自宅ではWi-Fiの電波を使って、スマホのデータ通信量を節約しながらインターネットを楽しんでいる方や、Wi-Fi通信のみのタブレットを利用する方も増えています。
ソフトバンク光でも、もちろんWi-Fi通信をする事が出来ますので、すでにソフトバンク光をご利用中の方や、これからソフトバンク光を契約しようとお考えの方に向けて、ソフトバンク光でWi-Fi通信をする方法をご紹介します。
あなたに合った方法で、ソフトバンク光で快適にWi-Fi通信ができるようにぜひ参考にしてくださいね。
①ソフトバンクでWi-Fiを使う方法は4つ
Wi-Fi通信をしたい場合、必ずWi-Fiルーターの機器を用意する必要があり、ソフトバンク光では以下の3つの方法が考えられます。
- ソフトバンク光の光BBユニットをレンタルする
- 市販のWi-Fiルーターを購入する
- NTT無線ルーターを利用する
また、ソフトバンクには光回線を利用せずにモバイル通信網を使った、ソフトバンクAirというサービスも提供していますで、それについても紹介します。
1.1ソフトバンク光で光BBユニットをレンタルする場合の注意点
ソフトバンク光には、Wi-Fiルーター機器(光BBユニット)のレンタルが出来るオプションがあります。
しかし、光BBユニットというルーター機器をレンタルするだけでは、ルーターとしての機能しかなく、「Wi-Fiマルチパック」というオプションも契約しないとWi-Fi通信はできません。
それぞれのオプションで毎月料金が発生し、光BBユニットのレンタル:月467円+Wi-Fiマルチパック:月990円で、月に合計1,457円もかかります。
しかし、ソフトバンクのスマホとネット回線のセットで、通信費の割引きが受けられる「おうち割光セット」を契約することで、「光BBユニットレンタル+Wi-Fiマルチパック+電話」が500円(税抜)のパック料金で利用できるようになります。
「おうち割光セット」の契約なしに、ソフトバンク光の光BBユニットを利用する場合は、毎月1,457円もWi-Fi通信の為にかかることになり、現実的ではありません。
1.2市販のWi-FiルーターとNTT無線ルーターと光BBユニットの選び方
「光BBユニットレンタル+Wi-Fiマルチパック+電話」のオプションは、おうち割光セットの適用条件でもあるため、ソフトバンクユーザーは、市販Wi-Fiルーターを使わず「光BBユニット」をWi-Fiルーターとして使う方が多いです。
それ以外には、NTT無線ルーターを使う方法もあり、条件によってはソフトバンクの光BBユニットを使うよりも、NTT無線ルーターを利用したほうが安く済む場合があります。
ソフトバンク光でWi-Fiを使う4つのケース | ||
利用形態 | 料金 | |
おうち割を使わない | 光BBユニットレンタル+Wi-Fiマルチパック | 毎月1,457円 |
おうち割を使う | 『光BBユニットレンタル+Wi-Fiマルチパック+電話』のオプションパック | 毎月500円 |
NTT無線ルーターレンタル(光電話有り無し、東西などで料金が異なる) | 毎月100~750円 | |
市販Wi-Fiルーター購入(性能が良いものほど高額) | 購入費用5,000~20,000円 |
表を見て分かるように、「おうち割光セット」を使うか使わないのかで、Wi-Fiルーター機器の選択肢が変わります。
「おうち割光セット」を適用させれば、「光BBユニットレンタル+Wi-Fiマルチパック+電話」の3つのオプションがパック料金で500円になります。
「おうち割光セット」を利用しない場合、光BBユニットレンタル+Wi-Fiマルチパックは1,457円と割高なので、NTT無線ルーターレンタルか市販Wi-Fiルーターを購入したほうが良いでしょう。
1.3ソフトバンクAirってなに?
