この記事ではADSLについて詳しく解説します。
下記の流れで解説していくので、あなたの興味があるところから読み進めてみてくださいね。
- ADSLと光回線を、料金・通信面から比較
- その後、ADSLの契約会社ごとの料金を比較
この記事を読めば、「ADSLと光回線のどちらにするべき」か、そして「どの会社から契約すればお得なのか」が、すべてわかります。
インターネット回線選びで迷っている方、乗換えを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
①ADSLと光回線の比較
まずはADSLと光回線の違いをざっくりと比較してみましょう。
仕組み上の違いを知っていたほうが、どちらを選ぶか判断するときに決めやすいんで、イメージだけでも頭に入れておいてください。
1.1利便性(通信品質)の比較
では具体的に、利用者にとってどのようなメリットがあるのか。
双方の通信面の特徴を比較してみましょう。
両者の違いは下記のとおりです。
ADSLと光回線の比較(通信速度) | |
ADSL | ・最大50Mbps(動画・音楽視聴は厳しい)
・上下の速度が違う ・電話線を利用 |
光回線 | ・上下ともに100M~1Gの高速通信
・光ファイバーを利用 |
1.1.1ADSLの利便性
通信速度は最大でも50Mbps程度なので、動画や音楽の視聴をする方には適さないネット回線です。
電話線を使い簡単に利用できるADSLですが、電波などの外部の干渉を多く受けます。
干渉を受けるとネットの途切れを引き起こします。
局からの距離が遠くなるとADSL信号が届かないというデメリットもあります。
それと、ADSLの上りは1Mと遅いので、動画のアップロードなどは実質不可能といってよいです。
なので、普段は「WEBサイトを閲覧するだけ」「ラインのやり取りくらいしかネットは使わない」というライトユーザー向けの回線です。
1.1.2光回線の利便性
上下100M~1Gbpsの伝送速度なので、高画質動画の視聴や大量のアップロードに適しています。
光ケーブルを敷設すれば、局からの距離が遠くても利用可能です。(ADSLは局から離れるほど、通信が遅くなる。)
光ケーブルが敷設されていない地域では利用できません。
現在は比較的田舎の方でも普及が進んでいます。
1.2料金の比較
次に料金面を比較してみましょう。
両者の違いは下記のとおりです。
ADSLと光回線の比較(料金) | |
ADSL | ・Yahoo!BBバリュープランが1,265円~と安い
・加入権有タイプは安いが、加入電話1,700円を計算に入れると高い |
光回線 | ・戸建てタイプは高く、マンションタイプが安い
・大きいマンションが一番安い ・ひかり電話が月500円かつ全国 |
1.2.1ADSLの料金
実はADSLは光回線と比較し、特に安くはありません。
しかし、ソフトバンクのYahoo!BB ADSLに関してはバリュープランという2年契約に申し込めばかなり安くなります。
(現状、ADSLを使うメリットはこのYahoo!BB ADSLの安さのみ)
12Mタイプで加入権有1801円、加入権無3,393円ほどです。
公式サイト限定割引を利用すれば、これからさらに毎月536円値引きされます。
ADSLの料金を考えるとき、加入電話も計算に入れないと高くなってしまいます。
加入電話の基本料がだいたい1,700円なので、加入権有タイプを選ぶ際は、プラス1,700円を計算に入れましょう。
1.2.2光回線の料金
光回線は戸建てタイプとマンションタイプで料金に差があります。
プロバイダの金額も含めて、相場は下記の金額です。
- 戸建て:5,100円~6,000円
- マンションタイプ:3,200~5,000円
マンションタイプが料金の幅に開きがあるのは、フレッツ光の場合、マンションの規模によって料金が変わるからです。
比較的大きいマンションほど安くなります(プランはNTTが決める)。
光回線を利用の場合、ひかり電話が使用できます。
ひかり電話は基本料金が500円で通話料金も8円/3分とアナログ電話と比較してもかなり安いです。
※セット割がねらい目!
