この記事では、「ドコモ光からソフトバンク光に乗り換える際のメリットとデメリット」について詳しく解説します。
乗り換える際の注意点を含めた解説と、ソフトバンク光の他におすすめの乗り換え先があるかをご紹介していきます。
この記事で乗換えのメリットと、デメリットを把握したうえで、実際にソフトバンク光を使うか、他社にするかを判断してみてくださいね。
※フレッツ光からドコモ光への転用をご検討中の方は、「【事前に確認!】フレッツからドコモ光に転用すると損する場合がある!失敗しない手続き方法を解説します!」の記事をご参考ください。 |
この記事の目次
①ソフトバンク光に乗り換えるデメリット
ドコモ光からソフトバンク光に乗り換えるのは、メリットばかりではありません。
下記のデメリットを踏まえたうえで、実際に乗り換えるかどうか判断することをお勧めします。
1.1手続きが面倒
フレッツ光から光コラボへの乗り換えと違い、光コラボから光コラボへの乗り換えは多少面倒です。
まず、NTT加入電話からドコモ光のひかり電話へ番号ポータビリティで移行して利用している人で、ソフトバンク光でも同じ電話番号を使いたい場合は、NTTアナログ電話へ戻す手続きが必要です。
そして、NTTアナログ電話へ戻す工事が終わってから、ソフトバンク光へ申し込みます。
ソフトバンク光の申し込みが完了したら、ドコモ光の解約手続きをします。
ソフトバンク光の開通は現光コラボの撤去工時から6営業日以後でないと開通できないルールがあります。つまり、どうしても7日程度はインターネットが使えない期間が発生します。
そして光電話は、ソフトバンク光開通後9営業日後に使えるようになります。
1.2光パックが使えなくなる
ドコモ光×ドコモスマホで安くなる光パックが使えなくなります。
ソフトバンク光に乗り換えた後に月々のスマホ料金が高くなってしまいます。
ソフトバンク光への乗り換えが料金を安くすることが目的なのであれば、スマホごとソフトバンクへ乗り換えないとあまりメリットが無いでしょう。
1.3通信速度が落ちる可能性
ソフトバンク光はプロバイダが1社しか選べないので、ソフトバンク光への乗り換えで必然的にプロバイダはYahoo!BBになります。
Yahoo!BBの速度はクチコミでも評判が悪く、プロバイダの中でも遅いほうだと思います。
光BBユニットをレンタルしIPv6高速ハイブリッドを契約すれば速度は速くなりますが、何もしないとドコモ光よりも速度が落ちる可能性があります。
1.4電話番号が変わる可能性
ドコモ光で新規に取得した光電話の電話番号は、ソフトバンク光へ乗り換えの際に引き継ぐことができません。
ソフトバンク光でまた電話番号を新規取得することになります。
ただし、もともとNTT加入電話からドコモ光へ番号ポータビリティで移行していた人に関しては、一度NTTアナログ電話へ戻すことにより電話番号を引き継ぐことができます。
②ドコモ光からソフトバンク光に乗り換えるメリット
まずはドコモ光からソフトバンク光に乗り換えるメリットがあるかどうか見ていきましょう。
2.1月額料金が若干安くなる
ドコモ光からソフトバンク光へ乗り換えれば若干月額料金が安くなります。
料金比較 ※1ギガ |
|
ドコモ光 | 戸建て: 5,200円~5,400円
マンション: 4,180〜4,400円 |
ソフトバンク光 | 戸建て:5,170円〜5,700円
マンション:4,180円 |
ドコモ光にはタイプAとタイプBがあり料金が違いますが、2つの違いは選べるプロバイダが違うだけです
乗り換えにあたり、5年更新プランの戸建てであれば、5,170円なので乗り換え後のソフトバンク光と料金が同じです。
現在マンションタイプやタイプBを利用中の人はソフトバンク光へ乗り換えで月額料金が安くなります。
2.2工事費がかからない?
