失敗しないauひかりの解約手順|解約費用(違約金・工事費)を抑えるコツ~乗り換え先の選び方まで

auひかり
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auひかりホームは、数年ごとの更新契約とする代わりに毎月の料金が割引きされているので、更新月以外の解約では費用が掛かってしまうのがデメリットです。

 

しかし、解約違約金のかからない時期に解約をしたり、乗換え先回線の選び方次第で、解約違約金を抑えることができます。

 

この記事ではauひかりを出来るだけ費用をかけずに解約する方法を詳しく解説しているので、解約手続きを始める前に確認してみてくださいね。

 

①auひかりを解約する時にかかる費用は

始めに、auひかりの解約時にいくら位かかるのか説明します。

 

1.1解約違約金はいくらなの?

auひかりには、利用経過年月によって月々の料金が下がるプランなどがあり、プランの選び方によって解約違約金が変わってきます

 

ホームタイプには、「標準プラン」「ギガ得プラン」「ずっとギガ得プラン」の3つがあります。

マンションの場合は、月々の料金を下がるプランはありませんが、「安心サポート」が無料でついてくる「お得プランA」というものがあります。

 

マンションタイプで無料付けられる「安心サポート」は、住まいのトラブル(水まわり、電気設備、ガス設備、鍵など)について訪問対処してくれるオプションサービスで、ホームタイプ等で付ける場合は月に400円かかります。

マンションタイプで、この安心サポートを付けると2年自動更新になり、更新月以外は解約違約金が発生するので、不要な人はなるべく選ばない方が賢明でしょう。

 

それぞれのプランの解約違約金は以下の表の通りです。ご自分の契約がどのタイプだったか契約書などでご確認くださいね。

auひかりプラン別解約違約金の表
マンション 標準プラン

更新期間 :なし

解約違約金:なし

お得プランA

更新期間 :2年

解約違約金:7,000円

ホーム 標準プラン:月6,300円

更新期間 :なし

解約違約金:なし

ギガ得プラン:月5,200円

更新期間 :2年

解約違約金:9,500円

ずっとギガ得プラン:月5,100~4,900円※利用年で変わる

更新期間 :3年

解約違約金:15,000円

 

auひかりのホームタイプの場合ほとんどの方が「ギガ得」あるいは「ずっとギガ得」での契約となっていますので、大半の方が違約金の対象になっています。

 

【ギガ得プランの場合の違約金の発生タイミング】

 

 

このように、24ヵ月目以降も、違約金は発生します。

ちょうど24か月目に解約手続きをしないと、次の2年間が始まってしまう(自動更新)ので、注意してくださいね。

 

【違約金がかならない更新月っていつなの?】

auひかりを解約するタイミングは更新月にしましょう。更新月は、契約期間終了の翌月と翌々月です。

 

プランごとの更新月
ギガ得プラン

お得プランA

利用開始日を1ヶ月目とし、24ヶ月末で契約終了

25ヶ月目、26ヶ月目が更新月

更新月に解約しなかった場合は、自動更新

次回の更新月が49ヶ月目と50ヶ月目

ずっとギガ得プラン 利用開始日を1ヶ月目とし、36ヶ月末で契約終了

37ヶ月目、38ヶ月目が更新月

更新月に解約しなかった場合は、自動更新

次回の更新月が73ヶ月目と74ヶ月目になります。

 

1.2工事費の残りはいくらになるの?

解約時に支払う違約金以外にも、工事料金を分割払いで支払っている場合は、解約時に工事費の残額を一括で支払う必要があります。

 

auひかりの工事費
ホーム (戸建て) 月625円×60回=37,500円

(完済まで5年)

マンション 月1,250円×24回=30,000円

(完済まで2年)

 

上記の表がauひかりの工事費ですので、支払っていない回数分が、解約時に支払わないといけない工事費となります。

 

1.3工事費無料のキャンペーンで契約した人はどうなる?

多くの方が契約時に工事費無料のキャンペーンを利用していると思います。

そのような方は、解約時も工事費の残金が無いと勘違いしている方も多いのですが、残念ながら支払う必要があります

 

工事費無料キャンペーンは、「毎月の料金から分割工事費と同額を割引する」という仕組みです。

つまり、工事費分を月々割り引いているだけなので「ホームな60ヵ月、マンションなら24か月」使い続けていないと、工事費は残っているということになるんですね。

 

1.4プロバイダーで違約金がかかるところはあるの?

