外出時にもデータ容量を気にすることなく、動画や音楽を楽しみたい方に人気のポータブル型ネット通信サービスが人気です。
こういったサービスにはいくつか種類がありますが、その一つのWiMAXは知名度が高く利用中の方も多いでしょう。
WiMAXはUQmobieがサービス提供元ですが、GMOとくとくBBやSo-netなどのプロバイダも取り扱いをしており、各プロバイダごとに料金やサービスが異なります。
様々なWiMAXサービスの中で、プロバイダとして実績がある「BIGLOBEのWiMAXを解約する際の注意点」を中心にこの記事をまとめました。
すでに契約中の方も、これからBIGLOBE WiMAXを契約する方も、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の目次
①BIGLOBE WiMAX解約時の注意点
WiMAXの中でポータブル端末を使ったネット通信サービスは、光回線のように工事や配線が不要なのでとても簡単に利用できますが、その他のネット回線と同じように解約時には気を付けないといけない事があります。
BIGLOBE WiMAXを解約する際に気を付けたいポイントの一つは「解約時違約金」です。
更新月と呼ばれる月にWiMAXの解約をするとこの解約違約金はかかりません、更新月について知るために、まずBIGLOBE WiMAXの契約プランについて紹介します。
1.1BIGLOBE WiMAX 2つの契約プラン
BIGLOBE WiMAXを「更新月」以外に解約すると違約金が発生します。
更新月について知るために、まずBIGLOBE WiMAXの契約プランを紹介します。
BIGLOBEで契約できるWiMAXのプランは、WiMAX2⁺で通信した際に月の上限が7GBまでの「Flatツープラス」(3年契約)と、上限がない「Flatツープラスギガ放題」(2・3年契約)があります。
Flatツープラスギガ放題のほうが若干料金が高いですが、1・2か月目はFlatツープラスと同料金で使えその後も300円~700円ほどの差で利用できるので、Flatツープラスギガ放題がおすすめです。
FlatツープラスとFlatツープラスギガ放題の料金表(クレジットカード払い時) | |
Flatツープラス(3年契約) | Flatツープラスギガ放題(2.3年契約) |
1・2か月目:3,345円
3~24か月目:3,695円 25か月目以降:3,695円 |
1・2か月目:3,345円
3~24か月目:4,030円 25か月目以降:4,380円 |
1.2 契約期間と更新月の数え方
契約期間は、サービス開始日が属する月の翌月を1カ月目として数えるので、2年契約の場合が24ヶ月までの契約、3年契約が36ヶ月までの契約となります。
解約の申込みが無い限り契約は自動的で更新されるので、たとえば3年契約の場合36カ月目に解約の申し込みをしなければ、37カ月目から72カ月目までの36ヶ月間(3年間)契約の申し込みをしたものとみなされます。
自動更新契約でも解約はいつでも可能ですが、契約期間中に解約すると違約金が発生してしまいます、違約金をかけずに辞めたい場合は契約が満了する更新月で解約をします。
2年契約と3年契約の更新月=契約満了月
- 2年契約の場合:24カ月目、48カ月目、72カ月目・・・
- 3年契約の場合:36カ月目、72カ月目、108カ月目・・・
更新月以外に解約する場合にかかる違約金を表にしました。
2年更新・3年更新の解約違約金と更新月 | |
2年自動更新契約 | 3年自動更新契約 |
0~12カ月目:19,000円
13~23カ月目:14,000円 24カ月目:なし 以降(更新月以外):9,500円 |
0~12カ月目:19,000円
13~24カ月目:14,000円 25~35カ月目:9,500円 36カ月目:なし 以降(更新月以外):9,500円 |
※0カ月目は契約開始月となり契約開始月の翌月が1カ月目として計算される。
契約後すぐに解約してしまうと高額な違約金が発生します。これは、「Flatツープラス」「Flatツープラスギガ放題」のプランに限らずどちらでも同じ違約金額です。
出典:BIGLOBE公式サイト
