WiMAXのサービスを提供している大元はMNO(移動体通信事業者)であるUQコミュニケーションズです。
UQコミュニケーションズのMVNO(仮想移動体通信事業者)である各プロバイダでも同品質のWiMAXが契約できます。
MVNOとは、他社から無線通信インフラを借り受けて、独自のサービスを加えて提供をしている事業者のことです。
つまり、WiMAXはどこで契約しても、MNOであるUQコミュニケーションズの通信ネットワークを使った通信サービスなので、繋がりやすさや通信速度など「通信に関する品質は全く一緒」なのです。
WiMAXのMVNOには「GMOとくとくBB・@nifty・So-net・Broad WiMAX・BIGLOBE」などのプロバイダがありますが、一番お得にWiMAXを契約するために各社で毎月支払う金額やキャンペーンを調べてみました。
これからWiMAXを契約する方にとって必見の内容です。
この記事の目次
①WiMAXのプロバイダ選びで3年間の支払総額が1番重要な理由
同じサービスや商品を購入する際は誰でも一番安いお店を選ぶと思いますが、WiMAXもどこで契約をしても同じサービス内容なので、一番お得なプロバイダで申し込みをするのが正しい方法です。
WiMAXのプロバイダを選ぶ時は月々に支払う金額だけで決定せず、同じ期間使った場合の「総支払い額がいくらになるのか」を見極めるのが大事ですので、これからその理由を解説していきます。
1.1 基本料金はどこも同じ?
WiMAXの毎月の支払料金は各プロバイダでバラバラですが、これは各社が独自の割引を行っているからです。
もともとWiMAXの「ギガ放題プラン」の基本料金は4,880円ですが、実際は各社が1,000円近くの値下げを行っており、その割引き額が異なるのでプロバイダ毎に料金に差が出るという訳です。
1.2 プロバイダでキャンペーン内容が違うから支払総額が変わる
各プロバイダで異なる点は、主に「キャッシュバックや月の料金割引」などといったキャンペーンの内容です。
ほとんどのプロバイダは1~2カ月目までの利用料金をとても安く設定していますが、3カ月目以降に料金の引上げを行い、さらに25カ月目以降で再度料金を上げるというパターンが多く見られます。
そのため、1・2か月目の料金だけを見て安いプロバイダを判断してしまうと、支払い総額では全然お得でなかったという事が起こってしまうのです。
また、プロバイダによっては入会時の特典としてキャッシュバックを用意していることがあります。
キャッシュバックの金額も計算に入れれば、たとえ多少月々の支払が高くてもトータルではお得になることがあるので、こういう特典もしっかり考慮して総支払額を導きだしていきましょう。
1.3 WiMAXは3年プランが基本
WiMAXは、2年プランや4年プランで契約ができるプロバイダもありますが、ほとんどのケースで新規で申し込めるのは3年プランにのみになっています。
複数の契約期間のプランから選択できる場合は、プランごとにキャッシュバック金額や割引条件が変わる場合もあるので、割引きの条件をチェックすることも大事になってきます。
1.4 サポート内容は、どのプロバイダも基本同じ
WiMAXのサポート内容はプロバイダごとに若干の違いはあれど、それほど大きな差ではありません。
WiMAXで使用するルーターの機種変更は多くが同一ルールで行っていますし、契約キャンセルのルールなども法令に乗っ取ったやり方だからです。
WiMAXルーター機器に対する補償サービスのオプションはプロバイダごとに金額が多少異なりますが、そもそもメーカー保証が1年間あるので過失による故障や紛失等がなければ不要ですし、コールセンターの対応なども似たり寄ったりです。
そのため、サポート内容でWiMAXのプロバイダを選ぶ必要はありません。
②【3年間】WiMAX支払料金ランキング
では、具体的にプロバイダを挙げて支払い総額にどれくらいの差が出るのか見ていきましょう。
2.1 1位:GMOとくとくBB
3年間の総支払額で一番安くなるのは、キャッシュバックが最大32,000円貰えるGMOとくとくBB WiMAXです。
入会時キャンペーンは「キャッシュバック」と「月の料金からの割引き」のどちらかを選ぶことができますが、キャンペーンの選び方で以下の表のように総額が変わります。
GMOとくとくBBの3年間の総支払額 | ||
