この記事ではauひかりの解約について詳しくご紹介していきます。
- 必要な解約金、それをゼロに抑える方法
- 解約手続き
- トラブルにならないために、解約前に確認しておきたいこと
など、auひかりの解約に関する必要な情報をすべて網羅しています。
auひかりを解約する場合は、その目的ごとに必要な手続きや注意点が変わってきます。
この記事では、
- 「単純にネット自体が不要になった」
- 「速度が遅くて使えない」
- 「引越し」
といった、それぞれの状況ごとに必要な情報をまとめています。
解約をご検討中の方は、手続きを始める前に目を通して、流れや注意点を確認して、余計なトラブルを回避できる様にしておいてくださいね。
この記事の目次
①あなたはいくらかかる?auひかりの解約金
手続き方法をご紹介する前に、まずはauひかりを解約する際に必要な費用についてご説明しましょう。
auひかりの解約金には主に次の2つがあります。
- 途中解約の違約金
- 開通工事費の残金(未払い分)
この中から、あなたの契約プランや、解約するタイミングによって「必要な解約金と、払わなくて良い解約金」が出てきます。
まずは、解約金の種類と金額を順番にご紹介していきましょう。
その次の項目で、解約金をできるだけ少なくする(理想はゼロ)方法をご説明していきますね。
1.1途中解約の違約金
契約期間を満了せずにauひかりを解約した場合、違約金が必要になります。
違約金は下記の2社に対して支払いが必要になります。
- KDDI(auひかり)
- プロバイダー
では、この2つを順番にご説明していきますね。
1.1.1KDDI(auひかり)への違約金
一つ目はKDDI(auひかり)への違約金です。
違約金はそれぞれの契約プランによって下の様に金額が変わります。
KDDI(auひかり)への違約金 | |
戸建ての場合 | ギガ得プラン(2年契約):9,500円
ずっとギガ得プラン(3年契約):15,000円 |
マンションの場合 | 標準プラン(契約期間なし):0円
お得プランA(2年契約):7,000円 |
戸建プランの場合はほぼ全員が2年か3年の契約をしているはずです。
※契約期間なしのプランもありますが、月々1,000円近く割高なので、選んでいる人はいないでしょう。
マンションプランの場合は、「標準プラン」であれば契約期間が無いので、違約金も0円です。
「おうちトラブルサポート」を無料でつけられる「お得プランA」で契約している方は、マンションタイプでも2年契約になっています。
この場合、途中解約の違約金が必要になります。
「契約内容」「利用期間(契約してから何ヶ月目か)」は「MY au」のサイト内、もしくは下記サポートセンターで確認することができます。
auひかりサポートセンター | |
電話番号 | 0077-777 (無料)
※上記番号がご利用になれない場合 |
受付時間 | 9:00~20:00 (年中無休) |
※契約は自動更新になっていることに注意!
契約期間内で解約する場合、上の表でご紹介した金額の違約金を支払う必要があります。
ここで気をつけて欲しいのが、「契約期間は自動更新」であるという点です。
例えば…
2年契約の場合「24ヶ月目で一旦契約満了となるが、25ヶ月目からは次の2年契約が自動で始まってしまう」ということなんです。
つまり、2年契約は「24ヶ月目」「48ヶ月目」「72ヶ月目」…とピンポイントで解約しない限り、いつでも違約金が必要になるということなんです。
【例えば…2年契約の場合】
「2年契約=24ヶ月以上使えばいつでも解約できる」と勘違いしている方が多いので気をつけてくださいね!
1.1.2プロバイダーの違約金
auひかりを解約する場合は、KDDIだけでなく契約しているプロバイダーの違約金も必要になる場合があります。
月々の料金はauだけへの支払いでOKですが、違約金のだけは2社に支払わないといけないんですね。
違約金の有無、金額はプロバイダーによって違います。
各社の違約金の有無、解約窓口を下記に表に載せておきますね。
プロバイダー別 違約金 | |
au one net | 違約金なし
電話: 0077-777(9:00~20:00) 解約ページ:au one net公式サイト |
so-net | 違約金なし
電話:0120-80-7761(9:00~19:00) 解約ページ:so-net公式サイト |
@nifty | 違約金なし
電話:012-32-2210(9:00~19:00) 解約ページ:@nifty公式サイト |
biglobe | 違約金:2,000円
電話:0120-86-0962(9:00~21:00) 解約ページ:biglobe公式サイト |
@TCOM | 違約金:非公開(直接お問い合わせください)
電話:0120-805-633(9:00~20:00) 解約ページ:@TCOM公式サイト |
DTI | 違約金 :6ヶ月以内の解約で、月額料金×(6ヶ月−利用月数)
電話:0120-830-501(10:00~17:00) 解約ページ:DTI公式サイト |
AsahiNet | 違約金:非公開(直接お問い合わせください)
電話:0570-01-3500(10:00~19:00) 解約ページ:AsahiNet公式サイト |
