fonebudWはクラウドファンディングのMakuake(マクアケ)で目標金額10万円の応援購入募集で、
なんと約900万円もの応援購入総額が集まった注目のモバイルルーター
です。
fonebudWがどんなサービスなのかというと、
「月額料金が0円で使いたい分だけ専用アプリでチャージするタイプのWi-Fiサービス」
です。
そもそもそれってお得なの?と疑問に思う人も多いでしょう。
競合他社のWi-Fiサービスと比較して、
『fonebudWのメリット・デメリット』
を紹介していきます。
この記事の目次
①fonebudWとは?
まずは、fonebudWの基本的な特徴について解説していきます。
月額料金なしで使いたい分だけチャージ
fonebudWは、本体価格26,800円で手に入れてしまいさえすれば、月額料金はかかりません。
つまり、契約すら必要ないということです。
なので、一般的なWi-Fiサービスで必要な、
- 契約の縛り
- SIMカードの返却
なんてことも気にする必要がありません。
ネットに繋ぐには1GBや5GBなど、使いたい分だけデータを購入して使う形となります。
データの購入金額
fonebudWは、App StoreかGoogle Playで専用アプリをダウンロードしデータを購入します。
購入金額は、一覧表にまとめてあります。
一覧表からいつくか国をピックアップすると、こんな感じです。
1GB(使用期間90日) | ||
USD | 日本円(1ドル108円) | |
中国 | 8ドル | 869円 |
香港 | 1ドル | 108円 |
韓国 | 8ドル | 869円 |
インドネシア | 7ドル | 760円 |
カナダ | 14.5ドル | 1,575円 |
フランス | 12.5ドル | 1,358円 |
日本 | 4ドル | 434円 |
基本的にめちゃくちゃ安い金額です。
特に、香港なんて1ドルで購入できてしまいます。
モバイルルーター端末について
モバイルルーターの端末の特徴をまとめてみました。
サイズ(L×W×H) | 156×75×20mm |
重量 | 280g |
最大通信速度 | 150Mbps |
ディスプレイ | 1.44インチ |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
連続使用時間 | 約35時間 |
スタンバイ時間 | 約72時間 |
Wi-Fi同時接続 | 8台 |
fonebudWで使う端末にローカルSIMを挿入することはできません。
なので、専用アプリでチャージしない限り使うことはできません。
メーカー保証はきちんと1年付きます。
特徴的なのが、
バッテリー容量が10,000mAh
もある点です。
そのため、
- 連続使用時間が約1日半持つ
- スマホをワイヤレス充電することも可能
です。
サイズ的には、バッテリー容量がめやくちゃ大きい分とても分厚いです。
でも、縦と横の幅はスマホと同じくらいです。
Wi-Fi同時接続は8台まで可能なので、複数人で共有して使うのにも適しています。
②他社と比較したfonebudWのメリット
fonebudWのメリットが次の3つです。
【fonebudWのメリット】
- 月額料金が0円
- 海外料金が安い
- 大容量のワイヤレスモバイルバッテリーとして使える
これらのメリットを他社のWi-Fiサービスと比較して詳しくみていきましょう。
メリット⑴:月額料金が0円
各社の月額料金の比較表がこちらです。
月額料金 | |
fonebudW | 0円 |
どんなときもWiFi | 24カ月目まで3,480円
25カ月目以降3,980円 |
Mugen WiFi | 3,280円 |
WiMAX(GMOとくとくBB) | 1~2カ月目3,690円
以降4,263円 |
fonebudWは月額料金が0円です。
どんなときもWiFiやMugen WiFi、WiMAXなどの一般的なWi-Fiサービスは月額料金がかかります。
ですが、fonebudWは一切かかりません。
ただし気を付けなければならないのは、
fonebudWを購入しただけではネットには繋がらない
という点です。
買っただけではネットに繋がらないので、月額料金が0円なのは当然といえば当然ですね。
日本国内で使いたい場合も、日本用のデータ購入をする必要があります。
メリット⑴:海外料金が安い
下記表は香港での利用料金ですが、fonebudWは
1GBが約108円(1ドル108円の場合)
でデータを購入できます。
月額料金 | 香港1GB | |
fonebudW | なし | 1ドル(約108円)/90日 |
どんなときもWiFi | 24カ月目まで3,480円
25カ月目以降3,980円 |
1,280円/日 |
Mugen WiFi | 3,280円 | 1,200円/日 |
イモトのWiFi | なし | 1,580円/日 |
使用期限も90日間と長いです。
いったん別の国や地域へ行き、また戻ってきた場合にも
期限内なら残りのデータ通信量を使うことが可能
です。
それに、どんなときもWiFiやMugen WiFiと違い月額料金がないわけですから、
純粋に海外利用でデータ購入した分だけのコスト
になるわけです。
また、海外用レンタルWi-Fiとして有名なイモトのWiFiよりも圧倒的に安いことがわかります。
メリット⑵:大容量のワイヤレスモバイルバッテリーとして使える
fonebudWの端末は、
バッテリー容量が10,000mAh
もあります。
どんなときもWiFiやMugen WiFiで使用されているU2sだと3,500mAhなので、倍以上です。
