大手キャリアのドコモ・ソフトバンク・auから格安SIMへ乗り換えると利用料金の削減が可能な場合も多いですが、高速で使えるデータ量が少なかったり、キャリアより通信速度が遅く困ることがあります。
データ量を気にせずインターネットを楽しむための強い味方は「Wi-Fi」です。
UQモバイルのSIMをお使いの方、もしくはこれからUQモバイルを契約する方に向けてUQモバイルで使えるWi-Fiを紹介します。
これから紹介する「Wi-Fiが無料で使えるサービス」などを上手に利用して、UQモバイルでネット生活をもっと楽しんでくださいね。
この記事の目次
① UQモバイルのデータプランとWi-Fiのメリット
UQモバイルの各種プランの中で「データ高速」または「データ高速+音声通話」は、データ通信容量が3GBしかないのでWi-Fi通信は必須です。
UQモバイルのプランをくわしく見ていきましょう。
1.1 UQモバイルの各種プラン名と使用可能データ量
UQモバイルは、他の格安SIMと同様に「データ通信のみ」「データ通信+音声通話」から選ぶことが出来ます。
さらにデータ通信+音声通話には、無料音声通話の付いた「おしゃべりプラン/ぴったりプラン」と無料音声通話のつかないプラン「データ高速+音声通話」とに分かれます。
無料音声通話のつかない「データ高速」「データ高速+音声通話」の場合はデータ量が3GBのプランしか設定がありません。
【UQモバイルの無料音声通話のないプラン】
- データ高速:3GB
- データ高速+音声通話:3GB
音声無料通話が付いた「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」であれば3パターンのデータ量から選ぶことができます。
無料音声通話のついたプランとデータ量 | |
おしゃべり/ぴったりプランS | 通常⇒1GB
増量オプション⇒2GB データ特盛キャンペーン⇒3GB |
おしゃべり/ぴったりプランM | 通常⇒3GB
増量オプション⇒6GB データ特盛キャンペーン⇒9GB |
おしゃべり/ぴったりプランL | 通常⇒7GB
増量オプション⇒14GB データ特盛キャンペーン⇒21GB |
※増量オプション500円/月は2年間無料「データ特盛キャンペーン」は増量オプションの契約要(2018年9月1日から11月30日まで)
※2018年12月1日以降は通常のデータ量が2倍に増量されます
「おしゃべりプラン」や「ぴったりプラン」のMとLは料金が少し高いので、プランSか「データ高速+音声通話」を選ぶ方が多いでしょう。
1.2 Wi-Fiを使うメリット
「おしゃべりプラン/ぴったりプラン」のSや「データ高速」を選んだ場合、高速で使えるデータ量が3GB分しかないため、すぐに容量がオーバーし速度制限がかかってしまいます。
1GBのデータ量でできること |
Eメール(写真付き)⇒約2,000通(一日あたり約70通)
ニュースサイトの閲覧⇒約3,500ページ(一日あたり約350ページ) ネット動画の視聴⇒約4.5時間(一日あたり約10分) |
この表を見ると意外と3GBは多いようにも感じますが、このほかにもアプリの自動更新などでも気付かないうちに消費されています。
速度制限がかかった場合、通信速度が「データ高速」と「データ高速+音声通話」が最大200Kbps、「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」が最大300Kbpsmまで落ちます。
Wi-Fiを使うとなぜデータ容量が節約できるかというと、Wi-Fii利用中はUQモバイルの回線を使ってインターネットに接続していないからです。
データ通信容量が減るのは、UQモバイルの回線(LTE)を使ってインターネットをしているときです。
Wi-Fi通信時は契約のデータ量が消費されないので、好きなだけネットが楽しめるのが最大のメリットです。
② UQモバイルで利用できるWi-Fi
ここからは、UQモバイルで利用できるWi-Fiをいくつか紹介します。
2.1 UQモバイルは無料で使える公衆無線LANがある
公衆無線LANとは公共施設やお店でつかえるWi-Fiスポットで、無料で使えるものや有料で提供しているものがあります。
料金は有料の公衆無線LANだと月額200~500円ほどですが、UQモバイル契約者は「Wi2 300 for UQ mobile」が無料で使えます。
