WiMAXは、小型の端末で基地局と電波を送受信して行う無線インターネット通信サービスです。
光回線のような固定回線は、サービス提供エリアであれば外部から通信ケーブルを宅内に取り込んで有線で通信するため、場所による速度値の違いはそれほどおこりませんが、無線通信のWiMAXはサービス提供エリアであっても、電波が届くかどうかは試してみないと分からないのが実状です。
そこで、WiMAX提供元のUQコミュニケーションズには、15日間完全に無料でお試しができる「Try WiMAX」という制度があります。
今回は「Try WiMAXとはどういった制度なの?利用方法は?注意点はあるの?」といった疑問を解決していきますので、WiMAXを検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。
この記事の目次
①Try WiMAXの利用方法
WiMAXの15日間無料お試しサービス「Try WiMAX」を利用する方法を紹介します。
1.1貸出し端末の選び方
WiMAXは持ち運びができるモバイルルーターや、宅内のコンセントから常に電源を取り込んで使うホームルーターという専用の機器でWiMAXの電波を送受信する仕組みです。
契約できる端末はいくつかあるので、15日間無料お試し時にも貸出可能な機種は7種類の中から自分で好きな機器を選びます。
- W05
- WX04
- W04
- WX03
- W03
- L01
- L01s
貸出中の機器には現在すでに販売終了の機種が含まれています、実際の契約時には選べない古い機種を借りても機器の性能をチェックするという意味ではお試しの意味がありません。
そのため、新しい機器をレンタルするのがおすすめですが、現在購入できるポータブル端末の中で最新機器のWX05は貸出機器には含まれていないので、1つ古いタイプのW05を借りるとよいでしょう。
ただし、希望の機器の在庫がUQコミュニケーションズにない時もありますので、Try WiMAXを申し込む時に確認してくださいね。
1.2Try WiMAX申し込みの条件
Try WiMAXの申込み条件がいくつかあるので紹介します。
- 日本国内に永住の20歳以上の方
- 本人名義のクレジットカードが必要
- 過去180日間以内にTry WiMAXを利用したことがない方
Try WiMAXは、上限7GBのプランでの契約になります。
上限7GBプランとは月に利用できるデータ量が7GBまでとなっているプランですので、データの使いすぎに注意しましょう。
②Try WiMAXのメリット
サービスエリアは事前にネットで確認ができますが、WiMAXは電波での無線通信なので様々な環境に通信状態が左右されるため、実際に使ってみないと正確な電波状況は分かりません。
通信状況に影響するものには「電波干渉」があります。
電波干渉とは、WiMAXなどの通信機器の電波と家にある電気製品からの電波がお互いに反応をしてしまう事です。
電波を発する家電は意外と多く「電子レンジ・電話の子機」などがあります。
建物などが障害物となりWiMAXの通信状況に影響を及ぼします。
WiMAX2+の電波は電波の性質上、遮蔽物に弱いという特徴があるので建物内や地下などは繋がりにくいのです。
また、人口密度が高い場所でWiMAX利用者が多いと、ネットワークが混雑して通信速度が非常に遅くなることがあります。
このように、サービスエリアマップを見た限りでは範囲内に入っているのに、電波が届きづらかったり通信速度が遅いことがあるため、Try WiMAXで実際にWiMAXを使用して契約をするのがおすすめです。
③Try WiMAXを使うときの注意点
無料でお試し利用できるからと言って、注意事項をよく読まずに申し込んでしまうと失敗をしてしまうことがあります。
3.1貸出し機器の返却期限に注意
「15日間無料お試し」となっていますが、実際は15日間まるまる試すことはできません。
なぜなら、UQコミュニケーションズから機器が発送された日から15日以内に、UQコミュニケーションズへ機器を必着で返却しなければならないからです。
配送に2~3日要するとすれば、返却期日の2~3日前には返却の発送しておかなければいけないので、実質のお試しができる期間は11~12日ほどになるでしょう。
3.2返却期間を過ぎた場合の違約金
お試し期間が過ぎたのに機器を返却をしなかった場合は、違約金を請求されるので注意してください。
違約金は申し込み時に登録したクレジットカードから引き落とされてしまいますので、返却期限を守って無駄な出費とならないようにしましょう。
レンタル機器の種類と違約金 |
|
Wi-Fiルーター(クレードル無し) | 20,000円 |
Wi-Fiルーター(クレードル有) | 22,750円 |
UIMカード | 3,000円 |
3.3同一月内に同一機器を複数人が使う可能性
レンタルサービスの性質上、1台の機器を複数の利用者で使いまわします。
Try WiMAXのプランは月間のデータ利用可能上限が7GBなので、同一月内で他の誰かが使った後の機器が届いた場合、到着時にすでに通信制限がかかっていることがあります。
通信速度がかかると128Kbpsという超低速状態となり、通常時の速度ではないためお試しの意味がなくなってしまいます。
通信制限は月初めにリセットされるので、通信制限がかかっていない機器を発送してもらえるように、Try WiMAXは月末に申し込むと良いでしょう。
3.4借りたルーターではそのまま契約できない
お試し期間が終了した後に、本契約したいからと言ってもそのままレンタル中の機器を使い続けることはできません。
