WiMAXを契約する時は自分で使用したい機種を選ぶことが出来ます。
スマホほどではないにしろ、どの機種を選んだらよいか考えてしまう方もいるでしょう。
そこで今回は最新機種のW06のスペックを徹底的に調べました、WiMAXでどの機種にしようか迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
この記事の目次
①WiMAX最新機種W06のスペック全まとめ
W06のスペック(機能)を重要な点から順番に紹介していきます。
1.1通信速度
2019年最新モデルの「W06」は、現時点でWiMAXの端末の中で無線も有線も一番速く通信できる機種です。
WiMAXで使える通信回線には、ハイスピードモードの「WiMAX2+」とハイスピードプラスエリアモードの「au 4G LTEとWiMAX2+の組み合わせ」がありますが、それぞれ最大の通信速度が違います。
W06モード別の最大通信速度 | |
ハイスピードモード | 下り最大:558Mbps
上り最大:30Mbps |
ハイスピードプラスエリアモード | 下り最大:1.2Gbps
上り最大:75Mbps |
W06は「ハイスピードプラスエリアモード」で、WiMAX史上で初めて下りの最高速度がギガビットを超えた機種です。
ギガビットでの通信を可能にするためには「USB3.0のケーブル」を使った有線接続が必要で、その場合はパソコン側もUSB3.0に対応した機種でないといけません。
WiMAXはWi-Fiで使う事の方が多いのでWi-Fi接続時の通信速度がより重要ですが、W06は下りの速度がこれまでの機種で一番高速の「867Mbps」となっています。
1.2バッテリーの持ち
次にバッテリーについて見てみましょう。
W06のバッテリー容量 | |
電池容量 | 3,000mAh |
ハイスピードモード | ハイパフォーマンス:約7時間10分
スマート:約9時間 バッテリーセーブ:約11時間40分 |
ハイスピードプラスエリアモード | ハイパフォーマンス:約5時間
ノーマル:約6時間40分 バッテリーセーブ:約10時間 |
W06のバッテリーの容量は3,000mAhで、同じファーウェイ製の旧機種であるW05よりもバッテリーの持ちが良くなっています。
ただ、NEC製と比較すると若干持ちが悪いので、バッテリーの持ちを順位付けするとこのようになります。
WX05>WX04>WX03>W06>W05>W04
ファーウェイ製(W〇○シリーズ)の中ではW06は一番バッテリーが持ちますが、NEC製(WX〇○シリーズ)と比較すると少し劣ります。
1.3同時接続可能端末の数
W06は、同時に16台までの端末(スマホ、タブレット、PC、ゲーム機等)をネットに接続することができます。
W06は、今までの機種と比較して接続可能台数が最大になっています。
1.4端末の重量
W06の端末の重さは約125gで、過去に販売された機種の平均と同じぐらいです。
【機種別の端末重量】
- W06:約125g
- WX05:約128g
- W05:約131g
- WX04:約128g
- W04:約140g
- WX03:約110g
- W03:約127g
WiMAX端末はカバンやポケットなどに入れて持ち運ぶ機会が多いので、少しでも軽いのはありがたいことです。
1.5高性能ハイモードアンテナ搭載
W06には高性能ハイモードアンテナが搭載され、WiMAX2+の電波をキャッチしやすくなっています。
そのため、従来の機種では電波が入り辛かった場所でも繋がる可能性が上がっています。
1.6TXビームフォーミング機能
TXビームフォーミングとは、接続中のスマホなどを検知し集中的に電波を送信する事でWi-Fiを繋がりやすくする機能です。
これにより通信速度の向上と安定が期待でき、広い家の中でも全体をカバーしやすくなります。
1.7通信モード自動切替機能
WiMAXで使用できる2つのモードについてもう少し詳しく説明すると、ハイスピードモードとはWiMAX独自の「WiMAX+2」を使った通常モードで、ハイスピードプラスエリアモードとはauスマホと同じau 4G LTEが使える緊急用のモードです。
ハイスピードプラスエリアモードを使う際には2つの注意点があります。
注意点の1つ目は、契約プランによってはこのモードを使うためにオプション代が別途1,000円かかる事です。
もう1つの注意点は、ハイスピードプラスエリアモードで月の通信量が7GBを超えると通信速度が月末まで128Kbpsに制限されてしまう事です。
WiMAX+2で通信している限り、ギガ放題プランには月のデータ使用量に制限はありませんが、au 4G LTEのハイスピードプラスエリアモードは月に7GBまでに制限があるという事です。
au 4G LTEで7GBを超えてしまった後に、WiMAX+2に変えても制限速度がかかったままとなり、その月が変わるまで128Kbpsの通信制限は解けません。
W06には通信モードを自動で切替える機能があるため、ハイスピードプラスエリアモードで7GBを超える前にハイスピードモードになるので、ギガ放題で速度制限がかかる心配がなくなるのです。
②「W06」のメリット
W06には従来の機種より優れている点がたくさんあるので、その機種と比較しメリットを紹介します。
2.1メリット⑴通信速度が一番速い
