WiMAXの速度制限を解説|WiMAXの速度制限は気にする必要ない？

WiMAXは小型のルーターで場所を気にせず自由にネット通信ができる便利サービスです。

しかし、選ぶプランによってはスマホのような通信制限がかかるので、利用中にストレスを感じる原因になります。

あなたのネットライフを快適にするお手伝いができるように、WiMAXのプランと速度制限についてまとめました。

WiMAXの通信制限で困っている方はぜひお読みくださいね。

この記事の目次

①Wimaxの速度制限
②こんな使い方をする人は要注意
- 2.1超高画質での動画視聴
- 2.2オンラインゲームはダウンロードに注意
③3日10GBの制限が嫌な人はネクストモバイル
④利用方法から分かる上手な選び方

①Wimaxの速度制限

WiMAXの料金プランは、

月間のデータ使用制限がない：ギガ放題プラン
月間のデータ使用制限がある：月7GBプラン

の2つあります。

それぞれの制限内容や気を付けたいポイントを紹介します。

1.1ギガ放題プランの速度制限

WiMAXのギガ放題プランは、インターネット使い放題が売りです。

ギガ放題という名前から、完全に使い放題のような印象を受けますが、実はギガ放題でも通信速度が制限されるケースがあります。

ギガ放題の速度制限の条件と内容
条件	3日で10GBを超える
期間	翌日18時～翌々日2時
速度制限	概ね１Mbps

なぜ18時～2時までかというと、その時間帯がもっともインターネット利用者の多い混雑時間だからです。

速度制限時は「概ね１Mbps」と公式発表されていますが、実際は4~7Mbps程度は出ています。

1Mbpsあれば標準画質の動画を不自由なく視聴でき、オンラインゲームもプレーが可能なので制限としては緩いものです。

3日間で10GBのデータ量とはどの程度の使用なのかというと、

標準画質の動画なら47時間
1日あたりでは15時間以上

も動画を視聴しないと使い切れない量です。

10GBで動画視聴が可能な時間
超高画質	7時間
高画質(HD)	13時間
標準画質(SD)	47時間
低画質	83時間

動画以外の

通常のホームページ閲覧
メールやSNS

などで使用する分には使い過ぎを気にする必要ありません。

オンラインゲームはデータ容量を大量に消費しているイメージがありますが、実はそれほどでもありません。

ゲームの種類にもよりますが、通信量が多いもので1日5時間オンラインゲームをしてやっと1GBになるぐらいです。

オンラインゲームのプレイスタイルと1時間当たりのデータ通信量
ソロプレイ	1～20MB
マルチプレイ	20~200MB

もし10GBを超えてしまっても、翌日18時~翌々日2時までのたった8時間だけの制限なので、一日我慢すればもとに戻ります。

1Mbpsの制限が遅いと感じるシーンは、

アプリのダウンロードや更新
写真が多いサイトの閲覧

など、通信データ容量が大きい場合に若干もたつきを感じる程度でしょう。

また動画を再生しながらネットサーフィンをするなど、複数のサービスを同時に行うと1Mbpsでは遅く感じるかもしれません。

1.2 7GBプランの速度制限

WiMAXには「ギガ放題」より月の料金が700円ほど安い「月間7GBプラン」もあります。

このプランでは月のデータ通信量が7GBを超えると、月末まで128Kbpsに速度制限がかかります。

この速度は、ギガ放題の制限速度である1Mbpsの約10分の1の速度なので相当遅いものです。

128Kbpsだと動画などのサービスはほとんど使い物にならず、不自由なく使えるものはテキストのみのメールやLINEぐらいです。

画像がほとんどないホームページの閲覧であれば表示は可能ですが、それでも表示されるまでにかなりの時間がかかります。

WiMAX以外にも別にインターネットの通信手段がある方は別ですが、WiMAXのみの方は1カ月で7GBではデータ量が不足する方がほとんどでしょう。

先ほど10GBで視聴できる動画の時間を載せましたが、高画質動画を毎日1時間程度見続ければ、1週間ほどで7GBを超えてしまうからです。

スマホは月間のデータ容量を超えて制限がかかってしまった場合に、データ量を追加で購入することができます。

しかしWiMAXではデータの追加購入ができないので、速度制限がかかったら翌月に制限が解除されるまで待つしかありません。