1.2開通工事費の残金(未払い分)
auひかりの解約金には違約金の他に、「工事費の残金」があります。
auひかり利用開始時に、開通工事を行なったと思いますが、その工事費の未払い分を解約時に支払わなければいけません。
※工事費無料キャンペーンを使っていても、残金の支払いが必要
「工事費はキャンペーンで無料」となっている方もいると思いますが、その場合でも残金の支払いが必要です。
というのも、このキャンペーンは、
- 月々の利用料金から分割で工事費を支払う
- 工事費支払い分を毎月割引する
という仕組みのキャンペーンです。
毎月工事費分は割引になっているので、手出しはありませんが、実は毎月工事費を支払っていることになっているんですね。
つまり、分割の支払いが終わっていない場合は、まだ工事費の未払金があるというわけなんです。
これはスマホの機種代金と同じ仕組みですね。
分割で購入したスマホの機種代分は、毎月割引されていて、一定期間使い続けたら、実質無料になるという仕組みです。
なので、工事費をまだ払い終えていない場合は、解約時にその分が請求されることになります。
1.3その他の費用・注意事項
auひかり自体の解約金ではありませんが、「解約が原因で発生する可能性がある支払い」「その他事前に知っておく必要がある注意事項」についても触れておきますね。
1.3.1スマートバリューの割引金の返却
auひかりを解約することで、今までスマートバリューで割引されていたスマホ代を請求される可能性があります。
というのも、スマートバリューは「auひかりとスマホをセットで2年間使ってくれるなら、毎月の料金を割引しますよ〜」という仕組みです。
つまり両方とも2年使ってくれるという約束で、毎月の割引を受けているわけですね。
なので2年経たずに、auひかりを解約した場合、「今まで割引してもらった分のお金を、一括で支払う」ことになります。
違約金ではありませんが、額が大きくなる場合が多いので、解約前に頭に入れておいた方が良いでしょう。
もちろんスマートバリューを使い始めてから2年以上たっている方は、割引金の返却はないので安心してくださいね。
1.3.2撤去工事費
通常はauひかりを解約した後、特に撤去する必要はありません。
ですが、マンションなどでオーナーさんや不動産会社から原状回復を求められる場合があり、その際は撤去工事費(15,000円程度)が必要になります。
これはauひかりというより、お住いの環境次第なので、必要があれば不動産会社に問い合わせてみてください。
1.3.3電話番号の引き継ぎは、解約前に手続きをする!
この点は非常に重要です。
固定電話の電話番号を継続して利用したい場合は、解約前にNTTに連絡するように気をつけてください。
auひかり解約後だと、あなたがお使いの電話番号は解除となり、戻すことはできなくなります。
また、電話番号の引き継ぎが可能なのは「NTTからauひかり電話に番号を引き継いだ方のみ」です。
「auひかりで初めて固定電話を契約した」という方はNTTへの引き継ぎはできません。
このケースで固定電話を使いたい場合は、NTTに新規加入という形になり、電話番号は変わってしまうので気をつけてくださいね。
②auひかりの解約金を少なく(ゼロに)する方法
ここからはauひかりの解約金をできるだけ少なく(理想はゼロ)にすることができる2つの方法をご紹介します。
この2つ以外には解約金を減らす方法はないので、手続きを始める前に確認しておいてくださいね。
具体的には2つの方法があります。
- 「解約金がかからないタイミング」で手続きを行う
- 解約金を負担してくれる他社インターネット回線に乗り換える
単純に解約するだけなら1を、auひかりの解約後、別のインターネット回線を使う予定の方は2を参考にしてみてくださいね。
2.1「解約金がかからないタイミング」で手続きを行う
auひかりの解約金は、手続きを行うタイミングで金額が大きく変化します。
時期をしっかり見極めれば、一切お金を払うことなく、解約することも可能です。
解約金をゼロにするには次の2つの条件を満たす時期に手続きを行う必要があります。
- 違約金がかからない「更新月」
- 工事費を払い終えた後
両方を満たすことができれば解約金はゼロですみます。
もちろんそれが理想ですが、それが不可能な状況もあるかと思います。
その場合は、最低でも1の「更新月」での解約を目指しましょう。
2.1.1違約金がかからない「更新月」
更新月は、前半にご紹介した「契約期間」を満了したタイミングです。
2年契約なら、使い始めて24ヶ月後、48ヶ月後…などの時期ですね。
更新月まで半年以上ある場合や、急ぎで解約しないといけない理由がある方は、違約金を覚悟して解約しないといけないかもしれませんが、時期をずらせるのであればできるだけ更新月を狙って解約することをおすすめします。
工事費が残っていたとしても、更新月であれば解約金は大幅に少なくなるので、最優先すべきはこのタイミングでの手続きです。
まずは前半で紹介した「MY au」のサイト内やサポートセンターで「更新月」を確認してみてくださいね。
2.1.2工事費を払い終えた後
工事費があと数ヶ月で払い終えるという方は、少し解約の時期を待つのも手です。
