレッツ光を解約した時点で失効します。
デメリット⑶:転送サービスは無条件転送だけしか使えない
ホワイト光電話は光電話(N)とほぼ同じ内容のオプションが使えます。
ですが、ホワイト光電話の着信転送サービスに関してだけはイマイチ機能が貧弱です。
【光電話(N)の着信転送サービス】
- 数回コール後に転送する無応答時転送
- 話し中に転送する話中時転送
- あらかじめ登録してある電話番号だけ転送する登録番号転送
- 転送元電話機を呼び出さず即転送する無条件転送
光電話(N)の場合は、上記のように多機能です。
一方、ホワイト光電話の転送サービスでは無条件転送のみしか機能がありません。
⑦ホワイト光電話の解約について
ホワイト光電話を解約は
「My SoftBank」
から行えます。
ただし、単純な解約ではなく
- NTTへのアナログ戻し
- 他社へ番号ポータビリティ
を希望の場合はMy SoftBankから解約をしてはいけません。
アナログ戻しは116へ、他社への番号ポータビリティは他社へ問い合わせます。
手続き完了後に自動的に解約されます。
解約時は工事費が発生しますが、費用は次の通りです。
新規発番の場合(My SoftBankで解約):1,000円
番号ポータビリティの場合:3,000円
ホワイト光電話がおうち割光セットの適用条件のオプションの1つの場合は、注意が必要です。
解約すると
おうち割光セットが適用されなくなってしまうばかりか、セット料金で安くすんでいた
- Wi-Fiマルチパック
- 光BBユニットレンタル
の利用料金が高くなってしまいます。
- 解約はMy SoftBankからも可能です!
- おうち割光セットを適用している場合は料金が高くなってしまうケースもあります!
⑧ホワイトひかり電話を申し込む方法
申し込み方法ですが、
- すでにソフトバンク光を使っている方がホワイト光電話を申し込む方法
- ソフトバンク光と一緒にホワイト光電話を申し込む方法
とで窓口を分けて説明します。
⑴すでにソフトバンク光を契約している方
すでにソフトバンク光を契約しているのであれば、
- My SoftBank
- 電話
- ソフトバンクショップ
で申し込みが可能です。
電話番号:0800-111-2009
受付時間:10:00~19:00
- ソフトバンク光を契約中の方はネット・電話・ショップで申し込み可能です!
⑵ソフトバンク光と一緒に申し込む方
これからソフトバンク光を申し込む際に一緒に電話も付けようかと思っている方は、
ネット代理店を経由して申し込む
ことをおすすめします。
ソフトバンク光を検討している方は、代理店エヌズカンパニーから申し込むのを推奨しております。
【No. 1認定窓口 エヌズカンパニー】
- キャッシュバック金額が最高額
- Wi-Fiルーター(IPv6対応)をもらえる特典Bがお得
- ソフトバンクからの表彰歴が最も多い優良店
契約内容 | キャッシュバック金額 |
新規 | 45,000円 |
転用・事業者変更 | 45,000円 |
※転用:フレッツ光からの乗り換えのこと
※事業者変更:光コラボからの乗り換えのこと
”エヌズカンパニーをイチオシしている理由”を、さらに具体的に”体験談も交えて”以下の記事で解説しています!
ソフトバンク光の申し込みは、
- ソフトバンク光公式サイト
- ソフトバンクショップ
- 家電量販店
で申し込むと100%損をしてしまいます。
上記の3つの窓口は、窓口独自キャンペーンでの還元額が、ネット代理店(エヌズカンパニーを含む)と比べて少ないからだよ。
上記の3種類の窓口や他社代理店のキャンペーンを具体的に比較した内容を知りたいという方は下の記事を参考にしてみてくださいね!
ホワイト光電話まとめ
ソフトバンク光でホワイト光電話を使う場合は、
「おうち割光セット」
を必ず適用させましょう。
そうでないと、必須機器の光BBユニットレンタルと合わせて最低934円/月かかるので、
光電話(N)の500円/月のほうがお得
です。
おうち割光セットを適用させれば、
- ホワイト光電話
- 光BBユニットレンタル
- Wi-Fiマルチパック
の3つがセット料金で500円/月です。
それに、ホワイト光電話ではソフトバンク提供の電話への発信が無料です。
なので、通話料も光電話(N)より安く済みます。
また、ホワイト光電話でナンバーディスプレイ機能などのオプションを使いたい場合は、
基本プランよりも基本プランα
をおすすめします。
基本プランαであれば、
- 5つのオプション
- 最大3時間の無料通話分
が含まれます。
更におうち割光セットを適用して3つのオプションと合わせて1,000円/月で利用ができます。
下記の記事で、
「ホワイト光電話・光電話(N)・BBフォン」
の違いをさらに詳しく比較しています。
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