auひかりからソフトバンク光への乗り換えは損？得？メリット・デメリットから乗り換え手順まで

「auひかりからソフトバンク光への乗り換えを考えている」

おそらく、そう思っている方は

• スマホもauからソフトバンクへ乗り換えたい
• もう既にスマホをauからソフトバンクへ乗り換えている

のではないでしょうか。

また、家族にauユーザーとソフトバンクユーザーが混在していることもあるでしょう。

また、セット割を計算し直した結果、ソフトバンク光の方が安かったなんてことも。

そのような理由で乗り換えを検討している人も多いのです。

auひかりからソフトバンク光へ乗り換えるにあたり、気になるポイントは、

• 月額料金がどう変わるのか
• 通信速度は速くなるか遅くなるか
• auひかりの解約違約金や撤去工事費はいくらかかるのか
• ソフトバンク光の新規入会キャンペーンはあるのか

といったところでしょう。

この記事では、auひかりからソフトバンク光へ乗り換える方のために、

• 乗り換えで変わるポイント
• 注意してほしいこと
• おすすめの申し込み窓口

など、詳しく解説していきます。

①auひかりからソフトバンク光へ乗り換えで変わること

それでは、

「auひかりからソフトバンク光への乗り換えで何が変わるのか」

を詳しく解説していきます。

⑴光コラボ(フレッツ系)の回線になる

auひかりとソフトバンク光の回線は根本的に違います。

ソフトバンク光は光コラボなので、フレッツ系の回線になります。

そのため、

• 回線終端装置
• ホームゲートウェイ

などの機器にはNTTのロゴマークが入ったNTTの製品が設置されます。

光ファイバーや光コンセントもauひかりで使っていたものとは違います。

フレッツ光用のものが設置されます。

これは、光コラボはNTT東西のフレッツ光とまったく同じ設備を使うからです。(フレッツ光を使うけど契約だけがソフトバンクになるイメージ)

それに対し、auひかりはKDDI独自のものなので、光コラボではありません。

⑵月額料金が変わる

auひかりからソフトバンク光へ乗り換えると、月額料金が変わります。

ちなみに、auひかりとソフトバンク光のどちらもプロバイダ料金込みの設定です。

2つの月額料金を比較してみます。

	auひかり	ソフトバンク光
戸建て	ギガ得5,200円 ずっとギガ得5,100円(2年目5,000円、3年目以降4,900円)	5,200円
マンション	ギガ4,050円 ミニギガ5,000円 タイプV(16)3,800円 タイプV(8)4,100円 タイプE(16)3,400円 タイプE(8)3,700円 都市機構DX3,800円 タイプF3,900円	3,800円

