スマホは、契約したデータ量を超えてネットをすると速度制限がかかるので、自分が月にどれくらい利用するのか考えてプランを決めますよね。
WiMAXでも契約データ量を超えると速度制限がかかるので、WiMAXのプランの特徴や制限ルールについて申込み前に知っておく必要があります。
- データ使用量が無制限のプラン
- データ使用量が7GBまでのプラン
この2つのプランは、制限時のルールが異なります。
パンフレットやホームページを見ただけではプランの内容は分かりにくい点もあるので、この記事で一つ一つ丁寧に解説していきます。
これを読めば、自分にあったWiMAXのプランとお得な申込み先が分かります。
この記事の目次
①WiMAXの速度制限にかかる3パターン
WiMAXにはプランごとにかかる速度制限以外にも、利用状況によって制限ルールが設けられているのをご存知でしょうか?
- 7ギガプランでの制限
- ギガ放題での制限
- ハイスピードエリアプラスモードでの制限
これらの制限についてしっかり理解すれば、もっとWiMAXを快適に利用することができます。
1.1「7ギガのプラン」で月合計7GB利用した時
WiMAXには、
- 月間の利用制限が7GBまで:7ギガプラン※
- 月間の利用制限がない:ギガ放題
の2つのプランがあります。※通常プランともいう
7ギガプランは、ギガ放題より月に700円程度安く利用できるので、あまりインターネットをする事がない方には、おすすめ出来るプランです。
しかし、月間で7GBではすぐにデータを使い切ってしまうので、ほとんどの方は制限がないギガ放題を選びます。
7ギガプランの速度制限ルールは、
- 月間のデータ通信量が7GBを超えると制限される
- 翌月1日に制限が解除される
- 制限時の通信速度は128Kbps
ですが、制限時の128Kbpsがどれくらいの速度かというと、インターネット上のほとんどのサービスは使い物にならないスピードです。
たとえば、ホームページをスムーズに閲覧するには
- 5Mbpsほどが必要
- 1Mbps以下になるとページの表示が多少もたつく
128kbpsは1Mbpsの約8分の1のスピードです。
計算上では、1MBの容量のホームページを表示するのに128Kbpsだと1分以上かかるのです。
128Kbpsの速度制限時にできることは、メールやLINEでテキストメッセージを送るくらいです。
もちろん、画像や動画など容量の多いデータの送受信は時間がかかりすぎてほぼ使えません。
1.2「ギガ放題のプラン」で3日間で10GB利用した時
ギガ放題は月間データ量を無制限で利用できるプランですが、3日間に使えるデータ量は10GBまでという決まりがあります。
3日で10GBを超えた場合は、翌日18時から翌々日2時頃まで概ね1Mbpsに制限されます。
先ほどの7ギガプランの速度制限と比べると非常に緩い制限と言えます。
- 制限がかかる時間は8時間程度
- 制限時のスピードは1Mbps
3日間で10GBを超える例としては、
- 4K画質の映画のダウンロード
- PS4のゲームソフトのダウンロード
- PS4の本体やゲームソフトのアップデー
などがあります。
データ量が多いと思われる高画質動画の視聴や、一般的なオンラインゲームでもほぼ制限にはかからないでしょう。
また、速度制限時の1Mbpsでも
- ホームページの閲覧⇒可能
- LINE・メール・SNS⇒問題なし
- 画像が多いホームページ⇒多少時間がかかる
- 動画の視聴⇒画質を480pへ落とせば再生可能
上記のように工夫をすれば、それほど不便は感じない程度です。
1.3「au 4G LTE」で月に7GB利用した場合
WiMAXには利用できる通信モードが2つあります。
- WiMAX+2:通常使用するモード(ハイスピードエリアモード)
- 4G LTE:WiMAX+2の電波が届かない場所で使うモード(ハイスピードエリアプラスモード)
ハイスピードプラスエリアモードにするとauスマホと同じ「au 4G LTE」が使えるようになり、建物内や地下などで電波が繋がる可能性が上がります。
しかしこのモードで月間の通信量が7GBを超えると128Kbpsに速度制限がかかります。
制限がかかってしまうと月が変わるまで制限が解けず、追加でデータを購入することもできません。
速度制限される通信回線は
- WiMAX2+
- au 4G LTE
の両方ですので、au 4G LTEで制限がかかり、あわててWIMAX+2に戻しても制限は解けません。
ギガ放題でもこのルールは免れませんので、使い放題だと勘違いして4G LTEのハイスピードプラスエリアモードを使いすぎると痛い目を見てしまいます。
②速度制限に対する口コミ
WiMAXの速度制限がかかってしまったユーザーのリアルな意見を紹介します。
ハイスピードプラスエリアモード(4G LTE)に間違えて切り替えてしまい、128Kbpsの速度制限にかかってしまう人が多いようです。
使い方を誤りWiMAXが速度制限へ….
