ソフトバンク光のBBフォンはいらない？料金（基本料金・通話料）・使い方を解説

BBフォンはソフトバンクの固定インターネット回線と組み合わせて使える電話サービスです。

ソフトバンク提供の固定インターネット回線には、

• ソフトバンク光
• Yahoo!BB光withフレッツ光
• Yahoo!BB ADSL

など複数あります。

今はほとんどADSLを契約している人はいなくなりました。

少し昔はインターネット回線を使ったIP電話といえば

「Yahoo!BB ADSLのBBフォン」

がもっとも有名でした。

現在は光回線と光電話の登場で知名度も下がってしまったBBフォンです。

ですが、実は光回線であるソフトバンク光でもBBフォンは使えます。

今回は

『ソフトバンク光でBBフォンを使う』

場合に注目して解説していきます。

なので、

• 現在ソフトバンク光を利用中の方
• これからソフトバンク光を使ってみようかと考えている方

はぜひ参考にしてください。

①BBフォンとは？

BBフォンを一言でいうと、電話番号が「050」から始まるIP電話です。

ただ、光電話の場合は、従来のアナログ電話と同じように

• 東京「03」
• 大阪「06」

などの市外局番から始まる電話番号となっているという違いがあります。

世の中には050からの着信番号を不信に思って出ない人も多いです。

ですので、ビジネスシーンで使うならBBフォンよりも光電話のほうがいいでしょう。

ただし、

• 基本料金が無料である
• ソフトバンク提供の電話の相手へは無料でかけることができる

といったBBフォンならではのメリットもあります。

電話機は同じもの

BBフォンと聞くとなんだか

「特別な電話機を使わなければならないのか」

と思うかもしれません。

でも、一般的に売っているものでOKです。

なので、アナログ電話や光電話などで使っている固定電話機をそのまま使えます。

FAXも使える

BBフォンでFAXの送受信も可能です。

なので、電話番号が050から始まる点を除けば、使い方は基本的に

一般的な固定電話と使い方は一緒

です。

②BBフォンの基本料金

ソフトバンク光でBBフォンを利用する場合、BBフォン自体の基本料金は無料です。

でも、必須機器として

光BBユニットレンタル(467円/月)

が必要になります。

つまり、実質的には月額467円ということです。

	基本料金
BBフォン	0円/月
光BBユニットレンタル	467円/月
合計	467円/月

ちなみに、光BBユニットはBBフォンを使えるようになるだけでなく、

「IPv6高速ハイブリッド」

というソフトバンク光のネット回線の速度を上げてくれる役割も果たしてくれます。

なので、光BBユニットレンタルが必須な点に関してはそれほどデメリットとは言えないでしょう。

BBフォンはおうち割光セットの必須オプションの1つ

ソフトバンク携帯電話とソフトバンク光のセット割である「おうち割光セット」には

必須オプション条件

があります。

それが次の3つです。

電話サービスに関しては、

• ホワイト光電話
• 光電話(N)＋BBフォン
• BBフォン

かのいずれかの契約が必須です。

ちなみに、ホワイト光電話とBBフォンは併用できません。

そして、これら3つのオプションは、おうち割光セット適用時はセット料金となり

500円で契約できる

ようになります。

オプション契約のパターン	おうち割光セットを適用させない場合	おうち割光セットを適用させた場合
・光BBユニットレンタル ・Wi-Fiマルチパック ・ホワイト光電話	1,924円	500円
・光BBユニットレンタル ・Wi-Fiマルチパック ・光電話(N)＋BBフォン	1,957円
・光BBユニットレンタル ・Wi-Fiマルチパック ・BBフォン	1,457円

もともとBBフォンは467円で利用できていました。

これだとおうち割光セットを適用させると

「500円になって高くなってしまった」

と思うかもしれません。

でもその代わり

Wi-Fiマルチパックも使える

わけです。

それに、BBフォンだけでなく光電話(N)を契約しても500円と同額です。

どうせなら光電話(N)と一緒に契約しましょう。

③BBフォンの通話料

BBフォンの通話料がこちらです。

発信先	通話料金
おうちのでんわ／ホワイト光電話／BBフォン／BBフォン（M）／BBフォン光／ケーブルライン／ひかりdeトークS／NURO 光 でんわ	無料
ソフトバンク携帯電話(ホワイトコール24の申し込みが必要)	無料
国内一般電話／他社IP電話	日本全国一律3分7.99円
国際電話（例えば、アメリカ（本土・アラスカ・ハワイ）	3分7.99円
携帯電話（携帯電話各社共通）	午後11時～午前8時まで：20円/60秒 午前8時～午後11時まで：25円/60秒

