この記事ではNURO光やソフトバンク光で利用できる「おうち割」について詳しく解説していきます。
NURO光とソフトバンク光ではおうち割の内容に違いがあるのか、またどちらを選ぶ方がお得なのかを詳しくご紹介しているので、契約前に確認しておいてくださいね。
この記事の目次
①おうち割の詳細
では早速おうち割の詳細から見ていきましょう。
1.1おうち割が使える回線
おうち割とは、ソフトバンク携帯・スマホ等と固定通信サービスをセットで契約することにより、ソフトバンクのデータ通信基本料金から割引が受けられるサービスです。
対象者は固定通信サービス契約者とその家族です。ここでいう家族とは、血縁・婚姻関係、または血縁・婚姻関係になくても同居していれば家族に含まれます。最大10回線までおうち割を適用できます。
家族にソフトバンクユーザーが多い場合、おうち割を適用させれば毎月の通信コストを節約できます。たとえば、5人家族全員におうち割を適用した場合、1人当たり500円安くなるだけでも、毎月2,500円安くなり、年間3万円も節約できます。
1.2おうち割が使える端末
おうち割が使える機種は次の通りです。
- iPhone
- スマートフォン
- ケータイ
- iPad
- タブレット
- Wi-Fiルーター
1.3おうち割が利用できる通信回線(サービス)
そして、対象となる固定通信サービスがこちらになります。
対象固定通信サービス | 割引期間 |
|
永年 |
|
2年間 |
1.4適用条件があることに注意(大抵は基本料金プラス500円)
NURO光やソフトバンク光でおうち割が使えることは有名ですが、NURO光の場合、NURO光だけではダメで、「NURO光でんわ」の契約が必要なところに注意しましょう。
それと、ソフトバンク光ではオプションで「光BBユニット」+「Wi-Fiマルチパック」+「ホワイト光電話/光電話(N)+BBフォン/BBフォン(いずれか)」の3つの契約が必要です。この3つのオプションはおうち割の適用条件であることと同時に、おうち割を適用させることにより500円のセット料金で済むという特徴があります(おうち割を適用させないとオプション料金だけで2,000円近くかかる)。
SoftBank Airは、工事不要で簡単にWi-Fiが使えるホームルーターですが、おうち割を使うにあたり必須オプションはありません。その代り、おうち割を適用させた場合の基本料金が500円高くなります。なので、おうち割の割引額が合計500円だけの人はおうち割を適用しないほうがお得です(消費税40円分損する)。
おうち割が使える回線は上記に記載した通りたくさんありますが、おうち割の割引額自体はどの回線を使っても同額なことにも留意しておきましょう。
1.5おうち割の割引金額
2018年1月17日におうち割の割引額が改定されました。改定前は最大2,000円割引だったのですが、改定後は最大1,000円割引と割引額が少なくなってしまいました。なお、すでにおうち割に加入している場合は、改定前の割引額が適用されます。
割引額は改定前に比べ非常にシンプルになりました。割引金額は以下の表の通りになります。
スマホ放題/スマホ放題ライト
対象料金サービス | 割引額/月 |
データ定額50GB/20GB/5GB | 1,000円 |
データ定額ミニ2GB/1GB
データ定額(3Gケータイ) |
500円 |
上記以外の料金プラン
対象料金サービス | 割引額/月 |
パケットし放題フラット for 4G LTE
パケットし放題フラット for 4G パケットし放題フラット for スマートフォン パケットし放題MAX for スマートフォン 4G/LTEデータし放題フラット |
1,000円 |
パケットし放題フラット for シンプルスマホ
(iPad専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE (タブレット専用) ベーシックデータ定額プラン for 4G |
500円 |
1.3おうち割の適用条件
ソフトバンクのサイトに記載されているおうち割の適用条件を抜粋しました。
【適用条件】
ü iPhone、スマートフォン、ケータイ、iPad、タブレット、Wi-Fiルーターを対象料金サービスでご利用中であること。 ü 本キャンペーンお申し込みのお客さま、もしくはそのご家族が対象固定通信サービスのご契約者で指定オプションをご利用中であること、またはお申し込みされていることを当社が確認すること。 ü 固定通信サービス契約者本人以外からのお申し込みの場合、固定通信サービス契約者の同意書および契約者の家族であることを証明できる確認書類が必要となります |
簡単に言うと、ソフトバンクでiPhoneなどのスマホやタブレット、Wi-Fiルーターなどを契約し、かつ、NURO光でんわなどの対象固定通信サービスを契約すれば良いのです。
そして、NURO光でんわなどの対象固定通信サービスが自分の名義ではなくても、家族であることを証明できる確認書類があればおうち割が適用されるということです。
家族の定義は、「家族(血縁・婚姻)、または同棲、もしくは同住所」です。これを証明する書類は、同姓もしくは同住所であることが確認できる、それぞれの本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)でOKです。離れて暮らす家族で名字も違うときは運転免許証などの本人確認書類では家族の証明ができないので、戸籍謄本が必要になります。
1.6おうち割を使う際の手続き
固定通信サービスがソフトバンク光やソフトバンクエアーであれば、おうち割はMy SoftBank、またはソフトバンクショップにて申し込みができます。固定通信サービスが自分の名義であれば、My SoftBankで可能ですが、対象固定通信サービスの名義が自分以外になっている場合は、ソフトバンクショップで行います。
対象固定通信サービス契約者本人と一緒に来店できない場合は、「おうち割光セット専用同意書」に対象固定通信サービス契約者のサインを貰ってソフトバンクショップへ持っていきます。
そして、NURO光の場合は少し違うので説明します。NURO光はMy SoftBankから申し込めません。ソフトバンクショップのみで受け付けています。
ちなみに、NURO光回線は開通したものの、NURO光でんわの契約がまだという場合は、Web上でNURO光でんわの申し込みができます。NURO光でんわの申し込み手順について簡単に書きます。
【NURO光でんわ申込手順】
回線開通後にNURO光ユーザーWebから申し込む ↓ (約3日後)TAが届くので設置する ↓ (約5日後)NURO光でんわ利用開始
|
番号ポータビリティが必要な場合はもっと日数がかかりますが、新規で電話番号取得する場合は1~2週間程度で利用できるようになります。
NURO光でんわが開通後、ソフトバンクショップでおうち割の申し込みが可能になります。ただ、NURO光の場合は、専用確認書をソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社へ郵送する必要があります。これは、ソフトバンクショップに行く前にやっておきます。
送付先
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-6-5テレコミュニケーションビル りらいあコミュニケーションズ(株)内 光サービス事務センター |
ただし、これを送らないからといって申し込みができないようなものではなく、「サービス向上、関連サービスご希望者の規模の確認が目的」だそうです。
確認書を送ったら、あとはソフトバンクショップへ行き、おうち割を適用させたい旨を申告します。NURO光でんわ契約者と窓口に行く人が違う場合は、ソフトバンク光の場合と同じく、専用同意書を対象固定通信サービス契約者に記載してもらって持参する必要があります。
②NURO光とソフトバンク光はどちらを使うべき?
