東京電力の評判ってそんなに悪いの?評判と解約までの流れを解説してみた!

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東京電力」と聞いて、あなたはどんなイメージを持つでしょうか?

なんだかあんまり良い噂を聞かないなぁ・・・」と思うのではないでしょうか。

福島第一原発での出来事を発端に東京電力の評判が悪いのは周知の事実です。

あなたも多かれ少なかれ良くないイメージを感じていますよね。

でも具体的に何がどんな風に悪いのか、ご存知ですか?

「とりあえず東京電力を解約しよう!」これが一番危険です。

もしかすると損してしまうかもしれません。

まずは一旦落ち着いて、自分が契約している東京電力について改めて知りましょう

解約はその後でも遅くありません!

この記事を読みで「やっぱり解約したい」という方もご安心ください。

記事の最後にはきちんと東京電力の解約方法もまとめています。

引越しする場合と、新電力に乗り換える場合で詳しく説明します。

東京電力とはどんな会社?

東京電力の正式名称は「東京電力ホールディングス株式会社」と言います。

略して「東電」と呼ばれたり、英語訳の「Tokyo Electric Power Company Holdings, Incorporated」の頭文字をとって「TEPCO(テプコ)」と呼ばれたりすることもあります。

聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか?

それでは東京電力のもっと詳しい内容をご覧ください。

会社の概要

東京電力の本社は東京都千代田区に置かれています。

主な事業は「電力供給」で、一般家庭や企業に電力を供給しています。

電力の供給エリア

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 千葉県
  • 埼玉県
  • 群馬県
  • 栃木県

の関東エリア1都5県と

  • 山梨県
  • 静岡県(一部エリア)

の2県です。

現在、東京電力の国内シェア率は28.8%となっていて、とても多くの方が契約をしています。

こんなにも東京電力のシェア率の高い理由は、2016年の電力自由化前から契約している方が多いからです。

電力自由化前は東京電力しか選ぶことができなかったので、当たり前と言えば当たり前の結果です。

東京電力は企業ですが、以前はほとんど役所のような状態だったのです。

しかし、2016年の電力自由化により、多くの世帯が東京電力から新電力に乗り換えるようになりました。

これによって、東京電力はそれまでの独占状態から打って変わり、シェア率を毎年落とすようになりました。

2011年の東日本大震災時に起きた「福島第一原子力発電所事故」もシェア率低下の大きな原因です。

これにより東京電力は4つの原子力発電所を廃炉、運転停止としています。

2008年から2017年までの10年分の販売電力量の推移を見ていきましょう。

販売電力量

(億kWh)

前年比
2008年 2,890 97%
2009年 2,802 96%
2010年 2,934 104%
2011年 2,682 91%
2012年 2,690 100%
2013年 2,667 99%
2014年 2,570 96%
2015年 2,471 96%
2016年 2,415 97%
2017年 2,331 96%

このように毎年販売電力量を落としている結果となります。

2008年と2017年の販売電力量を比べると80%となっていて、この10年で大きく状況が変化しています。

 

会社の概要についてまとめ

  • 東京電力の国内シェア率は28.8%。
  • 東京電力は4つの原子力発電所を廃炉、運転停止している。

電気料金について

一般的家庭で東京電力を契約する場合は「従量電灯B」というプランになります。

従量電灯Bは10A〜60Aまでのアンペア容量を利用することができます。

1人暮らしから5人の大家族まで幅広い世帯に対応しています。

読者の方の多くも、この従量電灯Bを契約していると思います。

自分の契約が分からない場合は毎月の検針票を確認すれば分かります。

従量電灯Bの料金システムは「基本料金+従量料金(電力量料金+再生可能エネルギー促進割賦料金)」です。

次の表は世帯別の年間と月間の平均的な電気代金です。
(月間の金額は季節により変動します。)

あなたはこの金額よりも安いですか?高いですか?