— 凸激者ぶれいず (@UM_Lagnus0121) December 27, 2018
WiMAXの速度制限がつらい。エリアプラスにして使いすぎると月が変わらないと回復しないらしい。
— ひろまさ@チームドリーミージャパン (@hiro8masa14) November 15, 2018
wimaxのモード変えてたの忘れて、今月は通信制限状態に…
マギレコのホーム画面重すぎて起動できない(´;ω;`)
— のられこ (@norareco) December 25, 2018
次に、3日で10GBの制限にかかってしまった方の口コミですが、やはりゲームのダウンロードや長時間の動画視聴で速度制限にかかる人が多いようです。
WiMAXを3ヶ月使った感想!
私の両方
・平日は学校で夜にプライムビデオを2本観る
・土日は基本、youtubeやらプライムビデオ流しまくり
週末の初日で3日間で10GBの壁を超えちゃう。
壁を超えて、通信制限の域に入ったら
→
youtube→遅くない
プライムビデオ→再生中に1回止まる
ネットサーフィン→— ありさ (@aligato_o3o_) January 3, 2019
WiMAX、ちゃんと3日10GB超えの速度制限がかかったぞ。でもばっちり1Mbps出るから、360pでYoutube見れるくらいだ。全然困らんな。
というか実家のフレッツ光隼+ぷららって夜中1Mbpsだったんだから、ほんとに酷すぎるぞ。 pic.twitter.com/lSzQrpejCg— 無謀庵 (@Mubouan) September 24, 2018
WiMAXの速度制限過ぎて2時まで何もできん
— 魚華(or 椎罵) (@uoka_c) December 28, 2018
FFダウンロードしたせいで3日で10ギガ制限を超えちゃったので速度制限掛かってるのかも
使い放題の契約のはずなのに制限あるWiMAXほんと面倒_(:3」∠)_— Lさん❖shinryu (@sR_xiv55) January 3, 2019
WiMAXの3日で10GBの帯域制限、けっこう簡単に到達するな。職場でdTVのイニDを観過ぎですか。そうですか。
制限と言っても、18~2時の速度が1Mに落ちるだけで、昼間は関係ないんだけど。
絶賛帯域制限中… pic.twitter.com/bgWqQ9svZn
— 涼宮@MACROSS (@suzumiya87) January 3, 2019
ただ、速度制限がかかっても1日だけなので我慢が出来るという意見や、1MbpsあればYouTube等の動画も問題ないという声もあります。
③こんな人は速度制限のあるWiMAXでも大丈夫
ここからはWiMAXを不便なく使える方と、それ以外の回線の方がよい方の特徴を紹介します。
3.1一人で使う方
1人暮らしの方であれば、WiMAXでも不便なく使えるでしょう。
自分の使うデータ量を把握しやすく、通信量は1人分なので速度制限にかかる可能性が低いからです。
WiMAXで速度制限になりやすいのは、家族や友人などで複数人で使うケースです。
インターネットに接続中の機器が多ければ通信量も多くなるので、WiMAXを家族共有のインターネット回線にするのはお勧めできません。
また、ポータブル端末は持ち運べるのがメリットですが、家族の誰かが持って行ってしまったら家の中で使うネット回線がなくなってしまいます。
3.2スマホで動画を視聴する
WIMAXに繋ぐ端末がスマホのみの方は、WiMAXで大丈夫でしょう。
動画は高画質になればなるほどデータ量が多く必要になります。
テレビやパソコンだと画面が大きいので高画質じゃないと粗さが目立ちますが、スマホの画面サイズであれば低画質でも十分視聴に耐えられるからです。
下の表は、YouTubeをそれぞれの画質で再生した場合にどれほどで10GBを超えるかを表しています。
低画質であれば、1日中再生し続けても10GBを超えることはありません。
3.3主に昼間に使う
ギガ放題で1Mbpsの速度制限がかかる時間帯は、夜間の18時~2時です。