NURO光とソフトバンク光どちらを利用しても、おうち割の割引額自体は同じなので、固定通信サービスの月額料金や通信品質、初期費用、キャンペーン内容などで比較し、どちらを使うべきなのかを判断したいと思います。
まず、それぞれの月額料金と初期費用、それとおうち割を使うための必須オプションの料金を比較します。
NURO光
月額基本料金 | 4,743円 |
初期費用 | 3,000円(事務手数料のみ。工事費は40,000円が1,334円×30ヶ月割引のため実質無料。) |
NURO光でんわ | 関東500円
東海・関西300円 |
ソフトバンク光
月額基本料金 | 戸建て5,200円
集合住宅3,800円 |
初期費用 | 事務手数料3,000円
工事費24,000円(乗り換え新規または引っ越し先で利用のキャンペーン適用時は1,000円×24ヶ月割引で実質無料) |
光BBユニット、Wi-Fiマルチパック、電話 | 500円 |
毎月の支払料金は戸建てであればNURO光が安く、集合住宅であればソフトバンク光が安いです。おうち割を利用するためのオプション料金を合計してもそれは変わりません。それと、NURO光にはデフォルトでWi-Fiルーターとセキュリティサービスが付いている点もお得になっています。ただ、それを考慮しても集合住宅はやはりソフトバンク光のほうが安いです。
工事費はNURO光が1,334円×30カ月割引で実質無料になります。ソフトバンク光も現在キャンペーン中で、他社からの乗り換え新規の場合と、引っ越し先で利用する場合が1,000円×24ヶ月割引で実質無料になります(この条件に合致しない場合は24,000円の工事費がかかる)。
次に、通信速度はソフトバンク光などのフレッツ系回線は最大1Gbpsですが、NURO光はそれよりも速く、下り2Gbpsになっています。実測値だと、NURO光の場合は500~900Mbpsほどの安定した高速通信が可能です。ソフトバンク光は100~300Mbpsぐらいが相場です。
NURO光 | ソフトバンク光 |
下2Gbps/上1Gbps | 1Gbps |
最後にキャッシュバックについて比較します。キャッシュバックを貰うためには、代理店を通して申し込みをする必要があります。
ソフトバンク光で人気の代理店はエヌズカンパニーですが、こちらから申し込んだ場合のキャッシュバック額は次の通りになります。
申し込み形態 | キャッシュバック額 |
新規 | 28,000円 |
転用 | 13,000円 |
NURO光の代理店はアウンカンパニーが人気です。こちらから申し込んだ場合のキャッシュバック額が次の通りです。
申し込み形態 | キャッシュバック額 |
ネット+電話 | 35,000円 |
ネットのみ | 30,000円 |
表の通り、キャッシュバックについてはNURO光のほうが多いことが分かります。
以上、総合的に判断すると、戸建てならダントツでNURO光が基本料金、通信品質、キャッシュバックなどの点でお得です。集合住宅の場合は、月額料金が1,000円近く安いソフトバンク光のほうがお得でしょう。
まとめ:戸建てならNURO光、マンションならソフトバンク光がお得
家族にソフトバンクユーザーが多い場合は、おうち割を適用させれば毎月かなりの通信コストを節約できます。
おうち割の対象固定通信サービスには、ソフトバンク光、ソフトバンクエアー、NURO光などいくつかあります。
戸建て住宅でおうち割を使いたい場合は、NURO光が断然お得です。NURO光の基本料金が安いことや、通信品質が良い、キャッシュバックが高額など、ソフトバンク光と比べてかなりお得になります。
ただし、集合住宅の場合はNURO光の料金が割高になってしまうので、ソフトバンク光のほうが良いでしょう。
ソフトバンク光、NURO光のそれぞれの特徴・評判・申し込み時の注意点について下記の記事で解説しているので、契約を決める前に確認しておくことをお勧めします。
工事や初期設定が面倒な方にはソフトバンクエアーもおすすめ!
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