株式会社グッド・ラックが2019年3月にリリースした新商品「モバレコair」。
実は、モバレコairは中身はソフトバンクエアーと全く同じ製品になっています。
この記事では、そんなモバレコairに関して、
- モバレコエアーの特徴
- ソフトバンクエアーを販売している他社との比較
- モバレコエアーの良いところ
- モバレコエアーの悪いところ
を詳しく掘り下げていきます!
最後まで読んでいただけると、
「あなたにモバレコエアーが向いているのか」
までわかるので、是非目を通してみてくださいね!
この記事の目次
①モバレコairの特徴
まずはモバレコエアーの特徴をみていきましょう!
1.1 株式会社 グッド・ラックが2019年3月にリリース
モバレコairとは、株式会社グッド・ラックが2019年3月にリリースされたサービスです。
運営会社である株式会社グッド・ラックは、ソフトバンクとの関係が深く、モバレコair以外にもネクストモバイルというソフトバンク回線を使ったモバイルルータも取り扱いがあります。
株式会社グッド・ラックの親会社が株式会社オールコネクトという結構大きな会社なので、経営母体はしっかりしています。
1.2商品はソフトバンクエアーと全く同じ
モバレコairは、中身はソフトバンクエアーと全く同じ製品になっています。
Airターミナルというホームルーターをコンセントに繋ぐと、Wireless City Planningという会社が提供する電波に接続し、インターネットに繋がります。
Airターミナルからは、Wi-Fiが出ているのでスマホやタブレット、PCなどの端末を繋ぐことができます。
また、有線LANポートも2付いているので、PCをLANケーブルで有線接続することもできます。
光回線と違い工事が要らないため、「コンセントに繋ぐだけで使える」というのが売りのモバイル通信技術を使った自宅用のWi-Fiになります。
ソフトバンクでソフトバンクエアーすれば、契約先がソフトバンクになり、モバレコairを契約すれば契約先が株式会社グッド・ラックになります。
大元の提供会社で直接販売するのではなく、別の会社が自社商品として販売価格等を変更して販売する方式をビジネス用語でアライアンスモデルと言います。
モバレコairのロゴをよく見ると、下に「powered by SoftBank」と書いてあります。
これは、「供給元はソフトバンク」という意味を持っています。
なので、あくまで株式会社グッド・ラックの提供しているモバレコairはソフトバンクのソフトバンクエアーであるという意味です。
そのため、どっちで契約しても通信速度などの品質面での差はありません。
ちなみに、この方式はUQ WiMAXが有名です。
たとえば、Broad WiMAXでもこのようにロゴの下に「powered by UQ WiMAX」と書いてあります。
つまり、Broad WiMAXも結局はUQ WiMAXと同じ品質ということです。
② モバレコairと他の窓口のソフトバンクエアーとの比較
ソフトバンクエアーを契約するには、
- ソフトバンク公式サイト
- エヌズカンパニーなどの代理店
- モバレコairのようなアライアンスモデルの販売店
モバレコairのようなアライアンスモデルとは違い、「エヌズカンパニー」を代表とする代理店もあります。
エヌズカンパニーはあくまで代理店なので、契約先はソフトバンク、商品名はソフトバンクエアーになります。
いずれにせよ、サービス品質自体は全て同じなので、品質以外の面でどこで申込むのが一番お得なのかを比較するのが重要です。
2.1サービス内容を比較
サービス内容は基本的に同じです。
なので、
- 使えるエリア
- 通信速度
に関しては差がありません。
違いがあるとすれば、
「モバレコairではAirターミナルのレンタルが無い」
という1点だけ。
Airターミナルは税込みで58,320円します。
- 分割で毎月1,620円支払い購入する
- レンタルで毎月490円支払い使う
ソフトバンク公式やエヌズカンパニーなら、1も2も選べます。
モバレコairの場合は、分割購入の1択になります。
しかし購入の場合、分割払いと同時に毎月1620円割引が受けられる「月割」が自動的に適用されます。
つまり、購入の場合は実質は無料です。
しかし、36カ月以上使わないとすべて無料にならないことだけが注意点です。
- 36ヶ月以上利用するならば購入を選択するのがおすすめ
- 36ヶ月以内で解約する可能性があるならばレンタルがよいかも…
- モバレコairではレンタルは選べないので注意
2.2月額料金を比較
