NURO光は最大速度2Gbpsの超高速通信と、リーズナブルな料金プランが人気の光回線です。
エリア内の方は他社回線よりもお得で速度も速いので乗り換えを検討する方も多いですね。
ですが一部の条件の方にとっては実はNURO光の方が損してしまうケースがあるので注意が必要です。
この記事では「乗り換えた後に後悔しないために事前に必ず確認しておくべきポイント」「失敗しないための正しい乗り換え手順」について詳しく解説していきます。
この記事の目次
①他社からNURO光に乗り換える前に確認したい点
まずは乗り換えを決断する前に明確にしておかないといけない点について解説します。
1.1本当に料金は安くなる?
NURO光には主に7階建て以下で使えるNURO光G2V(通常のプラン)と、3階建て以上の集合住宅で使えるNURO光 for マンション(特殊な条件下でしか使えないプラン)があります。
回線 | 月額料金 |
NURO光G2V | 4,743円 |
NURO光 for マンション | 1,900~2500円 |
フレッツ光 | 東日本戸建て:約5,700円
東日本マンション:約4,100円 西日本戸建て:約5,000円 西日本マンション:約3,800円 |
auひかり | 戸建て:5,200円
マンション:4,050円 |
ソフトバンク光 | 戸建て:5200円
マンション:3,800円 |
ドコモ光 | 戸建て:5,200円
マンション:4,000円 |
OCN光 | 戸建て:5,100円
マンション:3,600円 |
※フレッツ光は平均的なプロバイダー料金を含めた合計として計算。他はもともとプロバイダー料金込みで提供されている。
マンションの場合は「for マンション」が使えないと損
NURO光 for マンションは他社マンションプランと比較し、1,000~2,000円以上安く済むのでダントツでお得です。ただし、同マンション内で4人以上希望者が居ないと設備導入できないなど、使うまでにハードルが高いサービスになっています。
なので、7階建て以下であればマンションでも戸建てと同じくNURO光G2Vが適用されます。しかし、一般的な光回線は戸建てプランよりもマンションプランのほうが料金は安く設定してあるので、マンション住まいでNURO光G2Vを使った場合、他社と比較して1,000円前後割高になります。これが「NURO光は料金が高い」というように言われてしまう原因なのかと思われます。
戸建てプランはNURO光が他社よりお得
しかし反対に、NURO光G2Vを他社の戸建てプランと比較した場合は、500~1,000円前後安くてお得です。しかも、NURO光G2Vには基本料金の中にプロバイダー料金はもちろんのこと、Wi-Fiルーター、カスペルスキーセキュリティ(最大5台)も含まれています。
そして、NURO光は下り2Gbpsなので、他社の1Gbpsよりも通信速度が速いです。そのような点も考慮すれば、戸建て住まいの方にはNURO光がダントツでお得なので乗り換えたほうが良いでしょう。
1.2キャッシュバックが高額なので大半の人は乗り換えで得する
他社回線へ乗り換えのメリットとして、キャッシュバックがあります。NURO光はキャッシュバックが高額なのですが、特に、代理店のアウンカンパニーから申し込むのがお得です。
アウンカンパニーのキャッシュバック
申込み | キャッシュバック額 |
NURO光G2V+NURO光でんわ | 35,000円 |
NURO光G2V | 30,000円 |
数多くある代理店の中で、アウンカンパニーをおすすめする理由が、「手続きが簡単で貰い忘れが無い」「評判が高いので信頼できる」「有料オプションが要らない」「キャッシュバックが高額かつ振込が早い」「オペレーターが丁寧親切」などです。
代理店の多くは、ミスを誘発しているかのように手続きが複雑になっていますが、アウンカンパニーでは口頭で振込口座を伝えれば完了なので、確実にキャッシュバックが貰えます。しかも、開通確認が取れた月から起算して、翌月末をめどに振り込まれるスピードの早さも魅力です。
ネットのみの申し込みでもキャッシュバックは貰えますが、光電話も申し込めば5千円多く貰えます。