ご覧のように、auひかりは料金プランが多いです。

なので、一概に乗り換えで安くなるとも高くなるとも言えません。

現在あなたが使っているauひかりがどのプランに当てはまるのか確認しましょう。

それから料金を比較してみてください。

⑶通信速度は条件を満たさないと遅くなる可能性が高い

auひかりは通信速度が速いと評判です。

ソフトバンク光はどうかというと微妙な評判です。

その理由が

通信方式による違い

となります。

auひかりの場合はIPv4とIPv6のデュアルスタックによるIPoE方式となっています。

これは、ネットワークの混雑に強い方式で、実測値で300～500Mbpsも出るほど速度が速いです。

一方ソフトバンク光は、何もしないとPPPoE方式となります。

そのためプロバイダ側のネットワークが混雑すると通信速度が遅くなってしまいます。

これを回避させるために、ソフトバンク光でも

IPv4とIPv6のデュアルスタックによるIPoE方式

にすることができます。

それは、

光BBユニットを取り付けて、IPv6高速ハイブリッド(無料)を使う

ことです。

これにより、ソフトバンク光でも通信速度がかなり速くなります。

光BBユニットのレンタルは、ソフトバンク携帯・スマホとのセット割である

「おうち割光セット」

が条件オプションの1つでもあります。

おうち割光セットを適用させる方であれば問題ないです。

しかし、そうでない方は、わざわざIPv6高速ハイブリッドのためだけに

光BBユニットレンタル(467円/ 月)をしなければならない

ので、コストパフォーマンスが悪いです。

⑷セット割の違い

auひかりからソフトバンク光へ乗換えると、auひかりとau携帯・スマホのセット割である

『auスマートバリュー』

が使えなくなります。

その代わり、ソフトバンク光ではソフトバンク携帯・スマホとのセット割である

『おうち割光セット』

が適用できます。

それぞれの違いを表にまとめます。

	auひかり	ソフトバンク光
セット割の名称	auスマートバリュー	おうち割光セット
対象携帯・スマホ	au	ソフトバンク
適用条件オプション	auひかり電話	光BBユニットレンタル  Wi-Fiマルチパック 電話サービスを次のいずれか ・ホワイト光電話 ・光電話(N)＋BBフォン ・BBフォン
適用条件オプションの料金	500円/月	500円/月
割引対象回線数	家族含め最大10回線	家族含め最大10回線
割引額	携帯の料金から1回線あたり500～2,000円	携帯の料金から1回線あたり500円か1,000円

トータルコスト的にはほぼ同じです。

適用条件オプションは、ソフトバンク光のほうが一見複雑です。

ですが、3つのオプションがセットで500円で使えると考えると結構単純です。

また、auひかりの場合はスマートバリュー適用で

ホームゲートウェイ内蔵無線LANが永年無料で使える

というメリットがあります。

これは、ソフトバンク光でいうところの

『Wi-Fiマルチパック』

に相当します。

⑸固定電話の番号が変わる場合がある

auひかり電話で使っている電話番号を

• ソフトバンク光のホワイト光電話　または
• 光電話(N)

へ番号ポータビリティで引き継ぐには条件があります。

それは、NTT発番であることです。

auひかり電話で新規取得した番号はNTT発番ではありません。

なので、auひかり解約とともに消滅します。

⑹プロバイダメールアドレスが使えなくなる

ソフトバンク光で使うプロバイダはYahoo!BBになります。

auひかりでYahoo!BBは使えません。

必ずそれ以外のプロバイダを使っているはずです。

なので、auひかりからソフトバンク光へ乗り換えると、プロバイダも変わります。

その為、auひかりで使っていたプロバイダ発行のメールアドレスが使えなくなります。

ちなみに、退会ではなくプロバイダのプラン変更という形で

ダイアルアップ接続プランへ変更(月々250円前後かかる)

にすれば、メールアドレスを残すことができます。

ただ、さすがにメールアドレスのためだけに毎月お金を支払うこの方法は

コストパフォーマンスが悪い

のでおすすめしません。

光回線を変えるたびにこのような問題を抱えないためにも、普段から

無料で使えるGmailやYahooメールなどのフリーメールを使っておく

ことをおすすめします。

②auひかりからソフトバンク光への乗り換えで得する方法

auひかりからソフトバンク光へ乗り換える場合、各種キャンペーンをしっかり適用させましょう。

それぞれ詳しく解説します。

⑴あんしん乗り換えキャンペーン

あんしん乗り換えキャンペーンは、

• 他社違約金
• 撤去費用

など最大10万円までキャッシュバックしてくれるキャンペーンです。

特典内容	対象
キャッシュバック最大10万円 （割賦残債は4.2万円まで）	・解約時の違約金 ・撤去工事費 ・アナログ電話復活工事費 ・モバイルブロードバンド割賦残債