ソフトバンク公式とエヌズカンパニーは、あくまでソフトバンクエアーが商品なので特に月額料金に差はありません。
ただ、モバレコairは別商品として売っているので月額料金が違います。
モバレコair | 公式、エヌズカンパニー | |
月額料金
(Airターミナル購入の場合) |
開通~2カ月1,970円
3~24カ月目3,344円 25カ月目以降4,880円 |
開通~12カ月目3,800円
13カ月目以降4,880円 |
※開通月を1カ月目とする
※Airターミナルレンタル制の場合は上記金額にプラス490円
25カ月目以降は両者同じ月額料金になりますが、24カ月目までであればモバレコairのほうが安いです。
契約期間は2年間(24カ月目まで)なので、契約期間までの月額料金のトータル支払額で比較するとモバレコairが26,652円安い計算になります。
- 月額割引があるモバレコairだと2年間の総額を一番安くおさえられる
- 25ヶ月目からの月額料金はどこで契約しても同じ
2.3契約事務手数料やAirターミナル購入費用を比較
月額料金以外に発生する費用には
- 契約事務手数料3,000円
- Airターミナル購入費用58,320円
があります。
これは、モバレコair、ソフトバンク公式、代理店エヌズカンパニーはすべて同じ条件となっています。
全ての申し込み先に共通するAirターミナル購入費用58,320円についてもう少し詳しく解説します。
Airターミナル割賦金は毎月1,620円を36カ月間支払いますが、月月割の36カ月間1,620円割引で相殺される為、36カ月使えば無料になります。
しかし、契約期間が24ヶ月間ごとなので、24カ月目の更新月に解約してもAirターミナル割賦金が残り12回分(19,440円)残ってしまいます。
分割払いを続けることは可能ですが、解約したので月月割は適用されず、残りは実費になるわけです。
それを防ぐためには、2回目の更新月である48カ月目に解約する必要がありますが、25カ月目以降が4,880円に料金が上がるというデメリットがあります。
ただ、光回線なんかと比べれば、初期工事費用がかからない分、最低でも割賦金を支払い終わるまで使えばそれほど金額的に悪くはないでしょう。
- 契約事務手数料とAirターミナル購入費用は、どの申し込み先でも同じ
- 3年以内に解約すると、Airターミナル購入費用の残額を支払う必要がある
2.4キャッシュバック等のキャンペーン内容を比較
モバレコairは、月額料金がソフトバンクエアーよりも安かったです。
なので、月額料金が安いこと自体がモバレコairのキャンペーンのようなものです。
それ以外に、キャッシュバックもあるのでさらにお得になります。
それと、SoftBankが行っているキャンペーンは、モバレコairも代理店のエヌズカンパニーも共通して使うことができます。
それには次のキャンペーンがあります。
- あんしん乗り換え
- おうち割光セットスマホ違約金還元
- おうち割光セット
「あんしん乗り換え」は、他社から乗り換えた場合に、他社違約金を最大10万円までSoftBankが負担してくれるキャンペーンです。
「おうち割光セットスマホ違約金還元」は、SoftBank以外のキャリアからSoftBankへ乗り換えて、おうち割光セットを適用させた場合に、スマホの他社違約金を9,500円SoftBankが負担してくれるキャンペーンです。
「おうち割光セット」は、モバレコairまたはソフトバンクエアーを契約したソフトバンクユーザーのスマホ料金から毎月1,000円または500円割引してくれるキャンペーンです。
代理店エヌズカンパニーも代理店独自キャンペーンとして現金キャッシュバックを行っています。
エヌズカンパニーのキャッシュバックは30,000円も貰う事ができます。
それに対し、モバレコairのキャッシュバックは 17,000円です。
キャッシュバック金額だけを比べるとエヌズカンパニーの方がお得です
しかし、月額料金の差も計算に入れると
- エヌズカンパニー:30,000円キャッシュバック
- モバレコair:17,000円CB+月額割引き26,652円
モバレコairの方が13,652円安くなるんです。
<キャンペーンの違い>
モバレコair | ソフトバンク公式 | エヌズカンパニー |
・公式キャンペーン
・月額料金割引(他2社との差額26,652円) ・17,000円キャッシュバック |
・公式キャンペーン | ・公式キャンペーン
・30,000円キャッシュバック |
- キャッシュバック込みでもモバレコairの方がお得!