基本的には上記に書いた通りの解約違約金ですが、特定のプロバイダーだけ別途、解約違約金が発生するところがあります。
具体的には下記のプロバイダーです。

 

プロバイダーごとの違約金
BIGLOBE マンションのみ利用開始日の翌月を1ヶ月目とし、最低利用期間24ヶ月以内の解約時は違約金2,000円
@T-COM、DTI 最低利用期間6ヶ月以内に解約した場合は違約金が発生

 

【DTIの違約金】

DTI解約違約金料金表(ホーム・マンション共)
1ヶ月目 月額基本料金6カ月分
2ヶ月目 月額基本料金5カ月分
3ヶ月目 月額基本料金4カ月分
4ヶ月目 月額基本料金3カ月分
5ヶ月目 月額基本料金2カ月分
6ヶ月目 月額基本料金1カ月分

 

【@T-COMの違約金】

@T-COM解約違約金料金表
1カ月目 ホーム:37,800円

マンション:30,000 円

2カ月目 ホーム:31,500 円

マンション:25,000 円

3カ月目 ホーム:25,200 円

マンション:20,000 円

4カ月目 ホーム:18,900 円

マンション:15,000 円

5カ月目 ホーム:12,600 円

マンション:10,000 円

6カ月目

ホーム:6,300 円

マンション:5,000 円

 

1.5クーリングオフで無料解約できる日数は何日間なの?

auひかりは、契約の書面を受け取った日を初日として8日以内であれば、違約金が発生せずに解約することができます。

 

これは、クーリングオフに似た制度で「初期契約解除制度」といいます。

訪問販売や電話勧誘販売に限らず、店舗販売、通信販売など、どのような方法で販売されていても適用されます。

はがき等の書面を事業者へ送付することによって契約解除できます。

ただし、工事料金や事務手数料がすでに発生している場合は、その部分についての負担は免れません。

 

1.6契約後、工事が入る前なら解約違約金はかからないの?

auひかりは、工事前であれば無料で解約できます

解約違約金はもちろんのこと、工事料金等もかかりません。

工事が完了してしまうと、上記記載の初期契約解約制度で解約することになります。

 

②解約する際の手続き

では実際にau光を解約をする場合の手続きのタイミングと、解約窓口、利用中の電話番号について説明します。

 

2.1手続きはどのタイミングで行えばよい?

解約の流れは、まず、新規ネット回線の開通日が決まってからにします。

もし先にauひかりを解約してしまうと、ネットが使えない期間が発生してしまいます。

 

au one netであれば、ネットサービスと電話サービスは解約月に日割り計算されます。

テレビサービスは満額請求されます。

その他のプロバイダーは日割りにならず、月の途中で解約した場合、1か月分の料金を支払う必要があります。

25日までに申請すれば、月末に解約になります。

 

2.2解約窓口はどこになるの?

auひかりの解約はauショップではできず、解約窓口は各プロバイダーになります。

 

電話での連絡が困難な場合は、各プロバイダーのWebページから解約可能です。(一部電話のみ受付、書面を要するところもあり)

 

auひかりプロバイダー別解約窓口案内
au one net TEL:0077-777 営業時間9:00~20:00

公式サイト

@nifty TEL:0120-32-2210 受付時間10:00~19:00

公式サイト

@T COM TEL:0120-805-633 受付時間9:00~20:00

公式サイト

ASAHIネット TEL:0120‐577‐757 受付時間10:00~17:00

公式サイト

BIGLOBE TEL:0120-86-0962 受付時間9:00~21:00

公式サイト

DTI TEL:0120-830-501 受付時間10:00~17:00

公式サイト

So-net TEL:0120-80-7761 受付時間9:00~19:00

公式サイト

プロバイダーに解約を申し込めばKDDIへ連絡する必要はありません。最初に契約した代理店へも連絡の必要はありません。

 

2.3今まで使っていた電話番号はどうなるの?

ネット回線の乗り換えで電話番号を引き継げるかどうかの違いは、NTT加入権があるかどうかです。

 

auひかりでひかり電話番号を新規で取得した⇒引き継げない

NTT加入電話をauひかりのひかり電話に番号ポータビリティで使っていた⇒引き継げる

 

引き継げないパターンで、どうしても引き続き同じ番号を使いたい場合は、マンションのVDSL方式、LAN配線方式でかつau one netを使っている場合のみ、ひかり電話だけを使うプランを利用できます。月額1,400円です。

 

以上の条件が合わない場合は、電話番号を残すことも引き継ぐこともできません。

 

③解約に伴う工事について

解約時に光コンセントを取り外す工事が必要になる事があります。

料金やどんな場合に発生する工事なのか解説します。

 

3.1料金が発生する撤去工事は必須なの?

auひかりの設備を撤去するには、工事料金が1万円発生します。

しかし、解約したからといって必ず設備の撤去が必要というわけではありません。

 

基本的には、個人の賃貸借契約であれば、大家さんに「撤去してくれ」と言われない限り撤去する必要はありません。

 

ちなみに、自分でできるからと言って、勝手に設備の撤去をしてはいけません。場合によっては損害賠償を請求されてしまいます。

 

3.2撤去工事の時に必要な物はあるの?