それ以外の昼間の時間帯であれば、速度が遅くならないので一切気にする必要がありません。
1日にどれだけデータ量を使っても制限がかかるのは夜間だけなので、昼間のみ使用する方には関係ないということです。
④速度制限のあるWiMAXが向いてないのはこんな人
次にWiMAXが向いていない方です。
4.1複数人でWiMAXを共有する
WiMAXに繋ぐ人数が多いとデータ通信量が多くかかるので、WiMAXは家族の共有回線としては不向きです。
1人では、3日間で10GBを消費することはあまりありませんが、2・3人でWiMAXを使うとすぐに10GBを超える可能性があります。
4.2 PS4でゲームを楽しみたい方
PS4などの家庭用ゲーム機は、本体のアップデートだけで10GBのデータ通信量を超えることがあるので、WiMAXはあまり向いていません。
毎日アップデートがかかるわけではないので、速度制限を1日我慢すればよいのですが多少面倒です。
また、これらのダウンロードは、1回だけで10GBを超えることがあるので注意が必要です。
- オンラインで購入したソフトのダウンロード
- 無料体験版ゲームのダウンロード
- ソフトのアップデート
4.3 4K動画を視聴したい
高画質の4K画質で動画が楽しめるオンラインビデオサービスには、
- ネットフリックス
- Amazonプライムビデオ
がありますが、今後も4K動画配信サービスは増えていくと予想されます。
4K画質は大量のデータ通信量を消費するので、WiMAXでは利用しないほうが良いでしょう。
2時間の映画を見ただけで10GBを超えてしまいます。
⑤速度制限を気にせず使いたい人はネクストモバイル
WiMAXはモバイルルーターを持ち歩いて外でも使えるサービスですが、同じようなサービスに「ネクストモバイル」があります。
ネクストモバイルは、WiMAXのような3日で10GBという制限はありませんが、月間データ通信量を以下の3パターンから選んで契約をします。
この月間データ通信量を超えると、月末まで128Kbpsに速度制限されます。
ネクストモバイルのデータプランと月額料金表 | |
20GB | 24カ月目まで:2,760円
25カ月目以降:3,695円 |
30GB | 24カ月目まで:3,490円
25カ月目以降:3,695円 |
50GB | 12カ月目まで:3,490円
13~24ヶ月目:4,880円 25カ月目以降:5,815円 |
WiMAXの7ギガプランでは多少物足りない人は、ネクストモバイルの20GBがおすすめです。
WiMAXの7ギガプランよりも料金が安く、使えるデータ容量が多いからです。
また、3日で10GBを超えないように気にする必要もないので、月のデータ通信量が50GB以下の方にネクストモバイルはおすすめです。
ネクストモバイルの入会方法とお得なキャンペーンは、以下のサイトで確認をお願いします。
⑥ Wi-Fiを家でしか使わない人は光回線がベスト
家限定でインターネットをするなら、光回線を引いてWi-Fiルーターを設置するのがベストな方法です。
光回線であれば通信量を気にする必要が全くないので、4K動画の再生やダウンロードができ、通信量が多いオンラインゲームもやり放題です。
光回線は高いというイメージがありましたが、今は他のネット回線とそれほど変わらない料金で使え、通信速度が速く安定しているのでおすすめです。
光回線の上手な選び方は、以下の記事を参考にして下さいね。
⑦WiMAXの速度制限とあなたに合ったWiMAXの選び方
WiMAXギガ放題は月のデータ量が無制限で使えますが、4G LTEの使い過ぎや3日間の上限10GBには気を付けなくてはいけません。
WiMAXは、データを追加購入するとこができないので、制限がかかったら月が変わるまで待つしかないのもつらいところです。
しかしWiMAXは、持ち運びができることや、データ使い放題のプランなど多くのメリットがあります。
WiMAXを試してみたい方は、以下のWiMAXキャンペーン比較記事であなたに合ったWiMAXを見つけてくださいね。