auひかりを解約すると、更新月以外の場合、違約金は最大15,000円かかります。

さらに、戸建て向けのauひかりホームは撤去工事費28,800円がかかります。

なので、これらの負担をソフトバンク側が還元してくれるというわけです。

auひかり解約時に発生する費用の金額が確認できる証明書を入手しましょう。

これをソフトバンク指定の方法で提出すればキャンペーンが適用できます。

⑵乗り換え新規でキャッシュバックキャンペーン

乗り換え新規でキャッシュバックキャンペーンは、

ソフトバンク光の開通工事費24,000円が実質無料

になるキャンペーンです。

1,000円割引×10カ月で合計24,000円割引となるため、工事費実質無料です。

「他社からの乗り換え」であることがこの特典適用の条件です。

auひかりからソフトバンク光へ乗り換えも対象となります。

こちらを適用させるには、あんしん乗り換えキャンペーンと同じ要領です。

他社サービスの利用が確認できる証明書をソフトバンクへ提出すれば適用されます。

⑶おうち割光セットスタートキャンペーン

おうち割光セットを適用した場合、

• ドコモ
• au
• UQモバイル

の解約違約金を9,500円負担してくれるキャンペーンです。

つまり、auひかり×auを使っていた人がソフトバンク光×ソフトバンクに乗換えた時、

auの解約違約金9,500円をソフトバンクで負担してくれる

というわけです。

他社携帯電話の2年契約の解約料の請求明細書を準備しましょう。

それをソフトバンク指定の方法で提出すれば適用されます。

⑷開通前レンタル

auひかりからソフトバンク光へ乗り換える際に、

ネットが使えない期間

ができてしまうことがあります。

ソフトバンク光が開通する前にauひかりを解約してしまうとこうした期間が発生します。

そんな時に助かるのが、

『開通前レンタル』

です。

希望者には、ソフトバンク光の申し込みから4～7日程度で

• ソフトバンクエアーのAirターミナル　または
• Pocket WiFi

が無料で貸し出されます。(Pocket WiFiはソフトバンクエアーがエリア外だった場合)

これで、先走ってauひかりを解約してしまった人でも安心ですね。

ネット接続に困ることがなくなります。

⑸代理店エヌズカンパニー からの現金キャッシュバック

代理店から申し込むと、上記で紹介したキャンペーンとは別に

代理店独自のキャッシュバック

をもらうことができます。

キャッシュバック額は33,000円と高額ですし、特に必須オプションは何も要りません。

それに、申し込み時にエヌズカンパニーの担当オペレーターに口頭で

キャッシュバック振込用口座番号を伝えるだけ

で手続きは終了です。

他社代理店でよくあるような、複雑な手続きで貰い損ねてしまうこともありません。

振込日も課金開始月の翌々月末なので、とても早いのが魅力的です。

ソフトバンク光の申し込みは、

• ソフトバンク光公式サイト
• ソフトバンクショップ
• 家電量販店

で申し込むと100%損をしてしまいます。

上記の3種類の窓口や他社代理店のキャンペーンを具体的に比較した内容を知りたいという方は下の記事を参考にしてみてくださいね！

④auひかりからソフトバンク光へ乗り換えないほうがいい人

冒頭でも述べたように、auひかりからソフトバンク光へ乗り換えを検討している人の多くは、

ソフトバンク携帯・スマホとのセット割である「おうち割光セット」

が目的でしょう。

しかし、それ以外の理由でauひかりからどこかほかの光回線へ乗り換えたいというのであれば、

ソフトバンク光はおすすめできません。

なぜなら、おうち割光セットを適用させない場合は、

といったデメリットがあるからです。

ソフトバンク光でおうち割光セットを適用させた場合のみ、

などメリットが大きいのです。

なので、auユーザーのままでauひかり以外の光回線へ乗り換えたいというのであれば、

同じくauスマートバリューが適用できるビッグローブ光

がおすすめできます。

auユーザーのままならビッグローブ光がおすすめ

ビッグローブ光もauひかりと同じように、ビッグローブ光電話の契約で

『auスマートバリュー』

が適用できます。

通信速度に関しては、auひかりと同じくIPoE方式になる

『IPv6オプション』

が契約できるので速いです。

IPv6オプション自体は無料です。

ビッグローブ光電話を申し込むと必ず光電話対応ルーターが提供されます。(NTTのホームゲートウェイ)

これがIPv6オプション対応ルーターになります。

そのため、ソフトバンク光の光BBユニットみたいな別途装置は何も要りません。

ビッグローブ光は工事費が月々の割引で実質無料になるキャンペーンも行っています。

auひかりからの乗り換えにピッタリです。

また、申し込みを代理店NNコミュニケーションズ経由にすれば、

キャッシュバック26,000円

がもらえるメリットがあります。

⑤auひかりの解約の方法

auひかりの解約は、プロバイダへ連絡します。

au one netの場合は、KDDIが運営元なのでKDDIへの連絡でOKです。

解約月が日割り計算されるのかどうか気になると思います。

プロバイダの中でもau one netだけが日割りになります。

なので、au one net以外のプロバイダは全部まるまる1ヶ月分の費用がかかります。

その点を注意してください。

また、解約の連絡は辞めたい月の早めに連絡を入れておきましょう。

プロバイダごとに締め日が20日や25日など決まっています。

締め日を過ぎてしまうと来月も1ヶ月分払わなければなりません。

⑥auひかりからソフトバンク光へ乗り換えまとめ

auひかりからソフトバンク光へ乗り換えでお得になる人は

「おうち割光セットを適用させる人」

です。

それと、

• 違約金負担
• 工事費実質無料
• 代理店キャッシュバック

などお得なキャンペーンがたくさんあります。

乗り換え時にもれなく適用させるとかなりお得になります。