ドコモ光とソフトバンク光は光コラボです。
光コラボから光コラボへの乗り換えは、一度乗り換え前の光コラボを解約し、新たに乗り換え後の光コラボを新規契約する必要があり、新規工事費が発生します。
光ファイバー導入済みのマンションなどは立会い工事不要で無派遣工事2,200円で済みます。
それ以外の場合は基本的に工事担当者が派遣されます。
そもそも、ドコモ光とソフトバンク光は使っている光ファイバー等の設備が同じなので、それなのに立会い工事が必要なのが少し気に入らなかったのでソフトバンク光へ問い合わせてみましたが、「原則立会い工事が必要」とのことでした。
でも強く要求すれば無派遣工事で開通できる可能性もあると思います。
しかしいずれにせよ、キャンペーンを利用すれば工事費は実質かかりません。
キャンペーンでは発生した工事費分の割引、またはJCBギフトカードが貰えます。
2.3通信速度が速くなる可能性がある
光コラボはフレッツ光と同じ設備を使うため、ドコモ光もソフトバンク光も基本的には通信速度が同じです。
しかし、実際はプロバイダの混雑具合が通信速度に大きな影響をあたえるため、ドコモ光で選択したプロバイダによっては速度が遅い状態になっていることもあります。
ソフトバンク光はプロバイダが必ずYahoo!BBになります。
Yahoo!BBはプロバイダとしてはあまり評判がよくないので、速度は微妙です。
しかし、ソフトバンク光には「IPv6高速ハイブリッド」というネイティブ接続があります。
ソフトバンク光のネイティブ接続はプロバイダを経由せずBBIX株式会社の装置を経由しインターネットに繋がります。
つまり、Yhaoo!BBがインターネットの接続に関与しないため、通信速度が速くなります。
IPv6高速ハイブリッドは無料で利用できますが、光BBユニット(467円/月)のレンタルが必要です。
ちなみに、ドコモ光はプロバイダのみを変更することが可能です。
現在の速度に不満がある場合、プロバイダを変更することによって速度が改善する可能性もあります。
2.4ドコモ光の解約金をソフトバンクが負担してくれる
ドコモ光を解約すると戸建て13,000円、マンション8,000円の解約金が発生します。
しかし、ソフトバンク光へ乗り換えの場合は、ドコモ光の解約金をソフトバンクが負担してくれる「あんしん乗り換えキャンペーン」が適用されます。
あんしん乗り換えキャンペーンは、他社違約金・撤去費用を最大10万円までキャッシュバックで還元してくれます。
2.5工事費は実質無料
このキャンペーンは、乗り換え時に発生する工事費を実質無料にするためのキャンペーンです。
発生した工事費によって貰える金額が変わります。
JCB商品券か割引かをどちらか好きなほうを選択できます。
ソフトバンク光のキャッシュバック | |
立会い工事 | 工事費:24,000円
特典:1,000円×24ヶ月割引 |
建物内工事なし | 工事費:9,600円
特典:1,000円×10ヶ月割引 |
無派遣工事 | 工事費:2,000円
特典:1,000円×10ヶ月割引 |
ドコモ光からソフトバンク光に乗り換えするためには、ドコモ光を解約し、ドコモ光で使っていた設備をそのままソフトバンク光でも使うのですが、基本的には工事担当者が自宅へ訪問する工事になります。
なので、発生する工事費は24,000円か9,600円になるでしょう。
その分を月額割引や商品券で還元してくれるので、初期費用は相殺されます。
2.6スマホを無料で乗り換えられる
ドコモ光からソフトバンク光へ乗り換えのついでにスマホもソフトバンクへ乗り換えれば「おうち割光セットキャンペーン」が適用されます。
このキャンペーンはおうち割光セットを新規で申し込むことが条件です。この条件を満たすことにより、他社スマホの解約金を還元してくれます。
おうち割光セットとは、ソフトバンク光×ソフトバンクスマホにすることにより、ソフトバンクスマホの月々の支払いが安くなるというサービスです。
おうち割光セットキャンペーンがあるので、スマホも解約金を気にせず乗り換えられます。
解約金の還元方法は、ソフトバンクスマホの通信料から1,026円×10ヶ月割引(最大10,260円)という形で還元されます。
2.7 キャッシュバックがゲットできる
ドコモ光からソフトバンク光に乗り換える場合には、キャッシュバックをゲットできるというメリットがあります。
キャッシュバック金額は契約内容によって変化しますが、ドコモ光からソフトバンク光に乗り換える場合は下記の金額が適用されます。