W06の最大のメリットと言ってもいいのが「通信速度」の速さです。
WiMAX端末の通信速度比較表 |
|
W06 | 下り最大:1.2Gbps
上り最大:75Mbps |
WX05 | 下り最大:440Gbps
上り最大:30Mbps |
W05 | 下り最大:758Gbps
上り最大:112.5Mbps |
WX04 | 下り最大:440Gbps
上り最大:30Mbps |
W04 | 下り最大:758Gbps
上り最大:37.5Mbps |
WX03 | 下り最大440Gbps
上り最大30Mbps |
W03 | 下り最大370Gbps
上り最大25Mbps |
上りの通信速度だけを比較するとW05が一番速い機種ですが、インターネットは下りの速度が一番重要なので、下り速度が最速のW06の方が通信速度では満足度が高いでしょう。
2.2メリット⑵繋がりやすくなる技術
W06とWX05には、従来よりもWiMAX基地局からの電波をキャッチしやすくなる技術が搭載されています。
- W06:高性能ハイモードアンテナ
- WX05:WiMAXハイパワー
その他の機種には基地局からの電波を安定して受信できる機能がないので、WiMAXでより快適にインターネットがしたい方は「W06かWX05」を選択するとよいでしょう。
2.3メリット(3)通信モード自動切替機能が便利
通信モードの自動切替えは、従来の機種には無かった機能です。
ハイスピードプラスエリアモードを使いすぎて速度制限が128Kbpsに下げられてしまうと、WiMAXにはデータ量の追加購入ができませんので、その月が終わるまではインターネットのほとんどのサービスが利用できなくなってしまいます。
通信モード自動切替機能があれば、このようなミスを防ぐことができます。
2.4メリット(4)スタイリッシュなフォルム
W06は角が丸くなりスタイリッシュな見た目になっています。
重さもここ数年発売された機種の中では最も軽く、持ち運びやすさも増しています。
③「W06」のデメリット
ここまで、W06の良い点を紹介してきましたが、いくつか気になる点もあるのでデメリットを紹介します。
3.1デメリット⑴クレードルがない
WiMAXにはクレードルと呼ばれる別売りの付属品があり、充電台・内蔵アンテナ・有線接続としての機能があります。
【クレードルの各機能】
- 充電台:自宅で端末を置く場所が決まり紛失の可能性が下がる
- 内蔵アンテナ:クレードル内の内蔵アンテナで通信品質がアップする
- 有線接続:USBケーブルを使用した有線接続で安定して通信が可能になる
※これらの機能は、全ての機種のクレードルにあるわけではありません。
W06ではクレードルの販売をしていないので、どうしても有線接続したい場合はType-C有線LAN変換アダプターを市販で購入する必要があります。
3.2デメリット(2)USBケーブルが付属されていない
いままでのWiMAXの機種には必ずUSBケーブルが同梱されていましたが、W06では付いていないため契約者が自分で用意しなければ充電もできません。
過去に他のWiMAX端末を使っていた方はそれで代用が出来ますが、ほとんどの機種に付属されているUSBケーブルは「USB2.0」なので有線接続時にW06のギガビット通信は体感できません。
④「W06」を使っている人の評判・口コミを見てみよう!
すでに利用している方の口コミは大変参考になるので、いくつか紹介します。
4.1 良い口コミ・評判
スペック通り、W06の通信速度についての評判は高いようです。
#w06 大阪市内で84,54Mbps お昼時12時30分の速度。全く問題なし!
Check out my @Speedtest result! How fast is your internet? https://t.co/BVp7rwBjwJ #speedtest— モンド☔ネコ二匹の下僕 (@mana_4791) February 4, 2019
#UQ #WiMAX のSPEED WI-FI NEXT W06、コンパクトだけどL02と遜色ない速度と十分な感度が得られた。やはり #Huawei 製品は優秀だ。クレードルが無いので置きかたにちょっと困るけど。
— naruto (@naruto_jp) January 30, 2019
4.2 悪い口コミ・評判
WiMAXのW06ルーターのバッテリーの持ちが異常に悪いなあ(-ω-;)
3時間程度の使用で20%位しか、
バッテリーが残っておらず、職場で充電したのに家につく頃には
lowbatteryの文字が(-ω-;)初期故障かなあ(・・;)
— 帝都鉄道(トウキョウHD99) (@hokutoseigou) February 12, 2019
W06はNEC製のWXシリーズに比べるとバッテリーの持ちは良くありませんが、異常に早く充電が切れるのは機種の個体に問題があるのかもしれません。
他に同じような口コミは無かったので、このケースは初期不良が考えられます。
HUAWEIさんとこのWiMAX 2+端末であるところのW06さんが届いた。今のところ順調なんだけど、ルータにぶら下がってる端末がスリープすると容赦なくWi-Fiが切断される持病を抱えてるらしいので使い勝手に問題が生じるかも。
— 黒田 基 (Motoru KURODA) (@hibikinofd) February 11, 2019
今日wimaxのw06解約する!