1人暮らし
30A/239.7kWh
2人世帯
30A/367.3kWh
3人世帯
40A/431.8kWh
4人世帯
50A/444.3kWh
電気代金(年間) 75,564円 118,622円 145,227円 153,099円
電気代金(月間) 6,297円 9,885円 12,102円 12,758円

この金額よりも高い場合は、新電力に切り替えるとお得になる可能性が高いです。

 

電気料金についてまとめ

  • 一般的家庭で契約する従量電灯Bの料金システムは「基本料金+従量料金(電力量料金+再生可能エネルギー促進割賦料金)」である。

東京電力の評判について

それでは具体的な東京電力の評判を見ていきましょう。

これまで説明してきた通り、東京電力の評判は良いとは言えない状態です。

それでは具体的に何が悪いのかを徹底解説していきます。

何が悪いのか事前に理解しておくと、東京電力とやりとりする場合に心の準備ができます。

会社の評判

まずは会社の評判から説明していきます。

東京電力の企業としての評判は良くありません

と言うのも東日本大震災の際に起きた「福島第一原子力発電所事故」で数々の隠蔽や不誠実な対応が理由となっています。

「原発は安全です!」という東京電力の言葉が嘘であったことが問題です。

放射性物質を何重にも重ねた防護システムで完全に安全を確保するということを、それまでの東京電力は謳っていました。

しかし、東日本大震災では、すべての防護システムが地震によって破壊されました。

その結果、大量の放射性物質が拡散し、広範囲に渡り放射能汚染被害を出しました。

これにより、多数の避難難民を出すことなりました。

これに対して東京電力は「東日本大震災は想定外のものだった」と国民に話をしました。

「想定外だから仕方ない」という言い分に全国民が怒りを露わにした出来事です。

「絶対大丈夫」と約束していながら、事故が起きたら「想定外だった」では納得できる人がいるはずもありません。

その後も他の原子力発電所を停止するまでに時間が掛かったり、被爆地域である福島県民への不誠実極まりない対応を日本全国から叩かれるようになりました。

そのような経緯があるので、2016年の電力自由化では一気に国民の「東京電力離れ」が始まりました。

まだまだ東京電力の契約者は多いですが、新電力への切り替えはかなりのスピードで進んでいます。

 

会社の評判についてまとめ

  • 数々の隠蔽や不誠実な対応など、企業としての評判は良くない。

顧客対応の評判

「東京電力の従業員は、顧客に対してどんな対応をしてくれるのか?」

これが契約している方が一番気になる部分ではないでしょうか?

毎日使う電気なので、きちんとした対応をしてもらえるかどうかは非常に気になる部分です。

結論から言うと、顧客対応についてもあまり良いとは言えません

一般的に顧客の皆さんは何かあったら、東京電力のカスタマーセンターに問い合わせます。

カスタマーセンターのオペレーターと話を進めていくようになりますが、このオペレーターの対応が良くないことは有名です。

機械的な応対、東京電力に非があった場合の謝罪態度などは基本で、折り返し電話の約束をしても掛かってこないなど不誠実な対応が多いようです。

基本的に「言った言わない」の水掛け論になってしまうので、こういった場合は録音をしたりするのが良いでしょう。

やはり、もともと日本の電力供給を独占していただけあり、顧客対応については最悪なようです。

現在は独占状態で無くなっていますが、会社そのものの体質を変えるにはまだまだ時間がかかるのではないでしょうか?

もちろん、きちんとした応対をしてくださるオペレーターもいるとは思います。

しかし、変に期待せず「不誠実な対応をされるんだろうな」と心構えをしておかなければなりません。

 

顧客対応の評判についてまとめ

  • カスタマーセンターのオペレーターの対応が良くないことは有名。

ネット上の口コミ

ネット上でのリアルな口コミを見ていきましょう。

実際に東京電力とのやりとりで不誠実な対応を受けた方を中心に紹介します。

他にも多い口コミですが、カスタマーセンターは電話が繋がりにくいそうです。

人手不足でしょうか。

やっと繋がっても不誠実な対応をされるのであれば、イライラは倍増してしまいます。

しっかり申し込みをしているのに「場所が分からないからできない」というのは酷い話です。

まるで子供のような理屈で国内シェア率28.8%の企業とは思えません。

予告なく自宅前の道を通行止めにされてしまったようです。

電気工事などで交通規制をする場合は通常事前に告知をしますが、この型の場合はなかったようです。

そして指摘に対して別の従業員のせいにする発言をしたようです。

これも一社会人の対応とは思えません。

料金に関わるミスはやめてほしいものです。

30Aと40Aでは基本料金が変わるので、余計に多くの料金を支払うことになってしまいます。

こういったトラブルでカスタマーセンターに電話をすると思うので、電話が繋がりづらい状態はなんとかしてほしいものです。

 

