J:COMインターネット回線の乗り換え先候補として一番人気なのが、auひかりです。
その理由の1つが、J:COMと同じくauスマートバリューに対応しているからです。
この記事では、
- J:COMからauひかりへ乗り換えにはどのようなメリットがあるのか
- 乗り換えの際に気を付けるべき注意点
を紹介します。
なので、J:COMからauひかりへ乗り換える前に一度目を通しておくことをお勧めします。
※今回の記事はJ:COM→auひかりの乗り換えについて解説しています。
auひかり→J:COM等の他社回線へ乗り換えを検討されている方は、「auひかりからフレッツ光への乗り換えはアリ?必要コスト・デメリット・他のおすすめ回線を解説
」の記事でよりお得な回線の選び方を解説しているので、こちらご参考ください。
この記事の目次
①J:COMからauひかりへ乗り換えの5つのメリット
まず、J:COMからauひかりへ乗り換えるとどんなメリットがあるのでしょうか?
5つのメリットをご紹介します!
⑴月額料金が安くなる場合がある
ネットのみを使っているのであれば、J:COMからauひかりへ乗り換えれば月額料金は安くなるためお得になります。
しかし、TVサービスのJ:COM TVも使っている場合。
J:COMからauひかりへの乗り換えでどちらが安いのかは少し複雑になってきます。
J:COM TVの代わりになるサービスとして、auひかりにはauひかりTVがあります。
今回は次のようなJ:COMからauひかりへの乗り換えパターンで解説していきます。
【乗り換えパターン】
- J:COM(ネットのみ)
⇒auひかりへ
- J:COMネット+J:COM TV
⇒auひかり+auひかりTVへ
どのようにするのが一番お得なのか、それぞれ比較するので参考にしてください。
ネットのみJ:COMからauひかりへ乗り換える
J:COMの場合、ネットの速度が
- 1G
- 320M
- 120M
- 12M
- 1M
とあるのですが、あまり速度が遅いコースだとauひかりとの比較対象になりません。
なので、1Gコースと320Mコースだけを比較します。
<ネットのみJ:COMからauひかりへ乗り換え>
J:COM | auひかり(1ギガ) | |
戸建て | 320M:6,180円
1G:6,680円 |
5,100円 |
マンション | 320M:6,180円 | 4,050円 |
ネットのみであれば、J:COMからauひかりへ乗り換えれば1,000円以上安くなります。
特に、マンションの場合は2,000円以上もauひかりのほうが安いです。
TVも契約している場合
TVありの場合、J:COMからauひかりに乗り換える際は、auひかりTVを使うこととして比較します。
J:COMのTVプランは、
- 38ch
- 90ch
- 101ch
とありますが、auひかりTVの42chと一番近い38chで比較します。
<J:COMネット+J:COM TVからauひかり+auひかりTVに乗り換え>
スマートお得セレクト(38ch) | auひかり(1ギガ)+auひかりTV(42ch) | |
戸建て | 320M:7,080円
1G:7,580円 |
7,580円 |
マンション | 320M:5,937円 | 6,530円 |
TVも契約するのであれば、料金的にはJ:COMの320Mコースのほうがお得になっています。
ただし、ここに電話サービスも加わった場合はまた違ってきます。
<J:COMネット+J:COM TVからauひかり+auひかりTVに乗り換え(電話あり)>
スマートお得セレクト(38ch)+電話サービス | auひかり(1ギガ)+auひかりTV(42ch)+auひかり電話 | |
戸建て | 320M:8,032円
1G:8,532円 |
8,080円 |
マンション | 320M:7,080円 | 7,030円 |
ご覧のように、J:COMの320Mコースだとほぼauひかりと同じ料金になります。
しかし、J:COMの1Gコースは500円ほど高いのでauひかりのほうがお得です。
それに、auひかりは速度が上下最大1Gbpsなんです。
なので、その点も考えればJ:COMからauひかりへ乗り換えたほうがずっとお得です。
ちなみに、当然ですがJ:COMのTVプランはチャンネル数が多いほど高額な月額料金になっています。
そのため、J:COMの90chや101chと比較すると、圧倒的にauひかりにしたほうが月額料金はお得になります。
⑵auスマートバリューも同じく使える
au携帯・スマホとのセット割りであるauスマートバリュー。
J:COMからauひかりへ乗り換えた場合も引き続き使うことができます。
・J:COMで適用されるauスマートバリュー
・auひかりで適用されるauスマートバリュー
これらは同じauスマートバリューなので、割引額は全く一緒です。
ただし、適用条件が微妙に違います。
それに対し、
<auスマートバリュー適用に必要な契約>
サービス | J:COM | auひかり |
ネット | いずれか2つ | 〇 |
TV | × | |
電話 | 〇 |