キャッシュバック | 3年間の総支払額:120,146円 | |
実質の月額料金:3,337円 | ||
月額割引 | 3年間の総支払額:122,660円 | |
実質の月額料金:3,407円 |
【良い点】
- キャッシュバックを選べば3年間の支払料金が最安値になる
- 月額割引を選んでも他社プロバイダより割安
- クレードル(充電器)が無料で手に入る
【悪い点】
- キャッシュバックは受け取り忘れが多いので注意が必要
- キャッシュバックを貰えるまでの月日が長い(約1年後)
- キャッシュバックの手続きが面倒
【注意点】
- 支払方法はクレジットカードのみ
- キャンペーンの適用に有料のオプション加入※が必須
※キャンペーン適用に必要なオプションは「安心サポート(300円/月)」と「公衆無線LAN(362円/月)」ですが、最大2カ月間無料なので翌月に解約すれ葉料金は取られません。
【総評】
GMOとくとくBBの特徴は、キャッシュバックと月額割引の2つのキャンペーンが用意されていることです。
どちらを選んでも実質の支払料金はWiMAXの中プロバイダの中で最安値ですので、クレジットカードを持っていないなどの事情がない限り、GMOとくとくBBのWiMAXを選ばない手はないでしょう。
2.2 2位:@nifty
2番目にお得なプロバイダは@niftyです。
@niftyでは、入会時キャンペーンでキャッシュバック30,100円がもらえます。
@niftyの3年間の支払総額 | ||
キャッシュバック | 3年間の支払総額:120,790円 | |
実質の月額料金:3,350円 |
【良い点】
- 総支払額が第二位の安さ
- オプション加入は一切不要
- 他に@niftyの会員資格がある場合は250円引きとなる
【悪い点】
- キャッシュバックは受け取り忘れが多いので注意が必要
- キャッシュバックを貰えるまでの月日が長い(約9カ月後)
- キャッシュバックの手続きが面倒
【注意点】
支払方法はクレジットカードのみ
【総評】
キャッシュバックの受取は、GMOとくとくBBと同じように手続きが必要です。
申し込み時にオプションに一切加入しなくてもよい点が高評価につながっています。
また、@nifty WiMAXでは@nifty会員費250円/月が基本料金に含まれていますが、すでに何かしらの@nifty会員のサービスを受けている人は、さらに会費を支払う必要はないのでその分料金が安くなります。
2.3 3位:Broad WiMAX
3位のBroad WiMAXのキャンペーンは月額料金からの割引きのみで、総支払額からみるとそれほどお得ではありませんが、他社のWiMAXの解約違約金に対する還元を行っている唯一のプロバイダという点で評価ができます。
Broad WiMAXの3年間の支払総額 | ||
月額割引 | 3年間の支払総額:128,626円 | |
実質の月額料金:3,572円 |
【良い点】
他社WiMAXからの乗り換えで違約金を還元してくれる
【悪い点】
- 料金設定が複雑
- auスマホとのセット割引きを適用させたい場合は基本料金が高くなるのでランキング外
【注意点】
- クレジットカード払いじゃないと高額の初期費用がかかる
- 有料オプションに加入しないと初期費用が請求される
初期費用(18,857円)を無料にするためには「安心サポートプラス(550円/月)・My Broadサポート(907円/月)」という2つの有料オプションへの加入が必要です。
利用しないサービスであれば、端末到着後にオプション契約は解約することができます。
【総評】
1カ月目が2,726円という目を引く安さなので騙されやすいのですが、料金が徐々に上がっていく仕組みなので3年間の総支払額は他社と比べてそれほど安くはありません。
また、申し込み時に一定の条件を満たさないと高額な初期費用がかかるという点にも注意が必要です。
しかし他社WiMAXからの乗り換えをする場合、最大19,000円の違約金負担キャンペーンが受けられるため、乗り換え時に違約金がかかる方にはおすすめのプロバイダです。
2.4 4位:So-net
So-netも月額料金からの割引きのみとなっています。
So-netの3年間の支払総額 | ||
月額割引 | 3年間の支払総額:130,320円 | |
実質の月額料金:3,620円 |