ネット上の口コミについてまとめ

  • 電話が繋がりにくく、不誠実な対応をされた。
  • 工事で事前連絡なしで家の前を通行止めにされたことがある。
  • 料金のミスがあった。

東京電力のメリット・デメリット

東京電力を契約し続ける場合のメリットとデメリットを紹介いたします。

悪い評判が多い東京電力ですが、何年も日本の電力供給をしてきたのも事実です。

どうしても悪い評判ばかりに目がいってしまいがちですが、メリットとデメリット両方を把握して今後の契約について考えましょう。

メリット

まずは東京電力を契約するメリットを紹介します。

実績が豊富

東京電力の設立は1951年。

今から半世紀以上前から日本の家庭に電力を供給しています。

それに対して新電力会社はどれも2016年の電力自由化から事業をスタートしているので、電力供給の経験や実績が東京電力に比べると大幅に劣ります。

今の所は新電力会社での大きなトラブルはありませんが、この先はわかりません。

そう言う意味では東京電力の方が問題解決のノウハウは多いと言えます。

名前が有名

東京電力は日本人なら誰でも知っている企業です。

引越しなどで電気を契約する際にも有名なので契約しやすいのではないでしょうか?

引越し時は色々とやることが多いので、とりあえず詳しく調べなくても契約できる東京電力は便利です。

契約している人も多いので、電気料金などについても話し合える人が周りに多いのも魅力の一つです。

 

東京電力のメリットまとめ

  • 電力供給の経験や実績が豊富である。
  • 名前が有名なので契約しやすい。

デメリット

改めて東京電力のデメリットを紹介していきます。

カスタマーセンターの電話が繋がらない

カスタマーセンターに電話する時は何かイレギュラーなことが起きて、焦っている時が多いです。

そんな時に電話が繋がらないのは困ります。

繋がっても質の高い対応は期待できないので、連絡すること自体を面倒に感じてしまいます。

顧客対応について期待ができないのが残念です。

火力発電がメインでコストが高い

福島第一原子力発電所事故以降、東京電力では原子力発電所を停止しました。

それにより火力発電が主流となりました。

火力発電には大量の化石燃料が必要になります。

化石燃料は地球上に限りがある物質なので、火力発電を永遠に使い続けることはできません。

また東京電力は化石燃料を100%海外から輸入をしています。

それによって輸入コストも高くなり、そのコストは契約者の電気代に上乗せされています。

契約者としては月々の料金はなるべく下げたいものなので、この点をデメリットとして挙げました。

 

東京電力のデメリットまとめ

  • カスタマーセンターの電話が繋がりにくい。
  • 顧客対応は期待できない。
  • 火力発電がメインのため、コストが高い。

東京電力を解約する!

いよいよ東京電力の解約の仕方を説明します。

  • 東京電力から新電力に乗り換える場合
  • 引越しで東京電力を解約する場合

の2パターンを説明していきます。

どちらも誰でも簡単に手続きできるので安心です。

スムーズに手続きが進められるように、ステップと必要な情報も紹介します。

新電力に切り替える場合

東京電力から新電力に切り替える場合は、東京電力へ連絡する必要がありません

これまでの東京電力の評判から誰もが「できれば東京電力に連絡したくないなぁ」と感じたはず。

なので、連絡しなくて良いのは消費者にとってとても嬉しいことです。

連絡する必要がないのは新電力会社が東京電力の解約手続きをしてくれるからです。

新電力会社だけと連絡を取れば新電力に切り替えることができるのは手間が省けます。

それでは新電力に乗り換えるまでのステップを紹介します。

STEP1 東京電力の検針票を用意

東京電力から毎月渡される検針票を用意しましょう。

検針票は契約情報を確認するために利用するので、最新の検針票でなくても構いません。

検針票の

  • 左上に記載のある「地点番号」
  • 下段中央にある「お客様番号」
  • 中段中央にある「契約種別」

が必要な情報です。

STEP2で新電力のシュミレーションをする際にはこの情報と併せて「電力使用量」も必要になるので、確認しておきましょう。

STEP2 新電力会社を決める(シュミレーション)