⑶auひかりの開通工事は実質無料
J:COMから他社回線へ乗り換えるとします。
その際、J:COMで使っている回線を他社回線へ使いまわすことはできません。
そのため、開通工事が必要になります。
その時に工事費用がかかるのですが、auひかりの場合は工事費と同額割引で実質無料になります。
工事費 | 初期費用相当額割引 | |
戸建て | 37,500円
(分割払い:625円×60回) |
625円割引×60回 |
マンション | 30,000円
(分割払い:1,250円×24回) |
1,250円割引×24回 |
⑷通信速度が速くなる
J:COMの通信速度は以下のようになっています。
J:COMのネットコース | 最大通信速度 |
1Gコース | 上下1Gbps |
320Mコース | 下り320Mbps
上り10Mbps |
120Mコース | 下り120Mbps
上り10Mbps |
12Mコース | 下り12Mbps
上り2Mbps |
1Mコース | 下り1Mbps
上り512Kbps |
ご覧のように、特に上り速度が遅いのが特徴です。
最近は、
- インスタグラムやツイッターなどのSNSへの投稿
- YouTubeへの動画アップロード
- クラウドストレージ
など、上り速度が重要になる使い方をするインターネットコンテンツが流行っています。
なので、上り速度が遅いJ:COMだと快適に使えない可能性があります。
それに対し、auひかりの速度は以下の通り。
最大通信速度 | |
ホーム | 上下1Gbps |
マンションギガ・ミニギガ | 上下1Gbps |
マンションタイプV・タイプE | 上下100Mbps |
基本的に上下1GbpsなのでJ:COMよりも速度が速いです。
ただし、
- マンションで建物内配線に電話線を使うVDSL方式のタイプV
- 建物内配線にLANケーブルを使うイーサ方式のタイプE
は上下100Mbpsで遅めの速度となります。
しかし、J:COMとauひかりのどちらでも言えるのが、これはあくまで理論値です。
そのため、その速度を保証しているわけではないということです。
なので、実際には理論値よりも安定性の高さのほうが重要になってきます。
その点、J:COMの320M以下のコースは、
- 同軸ケーブル
- 光ファイバーの光ハイブリッド方式
なので、安定性が低く、たまに予想以上に通信速度がガクンと落ちることがあります。
それに対し、auひかりは光ファイバーなので、安定性が高く、常に速い速度を実現できます。
⑸キャッシュバックがもらえる
auひかりを新規で申し込むとキャッシュバックがもらえます。
ただし、どの窓口でももらえるわけではありません。
ネット代理店を経由して申し込んだ場合に高額キャッシュバックがもらえるのです。
おすすめ窓口は代理店NNコミュニケーションズです。
auひかりの申し込みなら、NNコミュニケーションズを選ばないとかなり損をしてしまいます。
なぜなら、auひかり公式サイトで行なっているキャンペーンに加えて、
NNコミュニケーションズが独自で行なっているキャンペーン「全ての申し込み窓口で最高額のキャッシュバック」が貰えるからです。
【No. 1申し込み窓口 NNコミュニケーションズ】
<NNコミュニケーションズから貰えるキャッシュバック>
住居タイプ | キャッシュバック額 |
戸建て |
|
マンション |
|
さらに…
<新スタートサポートで貰える上乗せキャッシュバック>
対象コース | 上乗せキャッシュバック (郵便為替/au WALLET) |
ホームずっとギガ得プラン | 2,5000円 |
マンションお得プランA・お得プラン | 15,000円 |
<人気の理由>
- auひかりホームの撤去費用を全額負担してくれる
- 申し込み窓口の中でキャッシュバックが最高額
- 最短1ヶ月で100%キャッシュバックが貰える
- IPv6対応のWi-Fiルーターが無料で貰える
- 有料オプションに加入する必要なし
- KDDI本社から唯一15期連続受賞の優良代理店
- スタートサポート適用で上乗せキャッシュバックも貰える
この高額なキャッシュバックを踏まえた総支払額をシミュレーションしてみます。
【マンションギガをNNコミュニケーションズ経由で申し込む場合】
- マンションギガ:4,050円/月
- auひかり電話:500円/月
- 新規登録料:3,000円
- 工事費:30,000円
⇒初期費用相当額割引で実質無料 - キャッシュバック(NNコミュニケーションズ):47,000円
- 上乗せキャッシュバック(新スタートサポート):15,000円
- 2年間利用し更新月で解約
この場合の2年間での総支払額は、51,200円です。
1カ月当たりの平均は2,133円で使えることになります。
もちろん、先に説明した
「auスマートバリュー」
も適用させれば、「スマホ+auひかり」のトータル支払額はさらに安くなります。
NNコミュニケーションズ auひかりキャンペーンサイト
以下の記事で、NNコミュニケーションズに実際に申し込んだ流れ(体験談)を紹介しています!