また、最近はスマホとのセット割が利用できる「auひかり」「ソフトバンク光」「ドコモ光」など、新しいサービスが多く出てきています。
ネット代だけ考えると、ADSLのYahoo!BBが安いですが、スマホ代を下げられることを考えると、これらのサービスを利用したほうが、月々の通信費は安くなることが多いです。
今人気の光回線については、下記の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.3仕組みの比較
まずは両者の仕組みを比較してみましょう。
ここを知ることで、両者のメリットデメリットがイメージしやすくなるかと思います。。
両者の違いは下記のとおりです。
ADSLと光回線の比較(通信速度) | |
ADSL | ・局から遠いと使えない
・電波干渉などに弱い ・上りが遅いのでアップロードに不向き |
光回線 | ・光ファイバーの敷設が必要
・局から遠くても使える ・電波等の干渉を受けない |
1.3.1ADSLの仕組み
ADSLはもともと、加入電話(アナログ電話)契約中のユーザーが簡単にインターネット利用するためのサービスです。
なので電話線(アナログ回線)を自宅に通さないと利用することはできません。
ADSLの通信に電話線を使うので特に工事も不要になり、宅内にモデムを設置するだけで利用できます。
加入電話未契約でも電話線を自宅まで配線すれば利用可能です。
ADSLはAsymmetric Digital Subscriber Line(非対称デジタル加入者線)といいます。
ADSLの通信速度は下りが1~50Mbpsですが、上りは1M(または5M)と速度が上下で非対称なデジタル有線通信です。
電話線の中は、電話の信号とADSLのネットの信号が混在して流れるので、宅内のスプリッタという機械(分岐点)を通して「電話の信号」と「ADSLのネットの信号」を振り分けます。
1.3.2光回線の仕組み
光回線は、光ファイバーケーブルを利用したインターネット通信です。
光ファイバーと電話線(銅線)では、一度に送れる信号の量が全く違うので、通信速度に大きな差が出ます。(約100倍)
基地局の機械から出力されるレーザー光が自宅のONUと言う受信機まで届き、高速かつ長距離の通信が可能になっています。
(光はこの世で最も移動速度が速い物体。ADSLの電気信号とは比較にならないほど速い。)
NTTの光回線サービスは、企業などで使うビジネスプランを除き、最大32人で1本の光ケーブルをシェアする方式になっています。
なので周辺住人のネットの使い方で、通信速度に影響がでます。
1.4工事の比較
次に開通時の手間についての比較です。
工事に関してはADSLのほうが簡単なので、始めやすいです。
両者の違いは下記のとおりです。
ADSLと光回線の比較(工事) | |
ADSL | ・電話線があれば工事不要 |
光回線 | ・光ケーブルの引込工事が必要 |
1.4.1ADSLの工事
基本的にADSLの工事は、NTT局内だけの工事で自宅に工事担当者が来ることはありません。
しかし、加入電話未契約の場合は電話の引込線がないこともあるので工事に来ます。
1.4.2光回線の工事
電柱から引込線を引き、部屋の中まで通す工事が必要です。
過去に住んでいた住人が光回線を引いていた場合は、そのまま使えるのでNTT局内工事のみで済む場合もあります。
②これから使うならADSLか、光回線か
現在の流れとしては間違いなく光回線が主流になっています。
現在は光回線、またはWiMAXなどのモバイル通信がインターネットの主流です。
IT技術の進歩とともに、通信量が増大しています。通信の安定性や、大容量の通信の利便性を比較すると、ADSL通信ではもはや物足りなく感じてしまうでしょう。
ADSLはもはや消えゆくインターネットサービスでしょう。
NTTではフレッツADSLの新規申込受付を2016年6月30日に終了しました。
ちなみに、ADSLがいつまで使えるかが気になるところですが、NTTではその方針を明確にしていません。
しかし、ユーザーの少ないADSLの収容設備を維持するだけで毎年赤字ですから、いずれかは必ず廃止されるはずです。
ADSLと光回線の比較(人気) | |
ADSL | ・NTTでは新規受付終了
・いつ終了するかわからないが、いずれ終了する |
光回線 | ・動画のアップロードなどする人が増えているので上りが速い光回線が人気
・光ファイバーの敷設が進み、ユーザーがどんどん増えている |
2.1これから選ぶなら光回線
これから使うなら間違いなくADSLと比較して、高速かつ安定性を誇る光回線をお勧めします。
なぜなら、写真や動画の高画質化など、ITサービスの向上とともに、データ通信量が年々増えているからです。
データ容量の大きいウェブサイトを閲覧するのにADSLでは遅くて使い物にならない場合があります。