【良い点】
- キャンペーンのための手続きは不要
- セキュリテイーサービスが12カ月無料で使える(任意加入)
- オプション加入一切不要
【悪い点】
特に無し
【注意点】
支払方法はクレジットカードのみ
【総評】
入会時のキャンペーンは月額料金からの割引なので、GMOとくとくBBの月額割引キャンペーンと似ていますが、オプション加入が不要なので解約をし忘れるリスクがない点はメリットです。
2.5 5位:BIGLOBE
BIGLOBEも「キャッシュバックと月額料金からの割引き」の2つからキャンペーンを選択できますが、総支払額ではそれほどお得ではありません。
BIGLOBEの3年間の支払総額 | ||
キャッシュバック | 3年間の支払総額:144,310円 | |
実質の月額料金:4,009円 | ||
月額割引 | 3年間の支払総額:150,910円 | |
実質の月額料金:4,192円 |
【良い点】
- 口座振替も可能
- キャッシュバック受取手続きは簡単なほう
- キャッシュバックを貰えるまでが速いほう(約7カ月後)
【悪い点】
- 利用料金が他社と比べ高い
- キャッシュバックは受け取り忘れが多いので注意が必要
【注意点】
BIGLOBEは使用する端末が初めから無料とはなっておらず、端末の分割代金と同額を割引かれることで実質無料になるシステムですので、24ヶ月以内で解約をすると端末の代金の支払い残債が発生します。
【総評】
BIGLOBEは、支払い方法にクレジットカードと口座振替のいずれかを選択できる数少ないプロバイダです。
キャッシュバック額が低いので3年間の総支払額で比較すると他社よりも料金が割高です。
クレジットカード払いの場合、24ヶ月以内での解約は端末の支払い残債が発生する点にも注意が必要です。
③WiMAXは3年間の支払料金が安いGMOとくとくBBが一番おすすめ
WiMAXの「通信品質と基本料金」はどのプロバイダで申し込みをしても全く同じです。
サポート内容もほぼ同じなので、キャンペーンの内容をよく比べ支払総額が一番安いプロバイダを選ぶのが賢い方法です。
支払総額が一番安いのは「GMOとくとくBBのWiMAX」です。
GMOとくとくBBの「キャッシュバック」と「月額料金からの割引き」の2つのキャンペーンから、あなたにぴったりのキャンペーンの選び方を紹介します。
3.1 キャッシュバックを選ぶとよい方
- キャッシュバックの手続きを忘れない自信がある
- 最安のためなら手続きを面倒くさがらずできる
GMOとくとくBBのWiMAXは、キャッシュバックを受けると業界最安値になりますが、キャッシュバックの手続きを忘れてしまうと他社より割高です。
手続きを忘れないで行う自信がある方のみ「キャシュバック」キャンペーンを選びましょう。
キャシュバックの手続き方法は、端末発送月を含む11カ月目に基本メールアドレス宛に届く案内メールに従い、キャッシュバックの振込み用口座番号を登録します。
「普段は使っていない基本メールアドレスのメールをチェックしなければならない」「契約からかなり経過したころに案内メールが届く」といった点で、GMOとくとくBBのキャッシュバック受取手続きは多少面倒になっています。
GMOとくとくBBのWiMAXのキャシュバックキャンペーンサイトはこちらです。
GMOとくとくBBのWiMAX キャッシュバックキャンペーンサイト
3.2 月額割引を選んだほうがよい方
- 確実に他社プロバイダより安く契約したい
- 毎月安定して安い料金での支払いをしたい
- キャッシュバック手続きを忘れそう
GMOとくとくBBのWiMAXは月額割引を選んでもとてもお得で、他社WiMAXより料金が安くなります。
キャッシュバックのようなまとまった額の振り込みで割引きを受けるより、毎月の支払い額が安い方が助かるという方も多いでしょう。
また、キャッシュバックと違い手続きが無いのもメリットなので、確実にキャンペーンを受けて安く利用したいという方は「月額料金からの割引き」をおすすめします。
GMOとくとくBBのWiMAXの月額割引きキャンペーンの内容とお申し込み方法は、以下のキャンペーンサイトよりご確認くださいね。
GMOとくとくBB WiMAX 月額割引きキャンペーンサイト
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