格安スマホで無料Wi-Fiスポットを提供している会社は少ないので、UQモバイルを選ぶメリットの一つになっています。
2.1.1「Wi2 300」の提供エリア
「Wi2 300 for UQ mobile」はこのマークがついてあるところで使えます。
使える場所は、空港、駅、飲食店など日本全国にあります、細かい提供エリアはこちらから確認できます。
2.1.2「Wi2 300」の利用方法
「Wi2 300 for UQ mobile」はUQモバイル契約者なら誰でも無料で使えますが、事前に登録が必要です。
Wi2 300を利用する際に必要なIDとパスワードをこの事前登録で決めます。
また、SIMカードに記載のICCIDも必要なので、SIMカードを取り出して19桁の番号をメモしておく必要があります。
ICCIDの入力は、UQモバイルの契約者かどうかを確認しているに過ぎないので、そのSIMカードを差している端末だけが使えるというわけではありません。
登録したユーザーIDとパスワードを使えば、他の端末でもWi2 300が使えます。
2.1.3「Wi2 300」の利用方法
利用する方法は各端末の「設定」から「wifi」に入りWi2 300に対応したSSIDを選択します。
【Wi2 300で接続できるSSIDの種類】
- Wi2
- Wi2_club
- wifi_spuare
- UQ_Wi-Fi
- mobilepoint
- mobilepoint2
これらは暗号化されていないので、タップすればすぐに繋がります。
また端末がWi-Fiに自動接続される設定になっていれば、Wi-Fiが届く範囲に行けば自動で接続になります。
Wi-Fiに接続された状態でブラウザを立ち上げると最初にログイン画面が出てくるので、事前登録で登録したIDとパスワードを入力すればインターネットに繋がります。
毎回ログインIDとパスワードの入力が面倒な場合は、MACアドレスの登録で自動ログインもできます。
MACアドレスは「00:CD:FE:8B:E6:2D」のような数字とアルファベットの組み合わせでできています。
【自分のスマホのMACアドレスの確認方法】
- iPhoneは「設定⇒一般⇒情報⇒Wi-Fiアドレス」
- Androidは「設定⇒端末情報⇒端末の状態⇒Wi-Fi MACアドレス」
MACアドレスが確認出来たら、Wi2 300のマイページにログインして登録をしましょう。
2.2ギガぞう
「ギガぞう」とは、公衆無線LANを使うためのアプリで、月額500円で以下のサービスが利用できるのでお勧めです。
- Wi-Fiスポットでのインターネット接続
- VPN
- LTE通信圧縮
VPNはセキュリティが万全でないフリーWi-Fiでも安全に接続できるような仕組みです。
LTE通信圧縮はWi-Fiに接続せずにLTEで通信した場合、自動でデータ容量を圧縮してくれる仕組みで、最大20%の通信量の節約が可能です。
2.2.1ギガぞうの提供エリア
ギガぞうで使えるエリアは『Wi2 300 for UQ mobile』で利用できるエリアにプラス『Wi2 300のオプションエリア』です。
Wi2 300 for UQ mobileだと、オプションエリアでWi-Fiを利用したい場合は1時間100円のオプションエリアチケットを購入する必要がありますが、ギガぞうの場合はオプションエリアも月額500円で利用できる範囲に入っているのでお得です。
2.2.2ギガぞうの利用方法
ギガぞうを使う場合は、無料で使える「Wi2 300 for UQ mobile」への登録は不要です。
ギガぞうアプリをダウンロードし、Wi-Fiに接続されていない状態(UQモバイルのLTEで通信中)にアプリを起動します。
すると、UQモバイル専用プランが表示されるので、新規登録した後はWi-Fiスポットへ行くと自動で接続されるので簡単です。
2.3WiMAX
WiMAXとは、持ち運べる小型のWi-Fiル-タ-の1つです、電波が入る範囲であればどこでもWi-Fi通信が可能です。
1人暮らしの方などは工事の必要な固定回線の代わりとしてWiMAXを使えば、安価で屋内外を問わずいつでもWi-Fiが利用できるのでおすすめです。
2.3.1 WiMAXのエリア