ただ、この更新月がいつになるかを覚えておくのは面倒ですし、自分の契約した月をしっかり覚えている人は少ないので、そんな時はBIGLOBEのマイページを活用すれば簡単に自分の更新月が確認ができるので一度チェックしておくと安心です。
自分のIDとパスワードでログイン後に「違約金・解約料・割賦契約」を選択すると「更新月」が表示され、「違約金・契約解約料」にはログインの時点で解約した場合の違約金額も表示されます。
1.3端末料金の残債に注意
BIGLOBE WiMAXでネット通信に使う端末は購入となり、端末代金は19,200円です。
このBIGLOBE WiMAX端末代金は、スマホの端末代金や光回線の工事費と同様、一定期間利用すれば無料になる「実質無料」のサービスが受けられます。
実質無料の中身は、端末代金を24回分とし毎月800円づつ支払うのですが、同時に800円の割引きが受けられるので、24カ月利用すると実質無料になるというものです。
そのため24回の割引が終了する前にBIGLOBE WiMAX解約した場合、端末代金の残債は実費となるので注意が必要です。
毎月の料金の支払い内訳を見ると、月々800円が端末分として割り引かれているのが分かります。
24か月以内で解約となった場合、解約違約金と端末代金の残債を一括で支払う必要が出てきます。
例えば10カ月目で解約だと、端末代金の14回分の支払いが残るので800円×14回=11,200円が実費となり、違約金との合計で以下の表のように高額になります。
10カ月目でBIGLOBE WiMAXを解約した場合の支払い例 | |
違約金 | 19,000円 |
端末残債 | 11,200円 |
合計 | 30,200円 |
1.4解約時の負担を減らす方法
解約時になるべく費用の負担がないようにするには、更新月での解約と端末の残債がなくなるタイミングがベストですが、利用を開始した時と状況が変わればいつ解約となるかは分からないので、とっておきの節約方法を紹介します。
BIGLOBE WiMAXの一般的な支払い方法は、クレジットカード払いと口座振替があります。
口座振替を選ぶだけで端末代が14,400円値引かれ、残りの4,800円を代金引換で一括の支払いとなります。
端末代金の4,800円は先に一括で支払っているため、途中で解約しても金銭的負担がクレジットカード払いよりは少なく済むのです。
さらに、口座振替でも端末代金を24回で分割した200円が、毎月の利用料金から端末代金相当額として値引きが行われるので、計24回(2年間で4,800円割引)で実質無料になります。
②BIGLOBE WiMAXの解約方法
BIGLOBE WiMAXの解約方法はネットからと電話から行う2つの方法があります、それぞれの流れを説明します。
2.1ネットからの解約
ネット上でBIGLOBE WiMAXの解約手続きが可能です。
下記リンクのページから「手続き案内に進む」をクリックするとBIGLOBEマイページのログイン画面に進みます、ID・パスワードを入力しログインすると解約のページに移行します。
ページに入ったら「次へ」をクリックすると簡単なアンケートがあるので解答します。
マイページ上には、解約を渋らせるようにいろいろなお知らせが表示されますが、次へ次へと進んでOKです。
チェック項目が表示されたら全て解約にチェックを入れると「退会手続き」のボタンが表示されます。
その際、オプション等すべて解約して完全に退会になるようにすることが重要です。
「退会受付メールの送信先」が表示されたら自分のメールアドレスを入力し、最後に「退会を確定する」をクリックします。
手続きが修了すると、退会を受け付けた旨のメールが届きますので、確認をしましょう。
ネットでの解約受け付けは電話と違い待たされる心配がなく24時間自分の都合の良いタイミングでできるという利点がありますので、解約時に確認しておきたい事がなければネット解約をおすすめします。
2.2電話での解約
BIGLOBE WiMAXの解約の連絡は、BIGLOBEカスタマーサポートインフォメーションデスクへ電話します。
BIGLOBEカスタマーサポートインフォメーションデスク |
固定電話・携帯電話から:0120-827-193 IP電話から:03-6631-4602 受付時間 9:00~18:00(年中無休) |