ただしADSLでも、一番速いプラン(47Mや50Mなど)にし、かつ、NTT局から1Km以内に住んでいるのであれば、下り速度に関しては40Mほど出ますので、ネットを閲覧する分には問題ないでしょう。しかし、上り速度は最大5Mなので、やはり、アップロードに関しては遅いです。
ADSLでも問題ないのは、「安定性を気にしない」「下り速度が10M程度でいい」「アップロードはしない」という人です。
逆に、次の項目に当てはまる人は光回線を利用すべきです。
- 動画を見る
- YouTubeやインスタにアップロードする
- 株やFXをする
- 家族全員の端末をWi-Fiに繋ぐ
- オンラインゲームをする
- 仕事で使う
これらは、速度や安定性が重要になります。
光回線は、ADSLと比較し、高速かつ安定した通信が可能です。
光回線を選ぶ場合は、下記の記事で、現在人気の回線を頭に入れてから、あなたに最適なものを選んでみてくださいね。
③ADSLを使う場合、どこを使うのが良いか
テキスト主体のWEBサイト閲覧などしかネットを使わない方には、まだまだADSLも利用価値があります。
ここからはADSL利用時の注意点と、低コストで利用するコツをご紹介しましょう。
3.1ADSL利用時の注意点
ADSLにする場合、NTTの局から最低6.5Km以内である必要があります。
自宅が局から何Kmかを調べるには以下のサイトを利用します。
線路開示情報 | |
西日本エリア | NTT西日本公式サイト |
東日本エリア | NTT東日本公式サイト |
ただし、4Kmを超えるとほぼ使い物にならない場合がほとんどです。
運がよければ使える程度に考えましょう。理想は2Km以内が望ましいです。
3.2回線・プロバイダの比較
ADSLはサービスが終了している会社が多いので、比較する選択肢は少ないです。
フレッツADSLも終了しているので、申し込みは各プロバイダへ行ないます。
回線はソフトバンク(旧イーアクセス)を利用します。
現在利用できるADSLの申し込み窓口は下記の5つです。
ADSL料金比較 | |
Yahoo!BBバリュープラン(公式サイト割) | 最大12Mbps:1,272円
最大50Mbps:2,571円 |
@ニフティ | 最大12Mbps:1,993円
最大50Mbps:2,632円(2年割適用) |
Nexyz.BB | 最大12Mbps:3,535円
最大50Mbps:3,935円 |
GMOとくとくBB | 最大12Mbps:1,877円
最大50Mbps:2,350円 |
BIGLOBE | 最大12Mbps:2,001円
最大50Mbps:2,981円 |
比較表を見てわかるようにYahoo!BBバリュープランがダントツに安いです。
事実上、ADSLを使う際はYahoo!BBバリュープラン 一択といってよいでしょう。
当サイトでもさまざまな代替案を調査してみました。
そこで唯一使えると判断した選択肢が、ソフトバンクエアーです。
いうまでもなく通信速度はADSLよりも上。(最大速度350Mbps)
なおかつ、今月の申込者は月額料金がADSLよりも安くなるように設定されています。
なぜなら今月はADSL希望者の獲得に力を入れているため、キャッシュバックが増額中だからです。
今月のお申込者はキャッシュバックでの還元で、ADSLより低料金で使えるようにキャンペーンが組まれています。
固定電話料金もADSLより低価格なので、トータルコストはさらに低くなります。
さらにADSLと違い、工事費も不要なので、初期費用もADSLよりはるかに安いです。
今回のキャンペーンはyahoo!BBが行う、ADSL希望者への代替案として設計されたものです。
ADSLの金額でネットをつなぐ予定だった方向けの、超限定キャンペーンとなっています。
実施期間は非常に短い(確定しているのは今月まで)なので、遅れないように判断されることをお勧めします。
※さらに当サイト限定キャンペーン「ギフト券1,000円分プレゼント」も実施中!!
当サイトが推奨するキャンペーンサイトから申し込むと、現金キャッシュバックとギフト券をWゲット!
まとめ:しっかり使うなら光回線!ADSLはライトユーザー向け
これからADSLを使って快適にネットを利用できる方は、「自宅がNTT局に近い」「アップロードを行なわない」人です。
光回線にしたほうが良いい方は、「アップロードを行う」「動画を見る」「家族で使う」「ひかり電話を使う(固定電話を頻繁に使う)」人です。
ADSLならソフトバンクのYahoo!BBが一番安くてお勧めです。
光回線の場合、西日本エリアはフレッツが安いのでお勧めです。東日本エリアは光コラボが安いのでお勧めです。
光回線を使う方は、フレッツよりも、他サービスとのセット割(スマホ割)などがある、他社回線がおすすめです。
詳しくは下記の記事を参考にしてみてくださいね。