「Wi2 300 for UQ mobile」や「ギガぞう」が店舗等に設置してあるWi-Fiであるのに対し、WiMAXはモバイルルーターから出力される電波でネットに接続されます。
そのため、提供エリアの検索を頻繁にする必要はありませんが、モバイルルーターがWiMAX基地局からの電波を正しく受信できていないとネットに繋がらないので、ご自分の生活エリア内で電波がきちんと受信できるか契約前にチェックするといいでしょう。
2.3.2 WiMAXの利用方法
まずはWiMAXを提供している会社で契約をする必要があります、料金の相場は月に3,000円~4,000円位でしょう。
契約後モバイルルーターが届いたらルーターの電源を入れ、繋げたい端末のWi-Fi設定の項目から「SSIDとKEY」を入力します。
モバイルルーターの裏側などに「SSIDとKEY」は表示されています。
設定が完了すれば接続完了です、モバイルルーターとスマホ(端末)を持ち歩いてどこでもWi-Fi通信ができます。
③各種Wi-Fiサービス比較と上手な選び方
上記で紹介したWi-Fiのサービスをさまざまな点で比較し、あなたに合ったWi-Fiを提案します。
3.1各Wi-Fiサービスの比較
まずは各Wi-Fiサービスの利用料金を見てみましょう。
Wi-Fiサービスの利用料金比較 | |
Wi2 300 for UQ mobile | 無料 |
ギガぞう | 500円/月 |
BroadWiMAX | 3,411円 |
WiMAXのサービスを提供しているのは数社ありますが、その中でBroadWiMAXの料金を参考に載せています。
次に最大通信速度です。
Wi-Fiサービスの最大受信速度比較表 | |
Wi2 300 for UQ mobile | 300Mbps |
ギガぞう | 300Mbps |
BroadWiMAX | 220Mbps |
速度は各サービス共それほど差がありません。上記は理論値なので実質は50Mbpsくらいが出ればいいほうです。
UQモバイルの通信速度は225Mbps(端末によっては150Mbps)ですが、Wi-Fi接続時のほうが実質的な通信速度は速いことが多いでしょう。
3.2 Wi-Fiサービスの上手な選び方
Wi2 300 for UQ mobileとギガぞうは設置されているWi-Fiスポットでしか使えませんが、WiMAXでは場所を選ばず使えるという点が大きな違いです。
自分がよく行く場所にWi-Fiスポットがあるなら、WiMAXなどのモバイルルーターを個別に契約しなくてもよいかもしれませんが、家に固定ネット回線がなくまた外でも場所を選ばずWi-Fiを使いたい場合にはWiMAXはおすすめです。
迷ったらまずは、UQモバイル契約者は誰でも無料で使える「Wi2 300 for UQ mobile」を試してみましょう。
これでも、データ通信量が足りなくなってしまう場合は、UQモバイルでデータ量を500MBごとに500円で追加購入する事もできます。
約3.5GB分のデータを追加で購入するとBroadWiMAXの月額料金(3,411円)と同じ位の料金がかかります。
毎月追加で3.5GB以上必要ならば、BroadWiMAXを契約した方がお得という事も頭に入れておいてください。
④UQモバイルでWi-Fi通信をする方法おさらい
UQモバイルの「高速データプラン」と「おしゃべり/ぴったりプランS」はデータ通信量が3GBと少ないのでWi-Fiは必須です。
データの追加購入は割高なのでせっかくの格安スマホの意味が薄れてしまいます、そんな時はWi-Fiを効率的に利用してデータ量を節約しましょう。
外出中にWi-Fiを利用する方法をいくつかご紹介しましたが、UQモバイルの契約者は「Wi2 300 for UQ mobile」のWi-Fiスポットが無料で使えるので、まずはこれを試さない手はありませんね。
これからUQモバイルを申し込む方も、このWi-Fi接続の方法を知っておけば安心して契約が出来るでしょう。
QTモバイルは格安SIMの中でも珍しくキャッシュバックを行っている会社なので、以下の記事でキャンペーンの情報をゲットしお得に契約してくださいね。
WiMAXのキャンペーン比較!
こちらではWiMAXのプロバイダ毎にキャンペーン内容や支払総額を比較し、それぞれの特長や注意点を解説しています。
おすすめのキャンペーンも紹介しているので、プロバイダ選びに迷っている方はぜひご覧ください。