電話での問い合わせはいつも込み合っている傾向にありますが、11時くらいから午後の早い時間が比較的繋がりやすい時間帯です。
問い合わせの際には、BIGLOBE IDをオペレーターに伝えるとスムーズに手続きが進むので事前に用意しておきましょう。
オペレーターに繋がったら、BIGLOBE WiMAXを退会したい旨を伝えるだけなので簡単です。
③解約時の注意点
解約時は違約金や端末などにかかる金額的な負担に気をとられがちですが、他にも注意点があるのでこの項にも目を通しておいてくださいね。
3.1解約手続きからサービス停止までの日数
退会の申込みは毎月25日受付までを当月分の受付とし、月末に退会完了になります。
26日以降に申し込むと、翌月の月末に退会になるので、更新月の解約の際は次月にずれこまなように特に注意が必要です。
たとえば12月いっぱいでBIGLOBE WiMAXを解約したいのであれば、11月26日から12月25日までに申し込む必要があります。
その際、月末までの利用となり月の途中での解約はできません(日割り計算になりません)。
3.2 BIGLOBEの解約と退会の違い
BIGLOBE WiMAXのサービスを停止する際、「解約と退会」の2つの手続き方法があります。
「解約」とはBIGLOBEのWiMAXのサービスやインターネットの各サービスのみを解約することです。この場合、BIGLOBE会員資格は残ります。
WiMAX以外にBIGLOBEのサービスを使っていないなら会員のままでいる必要はないので、BIGLOBEの全てのサービスをやめる「退会」をします。
BIGLOBE WiMAXのみを解約してBIGLOBE会員のままでいる必要がある人は、BIGLOBE光など他のインターネットサービスを利用している方です。
3.3端末の返却が必要なケースとは?
Biglobe WiMAXの端末は買取品です、レンタルではないので解約後にBIGLOBEへ端末を返却する必要はありません。
また、解約後のWiMAX端末の使い道はあまりありません。
なぜなら他のWiMAX事業者へ乗り換えるにしても、新しいWiMAX端末とのセットでの契約となり、新しい端末代も無料になることがほとんどなので古い端末を使う必要はないからです。
古い端末はバッテリーの劣化や、通信速度が劣ることが考えられるの、新規で他社と契約した場合は新しい機種を使ったほうがメリットは大きいでしょう。
不要になったWiMAX端末は中古ショップなどで売れば、500円~3,000円ほどの値が付くことがあります。
また、WiMAX端末の中にはネット通信に必要なSIMカードが入っていて、WiMAX販売店の中には解約後にSIMカードの返却を求められるところもありますが、BIGLOBE WiMAXの場合はSIMカードの返却も必要ありません。
そのため、BIGLOBEは「WiMAX端末とSIMカード」のどちらも返却不要ということですが、例外的にWiMAX端末とSIMカードの返却が必要なケースもあります。それは、「初期契約解除」を使って解約した場合です。
初期契約解除はクーリングオフに似た制度で、契約から8日以内なら無条件に契約キャンセルができる法律上認められた制度です。
初期契約解除でBIGLOBE WiMAXを解約した場合、WiMAXの端末と付属品、SIMカードを、初期契約解除が可能な期間の満了日を初日として14日を経過するまでに返却します。
期間内に返却しないと代金相当額を請求されますので、間違えの無いようにしてくださいね。
④BIGLOBE WiMAX上手な解約方法まとめ
Biglobe WiMAXの解約方法と解約時の注意点について最後にもう一度まとめてみましょう。
- 更新月以外の解約には利用月に合わせて違約金がかかる
- 端末代金の支払いが残っている場合は残債を一括で解約時に支払う
- 解約は希望月の25日までに行う
- 端末は購入品なので返却は不要だが「初期契約解除」の場合は返却要
BIGLOBEマイページには更新月と解約時にかかる費用が記載されているので、一度チェックしておくと解約のベストなタイミングが分かるのでぜひ活用してくださいね。
BIGLOBE WiMAXの入会方法とキャンペーンの詳細は以下のキャンペーンサイトから確認してくださいね。
WiMAXのキャンペーン情報は以下の記事にまとまっていますので、ぜひこちらも参考にして下さい。