イオンのモバイルルーターは、一般的なWi-Fiサービスとは少し違います。
「イオンが販売しているモバイルルーター端末にMVNOのイオンモバイルのSIMカードを入れる」
ことにより使えるようになっています。
自分でSIMフリーのモバイルルーターを持っている場合、イオンの販売端末を買わなくてもOKです。
その場合は、
「SIMカードのみイオンモバイルのものを契約する」
といった使い方もできます。
逆に、
「イオンでモバイルルーター端末を購入し、関係ないMVNOのSIMカードを契約し入れて使う」
というやり方もできます。
40社以上のモバイルルーターを比較した中で、「今最強コスパのモバイルルータ」を下記の記事で大暴露しています!
- 1日の利用通信量は制限無しがいい
- ただ、月額料金も安く抑えたい
は、コスパの高いMugen Wifiの方がおすすめです。
この記事の目次
①イオンのモバイルルーターとは?
イオンのモバイルルーターは、他社のWi-Fiサービスのように
「月額○○円で使い放題」
という仕様ではありません。
イオンのモバイルルーターを使うには
「端末購入+データプランの契約」
が必要になります。
端末機種について
イオンのモバイルルーターは
NEC製のAterm MR04LN AB
です。
※Aterm MR04LN AB(参考画像)
端末は
「イオンデジタルワールド」
というイオンの格安スマホやSIMカードの契約ができる専用サイトで購入できます。
機種名 | Aterm MR04LN AB |
SIMタイプ | microSIM×2 |
最大通信速度 | 下り150Mbps/上り50Mbps |
バッテリー容量 | 2,300mAh |
WiFi連続通信時間 | 約12時間 |
同時接続台数 | 16台 |
販売価格 | 19,800円 |
発売日 | 2015年7月16日 |
デュアルSIMに対応しているので、最大2つまでSIMカードを挿入できます。
回線は
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
に対応しています。
クレードルもセットでついてくるので、家の中でも使いやすいです。
発売日が2015年7月16日なので、古めの商品である点には注意してください。
それと、イオンデジタルワールドでは、
- SIMセット または
- 本体のみ
かどちらかを選ぶことができます。
※セットor本体のみ(参考画像)
どちらを選んだ場合も、料金は変わりません。
ただし、SIMセットを選ぶ場合は
イオンモバイルのSIMカードのデータプランのいずれかを同時に選ぶ
必要があります。
本体のみを選ぶ場合は、
後から別途イオンモバイルのSIMカードを単独で契約
してもいいです。
もしくは他社のMVNOのSIMカードを契約してAterm MR04LN ABに差し込んで使ってもOKです。
SIMカードのデータプラン
Aterm MR04LN ABだけではネットに繋がらないので、microSIMを挿入しなければなりません。
microSIMはどの事業者で契約したものでも使えます。
イオンモバイルの場合だと次のような月額利用料金となります。
イオンモバイルのデータプラン月額利用料金 | |
1GB | 480円 |
2GB | 780円 |
4GB | 980円 |
6GB | 1,480円 |
8GB | 1,980円 |
12GB | 2,680円 |
20GB | 3,980円 |
30GB | 4,980円 |
40GB | 6,480円 |
50GB | 8,480円 |
それと、初期費用として
SIMカード代金(事務手数料相当額)が3,000円
かかります。
つまり、
「モバイルルーター本体価格19,800円+SIMカード代金3,000円+毎月の利用料金」
がかかるということになります。
ちなみに、データプランの利用料金は初月日割り計算されます。
例)
- モバイルルーター購入費用…19,800円
- SIMカード代金…3,000円
- データプラン12GB…毎月2,680円
4月1日から利用したとすると、初月25,480円、以降毎月2,680円
ちなみに、最低利用期間といった契約の縛りはありません。
なので、解約はいつでもできます。
- イオンのモバイルルーターの契約には端末本体、初期費用、月額料金が必要です!
- 契約の縛りがないので、いつでも解約OKです!