新電力の会社は数多く存在します。

自分の電気の使い方に一番合った電力会社を選びましょう。

ほとんどの新電力会社はウェブサイトが充実していて、現在の東京電力での契約情報や使用電力量を入力すると料金のシュミレーションができます。

色々な会社でシュミレーションをすれば、どの会社で契約すれば良いのかがわかります。

STEP3 新電力会社に申し込む

新電力会社の多くはウェブサイトから申し込み手続きができます。

ウェブサイトから申し込むと新電力会社から電力切り替え日の連絡が来ます。

とても簡単です。

もし自宅の電力メーターがスマートメーターでない場合はスマートメーターの取り付け工事が必要になります。

工事日程を工事業者と決めて、立会い工事となります。スマートメーターの工事費用は無料となっています。

STEP4 新電力に切り替わる

新電力会社から指定された電力切替え日になると、自動で新電力に切り替わります。

新電力会社の作業員が来ることもなく切り替えができるのでとても便利です。

これで東京電力を解約し、新電力会社への切り替えが完了しました。

検針票だけ準備しておけば全てがスムーズに進むので、東京電力の検針票は捨てずに取っておきましょう

 

新電力に切り替える場合まとめ

  • 東京電力の検針票を用意する。
  • 料金のシュミレーションをして新電力会社を決める。
  • 新電力会社にウェブサイトから申し込む。
  • 自動で新電力に切り替わる。
  • 新電力会社が東京電力の解約手続きをしてくれるので、東京電力へ連絡する必要はない。

引越しをする場合

引越しする場合は東京電力に連絡する必要があります。

そう聞くと「電話したくない・・・」と思いますよね?

でもご安心ください。

電話以外にも連絡方法があります。

2つの連絡方法があるので、詳しく紹介します。

どちらの連絡方法でも検針票に記載のある情報が必要になるので、検針票は準備しておきましょう。

1 ウェブサイト

ウェブサイトからの引越し手続きが一番おすすめです。

電話対応に悪評がある東京電力ですが、ウェブサイトなら声を交わさずに手続きが完了できます。

専用URLにアクセスして申し込むだけなので誰でも簡単にできます。

もちろんスマートフォンからも24時間365日手続きができます。

アクセスから申し込みまでは10分程度でできるので、すぐに申し込みが完了するのもメリットです。

ただし、利用停止の3営業日前までに申し込む必要があります。

営業日は月曜日から金曜日の平日になっています。

利用停止日まで3営業日無い場合は電話をしましょう。

2 電話連絡

電話で解約手続きをする場合はお住いのエリアごとの電話番号に連絡するようになります。

エリア別の電話連絡先は以下のようになります。

フリーダイヤルが利用できない場合は有料通話の番号にかけましょう。

都道府県 フリーダイヤル 有料通話
東京都 0120-995-005 03-6375-9786
神奈川県 0120-99-5771 045-394-2176
千葉県 0120-99-5551 043-370-4586
埼玉県 0120-995-441 048-638-5016
群馬県 0120-99-5221 027-898-3406
栃木県 0120-995-111 028-305-5006
茨城県 0120-995-331 029-387-5056
山梨県 0120-995-881 055-207-7006
静岡県 0120-995-901 055-915-5006

電話の受付時間は以下のように限られています。

受付時間:月曜日から土曜日(祝日除く)の9:00〜17:00

受付時間が限られている上に、常に繋がりづらいので、時間に余裕を持ってウェブサイトから申し込むのが良いでしょう。

 

引越しをする場合まとめ

  • 利用停止の3営業日前までに、ウェブサイトからの引越し手続きを行う。
  • 電話で解約手続きをする場合は、月曜日から土曜日(祝日除く)の9:00〜17:00の間に、お住いのエリアごとの電話番号に連絡する。

まとめ

東京電力から新電力への切り替えを考えている方は多いと思います。

この記事では東京電力の評判や東京電力を契約し続けることのメリットとデメリットを紹介しました。

東京電力の解約はとても簡単なので、「切り替えを考えているけど手続きが面倒・・・」という方も安心です。

ウェブサイトから10分で手続きができます。

手続きを面倒に思って解約しないと、高い金額を払い続けることになりかねません

なるべく早めの行動をするようにしましょう。

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