ただ、工事費がなくなるタイミングよりも、更新月を優先してください。
工事費は通常、戸建てプランで30ヶ月、マンションで24ヶ月の分割となっています。
つまり解約金ゼロで手続きできるのは、それ以降の更新月ということになります。
両方のタイミングを満たす時期はなかなか来ないので、更新月を優先し、工事費の残金は「残っていたら仕方ない」と割り切るしかありません。
「まずは更新月、そして工事費もなければベスト」という感覚で手続きを行いましょう。
2.2解約金を負担してくれる他社インターネット回線に乗り換える
当サイトがおすすめするのは、こちらの方法です。
シンプルに解約するだけなら解約金をゼロにするのは非常に難しいですが、この方法であれば比較的簡単に解約金をゼロにすることができます。
現在下記2つのインターネットサービスが「他社回線の解約金を負担してくれる」サービスを行なっています。
- ソフトバンク光
- ソフトバンクエアー
この2つでも特におすすめなのがソフトバンクエアーです。
なぜかというと、ソフトバンクエアーは工事自体が不要で、初期費用が一切かかりません。
「auひかりの解約金」はソフトバンクが支払い、「新たに使うソフトバンクエアーの初期費用」もなし。
つまり、一切の支払いなしで、新たにインターネット回線が使えるというわけなんですね。
「他社回線の解約金を負担」してくれて、なおかつ「初期費用」がかからないのは、現状ではソフトバンクエアーしか存在しません。
なのでauひかりを解約して、他社のインターネットサービスを利用する方には、最も条件が良いんですね。
2.3他への乗り換えは「auひかり解約金」と「初期費用(工事費)」のダブルの負担になる
auひかりの通信面や料金面に不満があって解約する方は、他社への乗り換えを検討していると思います。
ですが、先ほどご紹介したソフトバンクエアー以外は、乗り換えに大きなコストがかかってしまうので、あまりお勧めできません。
詳しくは「auひかりからフレッツへの乗り換えはダメ!キャンペーンと割引を使って安い回線を選ぼう!」の記事で解説しているので、こちらもご参考ください。
2.3.1他社光回線は、新たに工事費が必要になる
auひかりからの乗換え先には主に下記のようなものがあります。
- 他社光回線(フレッツ光・ソフトバンク光・ドコモ光・OCN光など…)
- WiMAX(モバイルルーター)
- ソフトバンクエアー
この中で利用開始時に工事費がかからないのはWiMAXとソフトバンクエアーだけです。
つまりこれ以外の回線に乗り換えると、「auひかりの解約金」と「新たな回線の工事費」がダブルで負担になるということなんです。
総額すると2〜5万円程度になってしまうので、非常に痛いです。
auひかりはKDDIが所有する独自の設備を使用しているため、光回線であればどこに乗り換えても、新たに工事が必要になります。
「フレッツ・ドコモ光・ソフトバンク光・OCN光」などは、すべてフレッツが所有する同じ設備を使用しています。これらの回線は「光コラボ」と呼ばれていて、「光コラボ」同士の乗換えなら、同じ設備を使用するため、工事が不要です。
ですがauひかりの回線は、KDDIが所有しており、他社に同じ設備を使っているサービスはありません。
なので、どこに乗り換えても工事費が再度必要になってしまうんですね。
2.3.2WiMAXだと「auひかりの解約金」を自腹で払わないといけない
他社光回線をつかうと、また2〜3万円程度の工事費がかかってしまいます。
となると、工事が不要なWiMAXかソフトバンクエアーを選びたいという方が多くなりますね。
ですがWiMAXを選んでしまうと、auひかりの解約金は通常通り支払う必要があります。
逆にソフトバンクエアーなら、先ほどご紹介した通り「他社回線の解約金をソフトバンクが負担」というキャンペーンがあります。
「auひかりの解約金なし」でなおかつ「工事費もかからない」唯一のサービスなので、ソフトバンクエアーが狙い目なんですね。
ソフトバンクエアーはWiMAXと違って、通信量制限(3日で10ギガまで、1ヶ月で10ギガまで、など)がありません。
光回線と同じように、完全にネット使い放題なので、使い勝手も抜群です。
ソフトバンクエアーについては下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ:解約金は本当にムダ!最小限に抑える工夫を!
理由はなんであれ、auひかりを解約するときの解約金はムダなものでしかありません。
ですが、解約するタイミングや、乗換え先のインターネット回線を見極めるだけで、ムダな支払いを最小限に抑えることができます。
具体的には下記のどちらかの方法がベストです。
- 違約金なしの「更新月」を狙う(できれば工事費完済後)
- 解約金ゼロ、初期費用ゼロのソフトバンクエアーに乗り換える
ソフトバンクエアー以外の乗換えや、auひかりを解約するだけという方は、1の方法を利用することで解約金を抑えることができます。
インターネット回線の乗り換えをする方は、現状で解約金、初期工事費ともゼロになる、唯一のインターネット回線「ソフトバンクエアー」を利用することをおすすめします。
ソフトバンクエアーについては、下記のページで特徴や料金を確認してみてくださいね。