NURO光の代理店や最新キャンペーンについてより詳しく知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
1.3ソフトバンクスマホを使っている場合は「おうち割」が使える
NURO光ではおうち割が使えます。おうち割とは、NURO光やソフトバンク光、ソフトバンクエアーなど、ソフトバンクが指定する回線を契約していれば、ソフトバンクスマホの利用料金が毎月割引されるサービスです。
おうち割はソフトバンク契約1回線につき最大1,000円割引されます。同居・別居の家族が適用され、最大10回線まで使えます。たとえば、5人家族で1人当たり1,000円割引されれば、毎月5,000円割引、年間6万円もお得です。
おうち割の割引額は、ソフトバンクのプランによって、変わります。ソフトバンクのプランと割引額は以下の表の通りです。
スマホ放題/スマホ放題ライト
対象料金サービス | 割引額/月 |
データ定額50GB/20GB/5GB | 1,000円 |
データ定額ミニ2GB/1GB
データ定額(3Gケータイ) |
500円 |
上記以外の料金プラン
対象料金サービス | 割引額/月 |
パケットし放題フラット for 4G LTE
パケットし放題フラット for 4G パケットし放題フラット for スマートフォン パケットし放題MAX for スマートフォン 4G/LTEデータし放題フラット |
1,000円 |
パケットし放題フラット for シンプルスマホ
(iPad専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE (タブレット専用) ベーシックデータ定額プラン for 4G |
500円 |
ちなみに、おうち割の料金は2018年1月17日に改定されました。以前は、2年間1,522円割引、3年目以降は1,008円割引というような、期間限定で高額割引を行っていましたが現在それはありません。
2018年1月16日以前におうち割を適用している方は、以前の割引が適用されます。この場合、NURO光へ乗り換えた場合どうなるかというと、そのケースでも依然のままの割引額や割引期間が適用されます。たとえば、おうち割がまだ1年しか経っていなくて1,522円割引中の人は、NURO光へ乗り換えてもあと1年は1,522円割引になります。
また、ソフトバンク光からNURO光へ乗り換えた際には、おうち割の手続きが再度いるのでソフトバンクショップへ足を運ぶ必要があります。
1.4工事は必要?
フレッツ光やソフトバンク光、auひかりなどを使っていても、そのままそれらで使っていた光回線設備をNURO光でも使うことはできません。NURO光を開通させるには必ず工事が必要です。
NURO光の工事は少し特殊です。宅内工事と屋外工事を別の日に分けて行います。つまり、計2回の立会いが必要になります。
工事が必要ということは、当然工事費がかかります。NURO光は40,000円の工事費を1,333円×30カ月の分割払いで支払います。
でも、NURO光のキャンペーンで1,334円×30カ月割引があるので、実質無料です。このキャンペーンも代理店のアウンカンパニーから申し込めば適用されます。
1.5現在使っている回線の解約費用
インターネット回線は多くの場合、2年縛りの契約になっています。途中に解約すると、約1万円程度の解約金を請求されます。解約金が発生しないタイミングというものも存在しますが、「(例)契約してから25カ月目に解約すれば解約金がかからない」など、その期間はかなり狭いのでなかなか難しいと思います。
乗り換え先の回線によっては、乗り換え前の解約金を負担してくれるキャンペーンを行っているところもあります。しかし、NURO光ではそのようなキャンペーンを現在おこなっていません。
契約回線によって契約期間や解約金の額は違いますが、乗り換えによって、1万円程度の解約金が取られることは覚悟しましょう。
②乗り換えの具体的な手順
ここからは他社の回線からNURO光に乗り換える場合の、具体的な手順について解説します。
手順を間違うとネットが使えない期間が長くなるなどの面倒が起きてしまうので、ぜひ確認しておいてください。