②他社のWiFiサービスと比較したメリット
他社のWi-Fiサービスと比較するとイオンのモバイルルーターは次のようなメリットがあります。
【イオンのモバイルルーターのメリット】
- 小容量だけ使いたい場合は安い
- 契約の縛りがない
- 端末はどの事業者のSIMでも使える
それぞれ詳しく解説します。
メリット⑴:小容量だけ使いたい場合は安い
イオンのモバイルルーターのメリットは、
小容量のデータプランを使いたいときに便利
なことです。
たとえば、月間4GBだけでいいのであれば、
たったの980円/月
で契約できるわけです。
ただし、端末代金のことも考えなければなりません。
端末代金が19,800円なので、2年使ったとすれば1カ月当たり825円です。
そうなると、4GBの980円と合わせて1,805円なので、まあまあ安いかもしれません。
逆に、データ通信量が多いプランだと割高になってしまうのでおすすめはしません。
メリット⑵:契約の縛りがない
人気のWi-FiルーターにはMugen WiFiやWiMAXなどがあります。
しかし、これらには契約の縛りがあります。
契約の縛り | 違約金 | |
イオンのモバイルルーター | なし | なし |
Mugen WiFi | 最低2年 | 1~12カ月目9,000円
13~24カ月目5,000円 25カ月目以降なし |
WiMAX(GMOとくとくBB) | 3自動更新 | 1~24カ月目24,800円
25カ月目以降9,500円 更新月(37カ月目)0円 |
契約の縛りがあると、縛り期間内での解約では違約金が発生してしまいます。
それに対し、イオンのモバイルルーターでのデータプランでは最低利用期間がありません。
なので、このような縛りを気にしなくてもいい点がメリットです。
メリット⑶:端末はどの事業者のSIMでも使える
イオンデジタルワールドで購入したAterm MR04LN ABは、たとえイオンモバイルを解約しても
別の事業者のSIMカードを契約して差し込めば使用可能
です。
なので、
- 他社のMVNO
- Wi-FiサービスでSIMのみプランを取り扱っているところ
などと契約して今後も使えるというメリットです。
③他社のWiFiサービスと比較したデメリット
他社のWi-Fiサービスと比較するとイオンのモバイルルーターに次のようなデメリットがあります。
【イオンのモバイルルーターのデメリット】
- 大容量だと料金が高い
- 初期費用が高い
- MVNOなので通信速度が遅い
それぞれ詳しく解説します。
デメリット⑴:大容量だと料金が高い
イオンのモバイルルーターと他社の月額料金を比較してみました。
データ通信量 | 月額料金 | |
イオンのモバイルルーター
(イオンモバイルのデータプラン) |
20GB | 3,980円 |
30GB | 4,980円 | |
40GB | 6,480円 | |
50GB | 8,480円 | |
Mugen WiFi | 無制限(約300GB/月) | 3,280円 |
WiMAX(GMOとくとくBB | 10GB/3日 | 1~2カ月目3,690円
以降4,263円 |
イオンのモバイルルーターは、容量が多いデータプランを契約だと月額料金が相当高くなります。
たとえば、
50GBだと8,480円
もします。
これだと、普通にMNOのドコモ・au・ソフトバンクで契約したほうがまだ安いです。
Mugen WiFiと比較すると、Mugen WiFiは月間無制限のデータ容量でたったの
月額3,280円
で使えます。
イオンのモバイルルーターが圧倒的に高いことがわかります。
デメリット⑵:初期費用が高い
イオンのモバイルルーターは
初期費用が22,800円
もします。
それに対し、他社のWi-Fiサービスだと事務手数料3,000円かかる程度なのが一般的です。
初期費用 | |
イオンのモバイルルーター | 端末購入費用19,800円
SIMカード購入代3,000円 |
Mugen WiFi | 事務手数料3,000円 |
WiMAX(GMOとくとくBB) | 事務手数料3,000円 |
デメリット⑶:MVNOなので通信速度が遅い
イオンのモバイルルーターで使うデータプランは、
- ドコモのMVNO もしくは
- auのMVNO
です。
つまり、格安SIMです。
格安SIMは大手通信キャリアの回線の一部を借りてユーザーに提供しています。
なので、ドコモ・au・ソフトバンクのMNOより速度が遅くなってしまいます。
ちなみに、Mugen WiFiはクラウドSIMです。
MNOであるソフトバンクをメインに使います。