撤去工事の料金をその場で支払うことはありませんので、お金を用意しておく必要はありません。

撤去工事日にONU(回線終端装置)の取り外しも行います。

特にユーザー側で用意するものはありません。

 

立ち合いが必要になりますので、KDDIとの工事日の調整が必要です。

 

3.3マンションの場合はどうなるの?

借家の場合、「撤去工事後に空いた壁の穴」などは借家人に原状回復義務があります。

auひかり回線撤去後に最低限の処置はしますが、壁を元通りにするわけではありません。

場合によっては、大家さんに修繕料金を請求される可能性もあります。ちなみに、修繕費は1万円以内が相場です。

 

3.4取り外したモデムの処分方法は?

基本的に頼まない限り撤去工事は行わないので、自分でONU(回線終端装置)やホームゲートウェイを外し、KDDIへ返却します。

 

使用していた機器の返却方法は、KDDIから送付される着払い伝票を使い、自分で機器とケーブルなどを包装し、郵便局やコンビニなどから発送します。

もし返却すべき機器を壊してしまったときや、返却しなかったときは、機器相当額を請求されるので、解約後は速やかに機器を返却しましょう。

 

④解約金を抑えるコツは?

auひかりの更新月を確認し、違約金が発生しない時期に出来るだけに解約しましょう。

自分がauひかりをいつから契約したのかがわからなくても、料金請求書を確認することによってわかります。

手元に料金請求書が無い場合は、My auにアクセスして更新月を調べることができます。

 

auひかりの解約時にかかる主な費用が、違約金&残りの工事費です。解約するタイミングの例を記載します。

 

【解約タイミングの例】

ギガ得プランを2015年8月に契約

更新月2017年9月と10月、次回2019年9月と10月

工事料金支払完了2018年2月

 

この場合、2019年の9月か10月に解約すれば違約金と工事費はかかりません。

2017年の9月に解約した場合は、違約金がかかりませんが、工事費の残額7,500円を一括払いになります。

 

違約金が発生するにも関わらず、auひかりを更新月にタイミングよく解約できる人の割合は半分以下です。

なぜなら、auひかりは提供エリアがフレッツ光より狭いので、引っ越しなどでしかたなく解約する場合、更新月のタイミングが合わないからです。

 

フレッツの場合、フレッツ提供エリア外へ引っ越す場合は違約金をとらないのですが、auひかりは違います。

auひかりの提供エリア外へ引っ越し場合でも、更新月で解約する以外は違約金を請求されます。

 

なかなかタイミングよく更新月にauひかりを解約できない人におすすめの方法は、「違約金を負担してくれるネット回線に乗り換える」という方法です。

ソフトバンク光またはソフトバンクエアーに乗り換えだと、他社への違約金・撤去工事費を満額負担してるキャンペーンをしています。

 

まとめ

少し長くなったので、重要なポイントをまとめておきましょう。

 

【auひかりの解約情報まとめ】

  • 更新月以外は違約金が発生
  • 工事料金の分割払いがまだ終わっていないと解約時に一括払い
  • auひかり設備の撤去工事は基本不要だが、希望時は1万円
  • 解約の窓口はプロバイダーへ電話する
  • レンタル機器は返却が必要

 

以上が解約時に覚えておくべき点になります。

auひかりを解約する方も、インターネット回線自体は必要だという方が多いと思うので、最後にauひかり解約後に最適な光回線について解説しておきます。

 

次に使うネット回線はどこを選べばよい?

通常であれば、auひかりを解約すると、スマートバリューが使えなくなります。
携帯料金が大幅に上がってしまう可能性があるわけですね。

 

ですが、実はauひかりを解約しても「auスマートバリュー」のスマホ割引を受け続けられる方法があります。

それは下記の光回線に乗り換える方法です。

 

auスマートバリューが使える光回線
so-net光

代理店(Moon&Sun)

戸建て:8,000円キャッシュバック

マンション:22,000円

ビッグローブ光

代理店(NNコミュニケーションズ)

特典1:25,000円キャッシュバック

特典2:10,000円キャッシュバック+Wi-Fiルーター

 

両社とも通信品質もIPoE方式を採用しており、速度の安定性も評価できますので、どちらを利用してもOKですが、どちらかというとキャッシュバックの多いビッグローブ光のほうがおすすめです。

 

この2社以外の光回線を使うと、auスマートバリューの割引きから外れ、月々の通信費が大幅にアップする可能性があるので、auひかり解約後は2社のどちらかに乗り換えをおすすめします。

 

so-net光 キャンペーンサイト

 

ビッグローブ光 キャンペーンサイト

 

 

※auひかり→他社回線へ乗り換えについては、「auひかりからフレッツへの乗り換えはダメ!キャンペーンと割引を使って安い回線を選ぼう!」の記事でより詳細に解説しているので、こちらご参考ください。

 

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