【auひかりビジネス終了】新サービスKDDI光ダイレクトの特徴とデメリット

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auのビジネス向けサービス「auひかりビジネス」が終了し新しく「KDDI光ダイレクト」に変わりました。

 

個人宅には全く関係ないのサービスですが、仕事で使う方はやはりコストが気になりますよね。

 

現在すでにビジネスシーンでIP電話を利用している方は、こちらの記事で現在の利用状況と比較してみて下さい。

 

①auひかりのビジネスプラン

auひかりには法人向けのインターネットとIP電話サービスの「auひかりビジネス」があります。

 

個人向けのauひかりは基本、電話番号1つにつき1チャネルですが、ビジネス向けの回線だと、複数のチャネル契約ができます。

会社だと、1つの電話番号に大量に着信があることが多いので、ビジネスプランでチャネル数を増やし、電話番号を複数もつ必要があります。

 

しかし、auひかりビジネスは、2016年3月31日に新規受付を終了しました。

現在は、auひかりビジネスの代替サービスとして、「KDDI光ダイレクト」の申し込みができます。

 

基本的には、auひかりビジネスとほぼ同じ内容なのですが、auひかりビジネスがSOHOや中小企業向けなのに対し、KDDI光ダイレクトは小~大規模幅広く対応できるビジネスプランです。

 

また「auひかりビジネス」を現在利用中の方は、ひきつづき利用可能です。

 

1.1 KDDI光ダイレクトの料金

KDDI光ダイレクトは、KDDIのIPネットワークをバックボーンとする高品質IP電話です。

 

auひかりビジネスと仕組みは同じなのですが、auひかりビジネスは「ネット+IP電話」というサービス形態なのに対し、KDDI光ダイレクトは、IP電話がメインになります。

その為、インターネットを利用した場合は、別途インターネットオプションを申し込む必要があります。

 

まずはIP電話のみの料金を紹介します。

 

【初期費用】

IP電話料金表
項目 料金/単位
回線工事費 50,000円/回線
屋内配線工事費 実費/工事
登録料 2,000円/契約
番号ポータビリティ工事費 2,000円/番号ポータビリティの対象電話番号
追加番号登録料 100円/追加番号
ダイヤルイン登録料 無料
番号通知リクエスト 無料
着信拒否 無料
フリーコール番号通知 無料
番号選択通知 無料
転送 (スケジュール、無条件、話中転送) 無料
一括転送 無料
バックアップ転送 無料
ビジネスコールダイレクト (CUG初期登録料) 10,000円/グループ
インテリジェント機能 1,000円/番号
通話録音機能 3,000円/契約
マネージドサービス 無料
ビジネス通話定額 (KDDI電話発信) 無料
auケータイ着信割引 無料
利用明細 (セルフページからダウンロード) 無料
媒体明細 1,000円/契約
104番号案内登録 無料

 

【月額利用料】

IP電話料金表
項目 月額料金/単位
サービス基本料 3ch 7,500円
4ch 10,000円
5ch 12,500円 /契約(1番号を含む)
6ch 15,000円
7ch 17,500円
8ch 20,000円
サービス基本料 (追加契約分) 1,200円/契約 (1番号、1chを含む)
追加ch基本料 (9ch以上ご利用の場合) 1,200円/追加ch
追加番号基本料 100円/追加番号
ダイヤルイン利用料 2,000円/契約
番号通知リクエスト 500円/契約
着信拒否 500円/契約
フリーコール番号通知 100円/契約
番号選択通知 100円/番号
転送 (スケジュール、無条件、話中転送) 無料
一括転送 3,000円/契約
バックアップ転送 3,000円/契約
ビジネスコールダイレクト (CUG基本料) 2,000円/グループ
ビジネスコールダイレクト (オンネット基本料) 400円/ch
インテリジェント機能 1,500円/番号
通話録音機能 900円/契約+900円/ch
マネージドサービス 13,000円/1契約
ビジネス通話定額 (KDDI電話発信) 900円/ch
auケータイ着信割引 無料
利用明細 (セルフページからダウンロード) 無料/契約
媒体明細 500円/契約

 

【通話料金】

IP電話通話料金
種別 通話料金 【ダイヤル番号】
NTT加入電話宛て 8円/3分 【 0AB~J】
他社0AB~J宛て 8円/3分  【0AB~J】
KDDI 光ダイレクト宛て 無料    【0AB~J/050】
KDDI-IPフォン宛て 無料    【050】
auひかりビジネス宛て 無料    【0AB~J/050】
auオフィスナンバー宛て 無料    【0AB~J/050】
auひかり宛て 無料    【0AB~J/050】
au携帯電話宛て 15.5円/1分 【070/080/090】
au以外の携帯電話宛 16円/1分  【070/080/090】
PHS宛て 10円/1分 + 10円/通話 【070/080/090】
KDDI-IP電話宛て 無料         【050】
他社IP電話宛て 8円/3分    【050】
国際宛て (米国宛ての場合) 9円 /1分
特別番号
緊急通報(警察/消防・救急/海上保安庁) 無料     【110/119/118】
時報 8円/3分    【117】
天気予報 8円/3分 (市外局番) 【177】
番号案内 200円/案内   【104】
電報 通話料・電報利用料別途 【115】
災害用伝言ダイヤル 8円/1分    【171】
020番号向け通話 10円/40秒  【020】
KDDIフリーコール利用時の着信通話料
固定電話発 8円/3分    【0120/0800/0077】
携帯電話発 10円/30秒   【0120/0800/0077】
PHS発 15円/1分    【0120/0800/0077】
公衆電話発 27円/1分    【0120/0800/0077】