動画とか観てても気づいたら接続切れてて携帯のギガ使っちゃってるし、
iPhoneがスリープになると接続切れてるし、
外では接続すらできなかったり、
再起動するとしばらく安定するけど、結局だめ。とにかく落ちつかない。めっちゃ悩んでwimaxにしたのに残念すぎる
— まりにゃんちゃま (@WcfZbnOXRQSWJbO) February 10, 2019
W06はiPhoneとの相性が悪いのか「iPhoneがスリープ状態になるとWi-Fiが切れてしまう」という口コミが多くあがっていました。
バージョンアップで症状改善するのを待つしかないでしょう。
⑤あなたにおすすめのWiMAX機種はこれだ
W06とその他の機種を比べて紹介したところで、各ユーザーが重視視する機能に合わせたおすすめ機種を具体的に発表します。
5.1 通信速度を重視する方にはW06機種がおすすめ
通信速度を重視したい方には、WiMAXの中で一番速いW06がお勧めです。
USB3.0ケーブルで有線接続をすれば、WiMAXで初のギガ超え1.2Gbpsでの通信ができ、Wi-Fi無線通信でも今までで最高の867Mbpsとなっているからです。
ただこれはスペック上の理論値なので実際はそこまでの速度は出ませんが、それでも過去に販売された機種にはない「高性能ハイモードアンテナ搭載」や「TXビームフォーミング機能」もあるので、かなり期待はできます。
5.2 NEC製が良い方はWX05の機種がおすすめ
WiMAXの機種で「WX」から始まるシリーズはすべてNEC製で、「W」で始まるシリーズはファーウェイ製です。
ファーウェイと言えば、2018年に「政府がファーウェイ製品を分解したところ、ハードウェアに余計なものが見つかった」という報道がされ、「余計なものはスパイウェアに似た挙動をする」とも報告されました。
ファーウェイはその報道を否定しているので本当のところは定かではありませんが、不安な方はNEC製で最新機種の「WX05」をおすすめします。
5.3 バッテリーの持ちを重視したい方はWX05の機種がおすすめ
W06のバッテリーの持ちは、WX05にはかないません。
通常モードで起動時で、約2.5時間もWX05のほうが電池の持ちが良いからです。
- WX05⇒約11.5時間
- W06⇒約9時間
⑥W06を契約するならどの窓口で申し込むのがベスト?
W06を契約するならGMOとくとくBB WiMAXがお勧めです。
その理由を次項で解説します。
6.1 総支払額が最も安いプロバイダは?
GMOとくとくBBのWiMAXは、他のプロバイダと3年間の総支払額を比較した場合に、最も安くWiMAXが利用できるプロバイダです。
なぜなら、GMOとくとくBB WiMAXでW06を新規で申し込むと31,000円のキャッシュバックが貰えるからです。(2019年2月時点)
総支払額をUQ WiMAX、Broad WiMAXと比べてみると以下の表のようになります。
WiMAXの料金比較表 | |
GMOとくとくBB WiMAX | 3年間の総支払額:125,423円
1カ月当たりの平均支払額:3,390円 |
UQ WiMAX | 3年間の総支払額:155,060円
1カ月当たりの平均支払額:4,191円 |
Broad WiMAX | 3年間の総支払額:136,187円
1カ月当たりの平均支払額:3,681円 |
WiMAXのサービス提供元はUQコミュニケーションズで、各プロバイダは窓口に他ならず、通信速度や通信可能エリアはUQコミュニケーションズに準じるため、一番安く利用できるプロバイダで契約するのが賢い方法なのです。
料金を比較する際に重要なことは3年間のトータルでの費用です、GMOとくとくBBはWiMAX業界で最安値のためおすすめです。
6.2 auスマートバリューmineが使えるプロバイダは?
ネット回線をスマホを同系列の会社にまとめると、料金の割引きが受けられるのは有名な話ですが、WiMAXでもauスマホとセットにする事で割引きが受けられるんです。
auスマホとWiMAXのセット割引きは「auスマートバリューmine」といい、auスマホの月額料金に対して最大1,000円割引かれます。
しかし、DTI WiMAXやカシモWiMAXなど、auスマートバリューmineに対応していないWiMAXプロバイダもいくつかあるので、契約時はこういった点もしっかり確認しないといけません。
また、スマートバリューmine適用時は基本料金が上がるプロバイダもあるので注意が必要です。
GMOとくとくBB WiMAXは、auスマートバリューmineの割引きを受けても、WiMAXの基本料金が上がらずセット割引が受けられるので、その点からもおすすめのプロバイダです。
これらの理由からW06を契約するなら、GMOとくとくBB WiMAXで申し込むのがベストです。
GMOとくとくBBのWiMAXの申し込み方法とキャンペーンの詳しい情報は、以下のサイトで確認してくださいね。
GMOとくとくBBのWiMAXについては以下の記事も参考にしてくださいね。