ソフトバンクでは、光回線を使ってネット通信をする「ソフトバンク光」とは別に、無線でネット通信ができる「ソフトバンクAir」というサービスも提供しているので紹介します。
ソフトバンクエアーは基本的にWi-Fiを使った利用形態を想定したもので、自宅の電気コンセントにソフトバンクのホームルーターを繋ぐだけで、モバイル通信網を利用したインターネット通信ができます。
Wi-Fi区間(ホームルーターと端末)の通信速度は最大866Mbpsで、ホームルーターと通信基地局間の通信速度は、最大下り350Mbps上り10Mbpsです。
Wi-Fi区間の通信速度はとても速いのですが、ホームルーターから通信基地局間はあまり速度が出ないため、ソフトバンク光(光回線)に比べると通信品質は劣ります。
ソフトバンクエアーの料金は、「おうち割光セット」を使う場合は「月4,300円」、おうち割光セットを使わない場合は「月3,800円」です。
工事が不要でソフトバンク光より安くWi-Fiが利用できるという特徴があるので、ネット検索やメールなどが主な利用法のライトユーザーの方は、ソフトバンクAirでも十分でしょう。
②光BBユニットの弱点と必要性
ソフトバンク光で光BBユニットを使用する場合の、「弱点と必要性」について考えていきます。
2.1光BBユニットの通信速度は遅い?
Wi-Fiを使用した場合にネットの通信速度を決めるのは、「Wi-Fi通信の速度」「アクセス区間の速度」「網内速度」の3つです。
ソフトバンク光のアクセス区間の通信速度は、最大1Gbpsです(転用時のプランによっては100Mbpsや200Mbpsもある)。
次に、網内速度ですが、ソフトバンク光で光BBユニットを使うとIPv6高速ハイブリッドが利用でき、これにより、インターネット利用者が増える時間帯でも網内で混雑せず、安定した高速通信が可能となり、プロバイダーが原因による通信の遅延は起きません。
ソフトバンクの光BBユニットから端末までのWi-Fiの速度は、最大300Mbpsでとくに遅くはありませんが、市販のWi-Fiルーターでは1Gbps以上出る高性能なWi-Fiルーターもたくさんあります。
Wi-Fiでに通信速度が300Mbps出れば十分快適にインターネットが利用できますが、家が広い場合は光BBユニットでは性能的に不安が残ります。
光BBユニットのLANポートに有線でPCなどを接続し、インターネットが高速で安定していることが確認できたら光BBユニットの性能の問題と判断できます。
その際は、光BBユニットのLANポートに市販の高性能Wi-Fiルーターを取り付けて、光BBユニットのWi-Fi機能をOFFにして使うのがベストでしょう。
2.2光BBユニットを使わないデメリット
ソフトバンク光は、光BBユニットを使わないことによるデメリットが2つありますので解説していきます。
【おうち割光セットが適用されない】
ソフトバンクのスマホとネット回線のセットで、通信費の割引きが受けられる「おうち割光セット」ですが、その適用条件として毎月500円のオプションパックに入る必要があります。
おうち割光セット適用のオプションに、光BBユニットレンタルも含まれているので、光BBユニットの契約が必要なのです。
【IPv6高速ハイブリッドが使えない】
IPv6高速ハイブリッドは、BBIX株式会社の通信網を通る高速インターネットサービスです。
ソフトバンク光のプロバイダーであるYahoo!BBに依存しない接続のため、Yahoo!BBが混雑していても関係なく、通信速度は速いままです。
ソフトバンク光でIPv6通信をする場合には、専用のルーターが必要で、それが光BBユニットになります。
以上のことから、ソフトバンク光では光BBユニットのレンタルをおすすめしますが、おうち割光セットの割引きを受けない、IPv6高速ハイブリッドが不要という方は、市販のWi-Fiルーターを取り付けるのも良いでしょう。
2.3市販のWi-Fiルーターの取り付け方法
ソフトバンク光で、市販のWi-Fiルーターを使う場合には、ONU(またはVDSLモデム)にLANケーブルで市販のWi-Fiルーターを接続し、「Yahoo!BBのユーザーID・PW」を設定しインターネットに接続します。
おうち割光セット・IPv6高速ハイブリッドも利用したいが、Wi-Fi通信をもっと快適にしたい場合は、光BBユニットの下部に市販Wi-Fiルーターを接続して使う方法もあります。
この場合は2重ルーターになってしまうので、光BBユニットの無線機能をOFFにし、市販Wi-Fiルーターのルーター機能をOFF(ブリッジモード)にして使います。
2.4おすすめの市販Wi-Fiルーター紹介
市販でおすすめの無線ルーターを紹介します。