当然電池持ちもよく、約35時間連続使用できます。
さらにそれだけではなく、スマホやタブレットの充電器としても使うことができます。
バッテリー容量がとても多いので、スマホまるまる2台分くらいの充電が可能です。
充電はワイヤレスも可能です。
ケーブルを忘れた場合でもワイヤレス充電対応スマホは端末に乗せるだけで充電できます。
③他社と比較したfonebudWのデメリット
fonebudWのデメリットが次の3つです。
【fonebudWのデメリット】
- 日本での利用料金が高い
- 使える国が少ない
- 初期費用が高い
これらのデメリットを他社のWi-Fiサービスと比較して詳しくみていきましょう。
デメリット⑴:日本での利用料金が高い
日本と海外のどちらでも使えるWi-Fiサービスの
- どんなときもWiFi
- Mugen WiFi
とfonebudWの国内利用料金を比較するとこうなります。
利用料金 | データ通信量 | |
fonebudW | 20ドル(約2,177円) | 5GB |
どんなときもWiFi | 24カ月目まで3,480円
25カ月目以降3,980円 |
無制限 |
Mugen WiFi | 3,280円 | 無制限 |
どんなときもWiFiとMugen WiFiは単純にただの月額料金です。
月額料金さえ払えば、国内で無制限使い放題です。
しかし、fonebudWは月額料金がない代わりに、
日本での利用の際もデータを購入
しなければなりません。
一番安いので5GB/90日の購入が20ドル(1ドル108円だと約2,177円)もします。
データ通信量が足りなくなったら、再度購入すればいいのですが、例えば
月に60GB使うとした場合、240ドル(約26,124円)
も必要になるわけです。
月間無制限で使えるMugen WiFiと比較した場合、比較にならないほど割高というわけです。
デメリット⑵:使える国が少ない
fonebudWは80カ国で使うことができます。
この80カ国という数は、他の海外で使えるWi-Fiサービスと比較すると少な目です。
利用可能な国や地域 | |
fonebudW | 80カ国 |
どんなときもWiFi | 130カ国 |
Mugen WiFi | 134カ国 |
イモトのWiFi | 200カ国以上 |
たとえば、他社だと当たり前に利用可能な
- アメリカ
- ハワイ
- グアム
- サイパン
など、日本人のよく行く旅行先で使うことができないのがかなり痛いかと思います。
デメリット⑶:初期費用が高い
初期費用について見ていきましょう。
初期費用 | |
fonebudW | 端末購入費26,800円(定価) |
どんなときもWiFi | 契約事務手数料3,000円 |
Mugen WiFi | 契約事務手数料3,000円 |
イモトのWiFi | 受取手数料または送料500円 |
fonebudWを使うにはオリジナルの端末機種を購入する必要があります。
契約みたいなものは何もないため、端末を持っていれば使える仕様です。
なので、fonebudWの初期費用はこの端末機種の購入代金のみです。
しかし、端末機種は
定価26,800円
なので結構かかります。
一般的なWi-Fiサービスの初期費用である契約事務手数料3,000円と比べるとかなり高額です。
④fonebudWのおすすめの使い方
fonebudWは日本での利用料金が高いです。
そのため、日本ではfonebudWは使わず、別途日本専用のネット回線を用意したほうが良いです。
なので、光回線や別のWi-Fiルーターなどでメイン回線を自宅に持っている人が、
「よく海外へ行くので海外用として1台ほしい」
といった場合にfonebudWを使うのがおすすめです。
最初の端末購入費は高いですが、月額料金が0円でランニングコストもかかりません。
よく海外へ行くのなら長い目で見ればコスパが高いかと思います。
⑤たまに海外へ行く程度ならfonebudWよりMugen WiFiがおすすめ
しょっちゅう海外へ行くようなタイプの人でないのであれば、
わざわざ定価26,800円もするfonebudWを買わなくてもよい
でしょう。
fonebudWよりも国内と海外の両方で使えるMugen WiFiが一番おすすめできます。
Mugen WiFiは、
- 月額料金3,280円とWi-Fiサービスの中では最安値級
- データ通信量が無制限
で使えるモバイルルーターです。
なので、ネットの使い過ぎを気にすることなく思いっきり使うことができます。
そして、海外で使うときはMugen WiFiのモバイルルーターをただ持っていくだけでOKです。
使用した日だけ課金される仕組みとなっています。
データチャージなどの面倒な手続きも一切ありません。
Mugen WiFiの海外利用料金 | ||
エリア01[アジア/ヨーロッパ/アメリカ/オーストラリア] | 1,200円/日 | 1GB/日 |
エリア02[中東/アフリカ/南米] | 1,600円/日 |
1日1GB使えて、1GB超過後は384Kbpsに速度制限されます。
メールやLINE程度ならその速度でも使えます。
1日の容量リセットは日本時間の0:00となっています。
fonebudWまとめ
fonebudWは海外利用ができる月額料金0円のモバイルルーターです。
海外利用料金はとても安いので、
- しょっちゅう海外へ旅行に行く人
- 海外転勤族のような人
であれば1台持っておくととても便利です。
ただし、日本国内で使うと割高なため日本でのメイン使いにはおすすできません。
fonebudWを買うにしても、日本は日本用のものを別途用意したほうがいいでしょう。
コメント