BBフォンの通話料で特徴的なのが、

ソフトバンク提供の固定電話の相手へは通話料が無料

になっている点です。

それと、ソフトバンク携帯電話あてでも

『ホワイトコール24』

にさえ申し込んでいれば無料となります。

＜BBフォンの通話料の特徴＞

1. ソフトバンク提供の固定電話の相手へは通話料が無料
2. ホワイトコール24に申し込んでいればソフトバンク携帯電話の相手が無料

ちなみに、この2つの通話料の特徴はホワイト光電話も全く同じとなっています。

なので、通話料を節約するにはBBフォンもしくはホワイト光電話が最適です。

光電話(N)だとこのように無料でかけられる相手はありません。

④BBフォンは転送電話やナンバーディスプレイ等のオプションもある

BBフォンの有料オプションがこちらです。

オプション名	月額料金	セット料金
番号表示サービス	300円	500円
転送電話サービス	300円
ケータイ割30	300円

携帯電話への通話料
時間帯	BBフォン通常料金	割引サービス適用料金
23:00～8:00（60秒）	20円	14円
8:00～23:00（60秒）	25円	17.5円

そして、これら3つのオプションはセット料金の

月額500円

で利用できます。

⑤BBフォンのデメリット

BBフォンは電話番号が050から始まるというデメリットがあります。

それ以外にも、次のようなデメリットがあるのでしっかりチェックしておきましょう。

デメリット⑴：かけられない番号がある

BBフォンでは「110」や「119」などの緊急通報へかけることができません。

「0120」や「0800」などのフリーダイヤルへもかけることができません。

それ以外にも3桁特番などかけられない番号がいくつかあるので注意しましょう。

デメリット⑵：通話品質は光電話以下

ソフトバンク光のBBフォンは、ADSL時代のBBフォンよりも品質は向上しています。

ただ、やはりホワイト光電話や光電話(N)と比較した場合やや品質は劣ります。

ただし、LINE電話やスカイプといった音声通話アプリよりはずっと品質は良いです。

デメリット⑶：解約したら番号は失効する

BBフォンは新規契約で新しい電話番号を取得し、解約とともにその番号は失効します。

なので、0AB-J型(市外局番から始まる電話番号)の光電話と違い、番号ポータビリティで

他社へ移転させることはできません。

⑥BBフォンと光電話(N)を両方契約した場合の使い方

BBフォンと光電話(N)を両方契約している場合、発信は自動的にBBフォンになります。

BBフォンが繋がらない相手(110番や0120など)の場合には光電話(N)で自動的に発信されます。

その通話が

• BBフォンを使っての発信なのか
• 光電話(N)で発信されたのか

はダイヤル後の呼び出し音が鳴る前に聞こえる

「プププ」という接続音

を確認するとわかります。

「プププ」が聞こえればBBフォンでの発信

「プププ」が聞こえなければ光電話(N)での発信

ということです。

ちなみに、この「プププ」音が

• 1回なら一般加入電話や携帯電話あて
• 2回ならソフトバンク固定電話あて
• 3回ならソフトバンク携帯電話あて

の発信になります。

出典：https://www.softbank.jp/ybb/option/bbphone/howtouse/

手動で使い分けたい場合

BBフォンと光電話(N)のどちらで発信するか手動で使い分けたい場合は、

相手の電話番号の前に「0000」を付けてダイヤル

します。

そうすれば、光電話(N)での発信となります。

BBフォンまとめ

BBフォンの重要ポイントについてまとめるとこんな感じになります。

いずれにしても光BBユニットがあり、かつ、ホワイト光電話を未使用の場合、

BBフォンは使ったほうがお得

になります。

また、おうち割光セットを適用させてBBフォンを契約する場合は、

光電話(N)も付けたほうが料金も変わらないのでお得

です。