なので、格安SIMの回線を使うルーターと違い、速度は低下しにくい仕組みとなっています。
ただし、クラウドSIMを使ったWi-FiサービスでもまれにMVNOの回線をつかむ場合もあります。
そういう場合はイオンモバイルなみの速度になることもあります。
④イオンのモバイルルーターの口コミ・評判
実際にイオンのモバイルルーターを使っている人の口コミ評判もチェックしてみましょう。
イオンモバイル。
昼休みの Aterm MR04LN でスピードテスト。まあ、こんなもんかな。今のところ不満は無い。 pic.twitter.com/2PSkCxbydC
— ___nao_*G* (@naokiman) March 23, 2016
イオンモバイル AtermMR04LN +iPhone6でのスピードテスト ピン: 90ms, ダウンロード: 17.45Mbps, アップロード: 5.17Mbps, @SpeedSpotApp
— たかやす (@musasabikid) February 28, 2016
上記2人は、どちらもイオンモバイルのSIMをAterm MR04LNへ挿入して速度測定をしたようです。
下り速度が17Mbps前後出ています。
一般的なスマホの速度の平均値といったところでしょうか。
イオンモバイルは格安SIMのほうでも速い方です。
MVNOだとしても十分使えるみたいですね。
岡山イオンでモバイルルーター的なの薦められて、自分が「家で(月に)200GBくらい使う」って言ったら顔が引きつってあきらめてくれました
— TAKE*2(テイクツー) (@T4KE2222) July 22, 2019
イオンのモバイルルーターは
大容量使いたい人には適していないサービス
というのがわかる口コミ評判ですね。
⑤イオンのモバイルルーターがおすすめできる人は?
次の項目にあてはまるのであればイオンのモバイルルーターはおすすめできます。
【イオンのモバイルルーターがおすすめできる人】
- データプランが小容量だけでいい
- モバイルルーター端末を購入したい
イオンのモバイルルーターがおすすめできるのは、
「データプランが小容量だけでいい」
という人です。
線引きをするのであれば、
8GB以下
がおすすめです。
- 1GBなら480円
- 2GBなら780円
で契約できます。
12GBになると2,680円もします。
普通にレンタル型のWi-Fiサービスを契約したほうがいいでしょう。
また、
「モバイルルーター端末はレンタルではなく購入したいという人」
にもおすすめです。
初期費用は高いですが、一度購入してしまえば完全に自分のものです。
今後どのキャリアのSIMカードを入れても使うことができます。
⑥イオンのモバイルルーターが向いていない人におすすめのサービス
次の項目にあてはまる人にはイオンのモバイルルーターは向いていません。
【イオンのモバイルルーターがおすすめできない人】
- 月に9GB以上使う人
- なるべく安く使いたい人
イオンのモバイルルーターは、格安SIMなどのデータプランを契約して使います。
格安SIMは小容量だと安いですが、大容量だと結構な金額になります。
なので、それよりも
- モバイルルーター端末と回線契約が一体型 かつ
- 無制限でデータ通信できる
レンタルWi-Fiサービスがおすすめです。
おすすめが
「Mugen WiFi」です。
Mugen WiFiは月額3,280円でデータ通信無制限で使えます。
また、25カ月以上使えばモバイルルーター端末の返却が不要になる点もメリットです。
数あるレンタル型のWi-Fiサービスの中でも、コスパ最強のサービスです。
- 1日の利用通信量は制限無しがいい
- ただ、月額料金も安く抑えたい
は、コスパの高いMugen Wifiの方がおすすめです。
イオンのモバイルルーターまとめ
イオンのモバイルルーターは、
端末のAterm MR04LN ABを購入し、別途イオンモバイルなどの格安SIMを契約して使うサービス
です。
なので、初期費用が高くなってしまいますし、通信速度も遅めです。
また、イオンモバイルのデータプランの月額料金は1GBや2GB程度であれば数百円で安いです。
ですが、
- 12GB
- 20GB
- 30GB
とデータ通信量が多いプランはレンタル型のWi-Fiサービスと比較した場合、かなり割高です。
大容量でデータ通信量を気にせずWi-Fi接続したいのであれば、
イオンのモバイルルーターよりも、Mugen WiFi
をおすすめします。
MUGEN WiFi公式サイト
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