2.1乗り換え手順
他社からNURO光へ乗り換え手順の流れです。
アウンカンパニーのキャンペーンサイト右上「Webお申し込み」から申し込む
↓ アウンカンパニーのオペレーターから電話がくる(申し込みの意思、NURO光利用料金、住所、氏名、キャッシュバック振込口座番号などの確認) ↓ So-netから電話が来るので工事日程を調整する ↓ 宅内工事(早くて申し込みから約20日後) ↓ 屋外工事日の決定 ↓ 屋外工事日に合わせて、乗り換え前の回線を解約するように現在契約中の回線事業者へ申し込む(フレッツ光の場合はプロバイダーの解約も忘れずに) ↓ 屋外工事、開通(宅内工事から約10~30日後) ↓ おうち割利用の場合は、ソフトバンクショップにて申込む
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2.2開通までにどれくらいの期間が必要か
申込み日に1回目の工事日を指定しますが、だいたい申し込みから早くても20日後ぐらいになります。2回目の屋外工事の日にちについては宅内工事が終わった後に決定します。
長いと1カ月以上後に工事になります。なので、早まって乗り換え前の回線を解約してしまうと、1カ月以上インターネットが使えない状態ができてしまいます。
2.3今使っている回線を解約するタイミング
現在使っている回線の解約日を早めすぎると、NURO光の開通までネットが使えない期間ができてしまいます。
乗り換え前の回線を解約するタイミングは、「2回目の屋外工事日」がベストです。なので、1回目の工事日が終わり、2回目の工事日が決定した後に、乗り換え前の回線を解約する手続きをしましょう。
2.4引越しの場合の注意点
それと、引っ越し先でNURO光を契約したい場合も注意が必要です。NURO光の工事は2回に分けて行うため、1回目の工事が入る日には新居の契約を済ませておかなくてはなりません。
しかし、2回目の工事が入るまで1カ月以上かかることもあります。引っ越しすれば当然、引っ越し前の回線は使えないので、インターネットが使えない期間が長くなります。なので、NURO光が使えない期間の代替策として、テザリングやモバイルルーターを使うなど工夫する必要があります。
③乗り換えた方が良い人と、乗り換えると損する人
NURO光へ乗り換えるべき人は、戸建て住まいの人です。NURO光は戸建てが安いので、フレッツ光や光コラボを戸建てで使っているのであれば乗り換えたほうがお得です。反対に、マンション住まいの人は乗り換えると料金が高くなるので損するでしょう。
それと、ソフトバンクスマホであれば、NURO光でもおうち割が使えるので乗り換えても割引率は変わりませんが、ドコモ光やauひかりなどで、ドコモ・auとのセット割などを利用している人も乗り換えは辞めるべきです。
まとめ:キャンペーンとキャッシュバックを併用すればさらにお得
NURO光へ乗り換え時にかかる費用は、乗り換え前の回線の解約金が約1万円、NURO光の初期事務手数料3,000円ぐらいです。工事費はキャンペーンで実質無料です。
それと、アウンカンパニーから申し込めばキャッシュバックも貰えるので、これら乗り換え時にかかる費用は余裕でカバーできます。
特に、戸建て住まいの方は、乗り換えると月々の支払も安くなるのでおすすめします。
申し込みはキャンペーンサイトを利用しないとキャッシュバックが少なくなってしまうのでもったいないです。オプションなどをつけなくても、最も高額なキャッシュバックがもらえるアウンカンパニーがおすすめなのでぜひ検討してみてください。
NURO光の代理店や最新キャンペーンについてより詳しく知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
工事や初期設定が面倒な方にはソフトバンクエアーもおすすめ!
工事の手間や、初期設定が面倒な方には、ソフトバンクエアーもおすすめです。
「2018最新|ソフトバンクエアーの評判|光回線のプロが実際に使ってみて速度・料金・キャンペーンを批評します!」の記事で料金や特徴、ソフトバンク光との違いについて詳しく解説しているので、ご参考ください。