2.4解約金を比較
エヌズカンパニーよりも、
「モバレコairが2年間の総支払額が13,652円安い」
と説明しました。
しかし、モバレコエアーには1点だけ注意点があります。
それが解約金です。
【解約金の違い】 | ||
モバレコair | ソフトバンク公式 | エヌズカンパニー |
¥9,500 | ¥0 | ¥0 |
ソフトバンク公式や代理店エヌズカンパニー では、解約金は0円。
それに対しモバレコエアーは、
「3年以内に解約すると9,500円の解約金がかかる」
ので、注意してください。
モバレコエアーは、
「2年間の総支払額がエヌズカンパニーより13,652円近く安い」
のが魅力です。
3年以内に解約しても、エヌズカンパニーよりも4,000円ちょっとお得になっています。
- 3年以内に解約する場合でも、モバレコエアーの総支払額の方が安くなる
2.5 モバレコエアーと代理店とエヌズカンパニーの比較まとめ
ここまでのまとめをします。
- 月額料金・事務手数料などの支払い料金
- 貰えるキャッシュバック
を含めたうえで、2年間の総支払い額を比較してみましょう。
おうち割なし | モバレコエアー (CBあり) |
エヌズカンパニー |
1、2か月 | ¥1,970 | ¥3,800 |
3~12ヵ月 | ¥3,344 | ¥3,800 |
13~24ヵ月 | ¥3,344 | ¥4,880 |
キャッシュバック額 | -¥17,000 | -¥30,000 |
事務手数料 | ¥3,000 | ¥3,000 |
2年総額 | ¥63,508 | ¥77,160 |
❇︎Airターミナルを購入の場合の比較
モバレコエアーは、「2年間の支払いでの総額が19,652円も安いんです」。
❇︎3年目の支払いからはどこも同じ料金なので差がつきません
③モバレコairの良い点・微妙な点
モバレコairと他社との違いは分かったでしょうか?
ここで、モバレコairの良い点・悪い点を整理してみましょう!
- 月額料金が安い
- 品質はソフトバンクエアーと一緒
- 公式キャンペーンも使える
- キャッシュバック17,000円もらえる
- 2年間以上利用するなら、総支払額が最安
モバレコairは、SoftBankのソフトバンクエアーと同じ商品なので、品質が一緒で公式キャンペーンも使えるのが良いところです。
そして、
- SoftBank公式
- エヌズカンパニーなどの代理店
ソフトバンクエアーを申し込むよりも総支払額が安いためお得です。
反対に、モバレコairの微妙な点をまとめてみます。
- レンタルが無いので短い期間使えない
- 3年以内に解約すると9,500円の解約金がかかる
レンタルは購入プランより毎月490円高くなって一見損に思えますが、短い期間で解約して高額な端末残債を支払うリスクを考えればレンタルのほうが良い場合もあります。
しかし、モバレコairは購入プランしかないため、レンタルが選べません。
本当に短期での使用を考えている人には、モバレコairでは損してしまいます。
④モバレコair を契約するのがおすすめな方
モバレコairは、
- 安い月額料金で契約したい
- キャッシュバックが欲しい
- 気軽に自宅にWi-Fi環境を設置したい
- 2年以上利用する
という方におすすめできます。
モバレコairは、Airターミナルを自宅のコンセントに繋ぐだけですぐにWi-Fi環境を構築できる、ソフトバンクエアーと全く同じ仕組みです。
「ソフトバンクエアーを2年以上利用する」
のなら、トータルの支払い料金が安いモバレコエアーがおすすめですよ!
⑤モバレコairが向いていない方
- 手軽に自宅にWi-Fi環境を設置したい
- 短期間だけ利用したい
- 2年以上も利用するかわからない
上記のような要望がある人には、モバレコairは向いていません。
モバレコairと全く同じサービス内容のエヌズカンパニーであれば、レンタルも選べるので2年での契約が可能です。
エヌズカンパニーのキャンペーンは、
- 不要なオプション加入は一切不要
- 申し込みと同時にキャッシュバック申請完了
なので、貰い忘れも起こらない優良代理店です。
レンタルを選ぶ場合は、エヌズカンパニーから申し込むのが一番お得な方法になります。
申し込みは、キャンペーンサイトの「Webお申し込み」から入っていき、名前や住所等の必要事項を入力し送信します。
全て入力し、内容を送信するとエヌズカンパニーの担当オペレーターから電話が来ます。
その時口頭でキャッシュバック振込用の口座番号を聞かれるため、伝えます。
キャッシュバックは、課金開始月から起算して最短2ヵ月後に振り込まれます。
申込んでから1週間ほどでAirターミナルが届きます。
後は、Airターミナルをコンセントに繋ぎ、Airターミナルの裏側に書いてあるSSIDと暗号キーをスマホ等の端末側へ設定するだけでインターネットに繋がります。