NNコミュニケーションズを含めた全ての窓口のキャッシュバックを比較した結果を、以下の記事で解説しています。
【メリットまとめ】
- 月額料金が安くなる場合がある
- auスマートバリューも同じく使える
- auひかりの開通工事は実質無料
- 通信速度が速くなる
- キャッシュバックがもらえる
②J:COMからauひかりへ乗り換えのデメリットは2つ
J:COMからauひかりへ乗り換えのデメリットを2つ紹介します。
解約違約金還元のスタートサポート対象外
auひかりへ他社回線から乗り換えで申し込む場合、
違約金や撤去工事費等の解約時に発生する費用をKDDIが負担してくれる
というスタートサポートというキャンペーンがあります。
しかし、J:COMからauひかりへの乗り換えの場合は、スタートサポートの対象外となっています。
これは、J:COMの運営元であるジュピターテレコムは、KDDIの連結子会社です。
そのため、auひかりへ乗り換えを推奨するようなキャンペーンをやる必要性が薄いためです。
ちなみに、J:COMを解約するときにかかる費用は、
- 更新月以外で解約した場合に10,000~20,000円ほどの違約金
- 以下の撤去工事費
がかかります。
解約方式 | 料金 | |
戸建住宅 | 部分解約(1台のみ解約、1回線のみ解約を含む) | 4,800円 |
全解約(引込線撤去あり) | 9,800円 | |
電波障害一戸建て | 部分解約(1台のみ解約、1回線のみ解約を含む) | 4,800円 |
全解約(引込線撤去あり) | 9,800円 | |
集合住宅 | 部分解約(1台のみ解約、1回線のみ解約を含む) | 4,800円 |
全解約(引込線撤去なし) | 4,800円 | |
集合住宅 直接配線方式 | 全解約(引込線撤去あり) | 9,800円 |
これらをスタートサポートで還元してくれない。
その点が、J:COMからauひかりへ乗り換える場合のデメリットの1つです。
auひかりTVでは地デジ/BSが視聴できない
TVサービスを契約している人は、J:COMからauひかりへ乗り換えに注意してください。
auひかりTVでは、月額2,480円でJ:COMとほぼ同じように専用42チャンネルを見ることはできます。
しかし、J:COMでは視聴可能だった地上波放送やBS無料放送を見ることができません。
地デジやBS無料放送を見たい方は、
- 自宅にアンテナを建てて視聴する
- J:COM TVの契約だけは残しておく
などが必要です。
【J:COMからauひかりへ乗り換えるデメリットはこの2つ!】
- 解約違約金還元のスタートサポート対象外
- auひかりTVでは地デジ/BSが視聴できない
J:COMからauひかりへ乗り換えのまとめ
J:COMからauひかりへ乗り換えれば、
- 料金が安くなる
- 通信速度が速くなる
- キャッシュバックがもらえる
などメリットがたくさんあります。
ただし、TVサービスを契約している人は多少注意が必要です。
auひかりでもTVサービスはありますが、auひかりTVは地デジ放送やBS無料放送は視聴できません。
また、J:COMからauひかりへ乗り換える際に、J:COM側に違約金や撤去費用等が発生する点も注意しましょう。