 

【宅内機器費用】

IP電話機器費用
項目 料金/単位
COT (4ch/8ch) 用 初期費用 :37,000円/1装置

月額利用料:2,000円/1装置(4CH) 4,000円/1装置(8CH)

BRI (4ch/8ch) 用 初期費用 :37,000円/1装置
月額利用料: 4,000円/1装置(4CH) 6,000円/1装置(8CH)
COT (4ch) 用+BRI (4ch) 用 初期費用 :37,000円/1装置
月額利用料: 6,000円/1装置
PRI用 初期費用 :88,000円/1装置
月額利用料: 5,300円/1装置
ODT用 初期費用 :37,000円/1装置
月額利用料: 7,000円/1装置
TTC-2M (16ch/30ch) 用 初期費用 :88,000円/1装置
月額利用料:61,000円/1装置(16CH) 84,300円/1装置(30CH)
ルータ 音声専用ルータ 初期費用 :37,000円/1装置
月額利用料: 2,000円/1装置

そして、インターネットを利用する場合は、インターネットオプションとして、安く利用できるようになっています。
以下の基本料金がかかります。

IPアドレス数 月額料金
4個 4,500円
8個 30,000円
16個 50,000円
32個 70,000円

例えば、電話(3チャネル)+インターネット+音声通話アダプターだと、月額1万7千円ほどで利用できます。

 

1.2 KDDI光ダイレクトの通信品質

通信速度は上下1Gbpsの高速通信が可能です。

ただし、これは一般個人向けのauひかりの回線でも同じなので「KDDI光ダイレクト」auひかりビジネスだからといって特別優れているわけでもありません。

一般家庭向けサービスの「auひかり」もそうですが「KDDI光ダイレクト」はIPoE方式でのインターネット接続になります。
ネットワークの混雑に強い仕組みなので通信品質は安定しています。

 

1.3 割引

【auケータイ着信割引】
同一法人名義のau携帯電話を契約の場合、KDDI光ダイレクトの電話から、au携帯への着信がすべて50%割引になります。

 

【スマートバリュー for Business】
auスマホ・タブレット・携帯+KDDI光ダイレクト+クラウドサービスソリューションで、auスマホの月額料金から割引(1台あたり最大2,000円)が受けられます。

 

1.4 キャンペーン

KDDI光ダイレクトについての入会キャンペーンは今のところありません。

 

②KDDI光ダイレクトの特徴

ビジネス向けであるKDDI光ダイレクトの大きな特徴は、通話料金を安く抑えられるということです。

 

KDDIのIP電話あての通話料は全国どこへかけても無料になります。

これは「auひかりビジネス」には無かったサービスです。

 

その他、国際電話、他社携帯あて通話なども料金を抑えられるので、ビジネスシーンで使えば通信コストが大幅に削減できます。

 

他社のビジネスプランには、例えば、フレッツ光の法人向けサービスのひかり電話オフィスタイプがあります。

これはフレッツ光ネクスト回線を利用したIP電話サービスです。

 

基本的に通話料金もKDDI光ダイレクトとそれほど変わりませんが、上記の通話無料や割引がある分、KDDI光ダイレクトのほうが有利です。

 

③ビジネスプランはどの回線がおすすめか

KDDI光ダイレクトとフレッツのひかり電話オフィスタイプなどのビジネスプランは、どちらがいいかというのは企業の規模などによって異なりますが、SOHOや小規模の企業の場合はフレッツ光のひかり電話オフィスタイプのほうがコスト面から有利でしょう。

 

一般向けのフレッツ光ネクストを契約し、ひかり電話オフィスタイプを追加するイメージなので、気軽に導入が出来て、料金が安いです。

 

本格的なビジネスプランであるフレッツ光ネクストビジネスタイプもありますが、小規模な企業であれば前者のほうをおすすめします。

 

通信品質から言えば、IP電話の品質はどちらも同じですが、インターネット通信に関してはIPoE方式を採用したKDDIのネットワークのほうがNTTよりも有利な面があります。

そのため、ネットの速度はKDDI光ダイレクトのほうが速いでしょう。

 

通話料金や割引に関しては、KDDI光ダイレクトは相手がKDDIのIP電話(auひかり電話など)を使っていれば、通話料が無料になったり、au携帯への発信が50%割引になったりするので、お得です。

 

auスマートバリューも使えて、auスマホ・携帯の料金も抑えられます。

個人と違って法人の場合、大量に電話すると通信費が馬鹿にならないので、通信コストを抑える点でいうとKDDI光ダイレクトのほうが優れています。

 

④まとめ

光回線のビジネスプランは企業の規模でどれにすればいいか決めましょう。

 

小規模であれば、「フレッツ光ネクスト+ひかり電話オフィスタイプ」が気軽に導入できます。

auひかりビジネスであれば、同じく小規模オフィスにちょうどよかったのですが、新規申し込みが終了してしまいました。

中~大規模なオフィスであれば、KDDI光ダイレクトは他社と比べて優れています。

 

KDDI固定電話(auひかり電話など)へ発信が無料、同名義契約のau携帯への通話料割引、auスマートバリュー適用などがあるので通信費のコスト削減につながります。

 

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