本契約する場合は新品のルーターを購入する事になるので、お試し期間で借りている機器は必ず返却が必要です。
3.5 クレジットカードのショッピング利用枠が確保される
クレジットカードのショッピング利用枠を、機器購入代金相当額分として一時的に確保されます。
これは、もし契約者が返却しなかった場合にスムーズに違約金を請求できるようにするための措置です。
一時的とはいえ、クレジットカードのショッピング利用枠が少なくなってしまう点に注意しましょう。
3.6 同封の書類で契約しない
Try WiMAXはUQコミュニケーションズの行っているサービスです、15日間無料で試した後に自社で本契約をしてもらうために書類が同封されていますが、そのままUQコミュニケーションズで契約するのはユーザーにとってはお得ではありません。
なぜなら、UQコミュニケーションズで契約するより、プロバイダで契約したほうが基本料金などが安いからです。
使う回線はUQコミュニケーションズで契約しようが、プロバイダで契約しようが同じWiMAXとなるので、基本料金が安いプロバイダのほうが断然お得ということです。
④Try WiMAXはこんな人におすすめ
Try WiMAXで15日間無料お試しをしたほうが良い方は、高層ビルや地下鉄内でWiMAXを利用したい方や、サービスエリア判定でお住いの地域が「〇」判定ではなかった方です。
4.1高層ビル内で使用したい方
WiMAXでメインに使う電波は「WiMAX2+」ですが、この電波は高周波数帯に属し、直進性が強く障害物に弱いという特徴があります。
高層ビル内はコンクリートと鉄筋に囲まれていてWiMAXの電波が届きづらいので、エリア検索で判定が「〇」であっても必ず試してみた方が良い場所です。
厚い壁に囲まれた建物内でも窓辺に端末を置くことができれば繋がる可能性があります、なぜならガラスは電波を通しやすいという性質があるからです。
お試し期間内にいろいろな場所で電波の入り具合を調べるといいでしょう。
4.2地下鉄内
地下鉄内はWiMAXの特に苦手な場所ですので、そのままでは電波は弱くなるか繋がらない場合がほとんどですが、WiMAXが中継アンテナを設置している駅であれば利用可能です。
WiMAXがつながる地下鉄は、UQコミュニケーションズのサイトで調べることができます。
ただし、ここに記載されていない地下鉄でも繋がるケースや、記載されている地下鉄でも場所によっては繋がらないこともあるので、Try WiMAXをおすすめします。
4.3エリア判定が「〇」ではない地域の人
UQコミュニケーションズのサイトでは、サービスが受けられる範囲を事前に調べることができるので、WiMAXを契約する方はまずここで自宅やよく行く場所の電波状況を調べてみましょう。
ピンポイントエリア判定では、住所を入力し細かくWiMAX2+の電波が届くかどうかを調べることができます。
ピンポイントエリア判定で「△」だった場合は、使えたり使えなかったりと微妙なケースがあるので、積極的にTry WiMAXを活用しましょう。
⑤Wimax契約におすすめのプロバイダはこれ
Try WiMAXで快適にWiMAXを利用できることが分かった方は、プロバイダのGMOとくとくBBから申込むのが一番おすすめです。
GMOとくとくBBのWiMAX月額料金は、UQコミュニケーションズよりも安く、新規契約で貰えるキャッシュバックが業界最高値だからです。
月額料金の安さ+高額キャッシュバックで、UQコミュニケーションズで契約するよりも3年間の総額で約27,000円もお得になります。
GMOとくとくBBの基本情報 | |
基本料金(ギガ放題) | 1~2カ月目:3,609円
3カ月目以降:4,263円 |
開通月(0カ月目)の料金 | 日割り計算 |
契約期間 | 3年 |
1回目の更新月 | 37カ月目 |
解約違約金 | 1~24カ月目:24,800円
25カ月目以降(更新月以外):9,500円 |
契約事務手数料 | 3,000円 |
支払い方法 | クレジットカード |
キャッシュバック額 | 最大:32,000円 |
3年間のトータル支払額 | 123,160円 |
GMOとくとくBBに申し込む際は、キャッシュバックの受取手続きにだけ注意が必要です。
GMOとくとくBBの契約の際に、基本メールアドレスを作りますが、そのメールアドレス宛に端末発送月を含む11カ月目にキャッシュバック特典の振込に関する案内が届きます。
案内に沿って指定口座を登録すると、翌月末日にキャッシュバックの振込が行われますが、この手続きをし忘れたり、振り込み期日までに「解約・料金未納がある」「指定口座情報に誤りがある」ような場合はキャッシュバックが行われないので気を付けてください。
GMOとくとくBBのWiMAXのキャンペーンの内容と契約方法は、以下のキャンペーンサイトでお確かめくださいね。
GMOとくとくBB WiMAXの特徴をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。
WiMAXを使ってみたいけど、通信速度や利便性に不安がある人はUQコミュニケーションズの「Try WiMAX」でまずはお試しをしてみましょう。
その後に実際に契約するときは、そのままUQコミュニケーションズではなく、プロバイダのキャンペーンを利用するとお得です。
GMOとくとくBBが一番お得なのでおすすめですが、その他プロバイダのキャンペーンも比較してみたい方は以下の記事にまとまっていますで、こちらも参考にしてくださいね。