【大きい家で無線を隅々まで届かせたい⇒バッファローWXR-1750DHP2】
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このルーターさえあれば、無線が繋がらないという心配はほとんど無いというくらい高性能なWi-Fiルーターです。
3階建ての戸建てでも、2階にこのWi-Fiルーターを設置すれば家全体をカバーできます。
無線のつながりをよくするビームフォーミングは子機を検知し、電波を集中的に飛ばすので伝送速度・安定性を向上させてくれます。
ルーターから飛び出した3本のアンテナは自由に角度を変えられるので、繋がりにくい部屋があったとしても、アンテナの傾きを調整することより繋がり具合の改善ができます。
【コストを抑え広い家で使いたい⇒アイオーデータWN-AX1167GR】
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一般的な戸建て住宅であればこの機種で十分でしょう。
アンテナは内蔵されているので角度を調整することはできませんが、ビームフォーミング機能は搭載されているので繋がりやすくなっていて、価格もリーズナブルです。
【とにかくコストを抑えたい⇒バッファローWSR-300HP】
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バッファローの公式サイトでは、この機種は1ルームの1人用と記載されていますが、実際は3~4人ぐらい使っても問題ありません。
2階建ての戸建てでもそれほど大きい家でなければ、ルーターを家の中心部に置くことにより無線が届きます。
ただし、LANポートが1つしかないので、有線で使うときは1台しか端末を接続できません。
③Wi-Fiルーター接続設定と便利なページ
ソフトバンク光でWi-Fiを使う時の機器の接続方法を説明します。
3.1 Wi-FiルーターとONUの接続方法
まずは、光コンセントとONUを光コードで接続し、ONUと光BBユニットをLANケーブルで接続します。
光BBユニットを使わない場合は、ONUと市販Wi-FiルーターをLANケーブルで接続します。
ONU―光BBユニット⇒)))端末(スマホ・タブレット・PCなど)
ONU―市販Wi-Fiルーター⇒)))端末
光BBユニットを使い、かつ、市販Wi-Fiルーターも使う場合は、さらに光BBユニットと市販Wi-FiルーターをLANケーブルで接続します。
ONUー光BBユニット―市販Wi-Fiルーター⇒)))端末
3.2 Wi-Fi設定方法
光BBユニットも市販Wi-Fiルーターも、Wi-Fiの設定方法は同じです。
SSID(Wi-Fiルーターの識別記号)と暗号キー(パスワード)の2つの情報が、端末側とWi-Fiルーター側で一致すれば無線通信が確立します。
SSIDと暗号キー(パスワード)はWi-Fiルーター機器の側面や底面に記載されています。
PCやスマホ(各端末)は、常に近くに飛んでいるWi-Fi電波をキャッチしており、端末が拾っているSSIDと自分のWi-Fiルーターが一致していれば、そこに暗号キー(パスワード)を設定するだけでOKです。
ソフトバンク公式サイトに、詳しいWi-Fiの設定方法が載っているので参考にしてください。ソフトバンクのルーター以外を使う場合でも方法は同じなので参考になります。
④ソフトバンク光Wi-Fiルーター選び方まとめ
ソフトバンク光で、Wi-Fi通信をする場合、光BBユニットというWi-Fiルーターがレンタルできます。
光BBユニットがあると「IPv6高速ハイブリッド」通信ができるというメリットがありますが、光BBユニットのレンタルだけではWi-Fi機能が使えないので、Wi-Fiマルチパックの契約も必要となり、料金が高くなってしまいます。
しかし「おうち割光セット」を契約すると、光BBユニットとWi-Fiマルチパックが500円で利用できるので、光BBユニットは「おうち割光セット」を利用する方に限られるでしょう。
光BBユニットでは、Wi-Fi通信が遅いと感じた場合は、光BBユニットの下部に市販Wi-Fiルーターを接続して利用する事も出来ます。
ソフトバンクのスマホユーザーでない方は、市販のルーターで自宅の規模のあったものを購入しましょう。
ソフトバンク光を契約前の方は、この記事も読んで参考にしてくださいね。
工事や初期設定が面倒な方にはソフトバンクエアーもおすすめ!
工事の手間や、初期設定が面倒な方には、ソフトバンクエアーもおすすめです。
「2018最新|ソフトバンクエアーの評判|光回線のプロが実際に使ってみて速度・料金・キャンペーンを批評します!」の記事で料金や特徴、ソフトバンク光との違いについて詳しく解説しているので、ご参考ください。