ソフトバンク光のキャッシュバック | |
キャッシュバック | 新規:45,000円 転用・事業者変更:15,000円 |
これは最も契約の条件が良い評判の代理店「エヌズカンパニー」の内容です。
キャッシュバック金額が最も高額で、なおかつ有料オプションなどをつけなくて良いので、安心して利用できる代理店です。
ソフトバンクから優良代理店の表彰を受けている数少ない窓口なので、信頼度も高いです。
ソフトバンク光の申し込み窓口について詳しく知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
③ソフトバンク光以外の乗り換え先
次にドコモ光から乗り換える場合の、ソフトバンク光以外の選択肢についてご紹介していきます。
ソフトバンク光以外にも条件がよい回線もあるので、他社の内容も把握したうえで、一番良いものを選んでみてくださいね。
3.1auひかり
auひかりは光コラボではないので、ソフトバンク光への乗り換えのようなインターネットが使えない期間ができないのでおすすめです。
3.1.1魅力は初期費用が掛からないこと
auひかりは、キャッシュバックと初期費用がほとんど掛からないことが魅力です。
キャッシュバックはネット代理店のNNコミュニケーションズから申し込むのが一番お得です。
auひかり公式キャンペーンである初期費用相当額割引、スタートサポート(他社違約金還元)も利用できるので、乗り換えコストもほぼかかりません。
3.1.2ドコモスマホは高くなる
ただし、ドコモ光パックでスマホ代を節約している人は、auひかりへ乗り換えた場合スマホ代が高くなってしまうデメリットがあります。
しかしそこは、スマホもドコモからauへ乗り換えができれば、auひかり×auスマホでauスマートバリューというドコモ光パックと同じようにスマホ代を節約できるサービスもあります。
3.1.3プロバイダも選べる
auひかりはプロバイダが7つの中から選べます。
現在ドコモ光で使っているプロバイダと同じものがあれば、プロバイダメールアドレスを変えずそのまま利用できます。
auひかりはプロバイダごとに通信速度が変わらず、どれを選んでも高速通信可能です。
なので、現在ドコモ光で使っているプロバイダの速度に不満があっても、auひかりへ乗り換え時に同じプロバイダを選ぶこともできます。
3.1.4キャッシュバックも高額
auひかりのキャッシュバック | |
キャッシュバック | 77,000円 |
auひかりはキャッシュバックが高額なことでも人気です。
ご家庭の中にauスマホを使っている方がいれば、auひかりのほうがお得なので、検討してみることをお勧めします。
その他auひかりの詳しい特徴は下記の記事にまとめているので、ぜひ確認してみてください。
④乗り換え手順
最後にドコモ光からソフトバンク光へ乗り換える手順を説明します。
(1)現在利用中の電話番号をNTTアナログ電話へ戻す手続き(116へ問い合わせ)
↓ (2)(1)の工事日が決まり次第、ソフトバンク光の申し込み(ネット代理店から) ↓ (3)ドコモ光の解約の申し込み ※撤去工事日を確認する ↓ (4)ソフトバンクより開通工事日のお知らせが届く ※開通工事日がドコモ光の撤去工事から6営業日以内であれば工事日の変更が必要になる ↓ (5)ドコモ光撤去工事、宅内機器返送 ↓ (6)ソフトバンク光開通工事、インターネットが使えるようになる ↓ (7)ソフトバンク機器接続後、9営業日後にホワイト光電話開通
光電話を特に利用しない、番号ポータビリティで移行しない場合は(2)~(6)のみになります。 |
まとめ
光コラボ→光コラボの場合、転用手続きは使えないので、ドコモ光からソフトバンク光へ乗り換えは多少面倒です。
なので、ドコモ光から他社へ乗り換える際はauひかりやNURO光など光コラボ以外の回線が良いでしょう。
特に関東エリアにお住まいであれば、NURO光が通信品質、代理店のキャンペーンがとても優れているのでおすすめです。
関東エリア以外であれば同じく通信品質、代理店キャンペーンの優れているauひかりがベストでしょう。
ソフトバンク光に乗り換える場合は、キャッシュバックが高額なエヌズカンパニー経由でのお申し込みをお勧めします。
エヌズカンパニー ソフトバンク光キャンペーンサイトソフトバンク光の申し込み窓口について詳しく知りたい方は、下記の記事をご参考ください。