1.3ハイスピードプラスエリアの速度制限

WiMAXには、auスマホと同じ4G LTEが使える「ハイスピードプラスエリアモード」があります。

これは、通常月に1,005円かかるオプションですが、3年契約にすると無料で使えます。

au 4G LTEは800MHzの低周波数帯の電波で、壁などの遮蔽物を透過しやすい性質を持っています。

au 4G LTEはWiMAXよりも通信可能なエリアが広いので、WiMAXの電波の届かない場所でも電波が届く可能性があります。

ハイスピードプラスエリアモードの設定は、WiMAXの各端末でON-OFFの切り替えができます。

3年プランの方はオプション代が無料なので、常時にハイスピードエリアモードをONにしていれば快適ないのではと思うかもしれません。

しかし、ハイスピードプラスエリアモードには月間7GBまでの使用制限があり、この制限を超えた場合は月末まで128Kbpsに速度制限されます。

また、制限がかかった場合はau 4G LTEだけでなく、通常のWiMAX2+も月末まで128Kbpsに制限されてしまいます。

ハイスピードプラスエリアモードで月間7GBを超えた場合
au 4G LTE⇒128Kbpsに月末まで速度制限 WiMAX2+⇒128Kbpsに月末まで速度制限

ハイスピードプラスエリアモードでau 4G LTEの電波を使うのは、WiMAXの電波が入らない場合の緊急時のみにしましょう。

2年契約でオプション料金が無料でない方は、1度でもこのモードをONにすると1か月分の料金が請求されるので気を付けて下さいね。

②こんな使い方をする人は要注意

WiMAXのギガ放題プランは月間のデータ量は使い放題ですが、3日で10GBの制限を超えるような使い方をしないようにしましょう。

2.1超高画質での動画視聴

インターネット上の動画を視聴する際に、スマホやタブレットなどの小さい画面であれば低い画質でも十分です。

しかし、画面の大きいパソコンやテレビで動画を視聴する場合、画質が低いと視聴しずらいので超高画質で視聴する方もいるでしょう。

超高画質での動画再生でも、1日2時間以内ならば3日で10GBの制限を超えることはありません。

1日2時間以上高画質で視聴する場合は制限がかかってしまう確率が高まります。

2.2オンラインゲームはダウンロードに注意

オンラインゲームをすること自体はデータ量の消費が多くないので、1日10時間プレイしても3日で10GBを超えるケースはほとんどありません。

しかし家庭用ゲーム機のソフトをダウンロードする場合は、大量のデータ通信量が発生します。

たとえば、PS4のゲームソフトをダウンロードで手に入れる際は、多いと30～40GBほどの通信量を使うことがあります。

一回のダウンロードだけで10GBを超えて翌日に制限がかかってしまうのです。

ゲーム機本体のアップデートにも1回で10GB以上かかる場合が多いため、ゲーム機をよく使う場合は固定のネット回線がおすすめです。

③3日10GBの制限が嫌な人はネクストモバイル

WiMAXの3日で10GBの制限が嫌な人はネクストモバイルがおすすめです。

ネクストモバイルもWiMAXと同じようにモバイルルーターを使ったネット通信サービスです。

ネクストモバイルは、月間の利用料を「20GB/30GB/50GB」のいずれかから自分で選びます。

ネクストモバイルは一日の使用量に制限はありませんが、プランごとのデータ通信量を超えてしまった場合に、月末まで128Kbpsに速度制限されます。

1カ月当たりのデータ通信量が多い方⇒WiMAXのギガ放題
短期間で集中的に大容量の通信する必要のある方⇒ネクストモバイル

以上のように使い方で選ぶと良いでしょう。

また、ネクストモバイルで使っている電波はソフトバンクスマホと同じ「4G/4G LTE」です。

これはWiMAXのハイスピードプラスエリアモード時のau LTEとほぼ同じ性質の電波なので、建物内などでも繋がりやすいという点からもおすすめです。

ネクストモバイルのプランと月額料金
20GB	0カ月目：2,760円の日割り 1~24カ月目：2,760円 25カ月目以降：3,695円
30GB	0カ月目：3,490円の日割り 1~24カ月目：3,490円 25カ月目以降：3,695円
50GB	0カ月目：3,490円の日割り 1~12カ月目：3,490円 13~24カ月目：4,880円 25カ月目以降：5,815円